内観するときのコツってあります。
『良いことをしているはずと思っているのに、上手くいってない』
『やっちゃいけないとわかっているのに、またやってしまった』
というケース。
考え方に偏りがありますから、見つけましょう。
その事情は、
①起こった事実を、
②過った解釈(信実)で思い込み、
③真実を捉え損ねている
からなのです。
事実。
頭ではわかっていたはずなのに、、、と、
これは意識できます。
ただ内面では、
自分を軽蔑し、
受け容れがたいなぁと思い、
早めに処理してしまおうと心理作用が働いています。
②信実。
大人のふりをしているエゴは、大きな勘違いをしています。
頭でさえわかっていれば、大丈夫なはず。
事実は掴んだはずだから、
だから食い止められると信じています。
③真実。
ほんとうは、あまりよくわかってない。
事情を詳細に掴んで腑に落ちてない。
よく向き合っていないので、
まだまだやりたい気持ちがたくさん残っていて、
我想(エゴイズム)の願いのほうを叶えたくて動いていた。
新しいことのほうが抵抗感がある。同じほうが簡単。
やりたい気持ちが優って、実行に及んでいた経緯がじつはある。
こんな風に3ステップに当てはめると、
人間の意識は、巧妙に真実を隠す動きをするのがわかります。
人間を乗りこなすスキルですので使ってください。
だってね、
本当にわかっていたなら、もうやってないですものね。
そのことに気がつかないといけない体験なのです。
いまだ未完の課題は、
慌てず騒がず、
真っ直ぐつながる時間を持ってください。
私が使用している生活実践行法では、
人生は障害物レースだ。意識を乗りこなせ!といってます。
クライアントさんも物は言いようだと、
気持ちを上向きにしてトライいます。
先生もやってるなら、わたしもやってみると、
どこか先輩・後輩みたいな気持ちで、
一緒にスキルを分かち合ってます。
大きな心でなら、
大人のふりをするエゴでも、
とっても幼い状態のエゴでも、
一緒に包みこんで話し合いができます。
それが大きな心の特徴です。