境界線の欠如は、
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確信欲しさと愛情欲しさ。
これを愛情飢餓といいます。
分離不安がそもそも存在し、
さらに、
見捨てられたらどうしようという妄想も重なっているため、
この心理は、
かなりな強いレベルでご本人を縛ります。
どんな状況に立っても、
周りに認められるように計らいます。
親子関係(母子カプセル化)がまずベースにあり、
そこに外部環境が加わっていきますから、
人数が増えるほど、
図らわなければならないことがどんどん付け加わっていきます。
勝手がわからなければなおのこと。
ここで迎合のスタイルを覚えていきます。
たとえそれが偽りの自己であったとしても、
安全を得るためには致し方ないと考えて行動します。
ご本人にとっては、
この迎合スタイルこそが万全対策なのですね。
ただこのとき、
一瞬の目の前の事情に目を向けているに過ぎず、
その先のことまでは余り考えられてはいません。
とにかく今どうするか!?という心理のほうが圧倒的に強く働き、
気に入ってもらうことが最優先になり、
ここが「サバイバー」として生きるようになっていく因子です。
サバイバーにとっては、
相手の意見や感情にすぐ同化し、
その人の好意をまず自分自身に向ける必要があるわけです。
その結果、
自分の確信と居場所を得て安心となります。
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次に行きます。
境界線の欠如によって、
その人は外部環境や、
相手の意見や感情にすぐ同一化してしまいます。
無意識レベルで、
自分のほうから手を伸ばし、
一緒くたになることを選択して、
自分が他者に大切にされている存在かどうか、
確かめに行くのですね。
人が前に立てば、
無意識的に人を求めて、
甘えられるかどうかで判断してしまう根源的な渇望です。
まさかと思う人はよく思い出してください。
上なる立場のものや力のあるものに、
すぐ迎合する態度を取っていませんでしたか?
気に入られなくちゃと思って行為に及んでいませんでしたか?
対象者を通して存在価値を図ろうとしたり、
わたしに介入して欲しいと望んでしまうような感じではありませんでしたか?
ひとりでは不安、
誰か側にいて安心させて、
かならず一緒にいてね、
でも、傷つけないでねという心理に心当たりはありませんか?
闇雲に境界線の欠如を起こすのは、
とても危険な行為だと知ってください。
境界線の欠如があると、
自己を保護するやり方に偏りが生じているのに気づかず、
自分をわざわざ傷つける行為をしていきます。
マウントやドメスティックバイオレンスに身を置いてしまします。
気をつけないといけません。
自己愛の欠如から必然的に境界線の欠如が起こります。
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素朴な自己愛の欠如、
これを世代伝搬といいますが、
そうした家庭で育った平成っ子が、
駆け込んでくるのが現代のカウンセリングルームの実態です。
青年期までに、
親から伝えられた内容をただ受け取るのではなく、
いったん壊して、
自分でもう一度つくり上げることで、
個人の主体的倫理観を育てる必要があります。
その体験のなか、
自分との調和、外部との調和が確立していきます。
自分を拠り所として人と関わり、
リスクに直面しても対応していけるようになっていきます。
一応自己愛の欠如については終わります。
いかがだったでしょうか?
乳児期の素朴な自己愛と、
青年期の二回目の自己愛の育成。
二段階構造になっていて、
私たちを一人の人間として成長させてくれます。
どんなコースを辿っていったらよいのか、
先が見えるほうが楽しいですよね。
ぜひトレーニングの参考にしてください。
わからないひとは、
わからないままに終わらせないでください。
アイデンティティー拡散状態のひとは、
講習会やグループ参加だと、
『そのうち頑張ります』の声だけに終わり、
根本的な問題にまで手がかからないことが多いです。
個人の心理発達については、
もう一度積み上げ直しが必要なので、
個別のカウンセリングをお勧めします。
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自分の能力と環境に、
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心理発達論のなかでご紹介した自己愛の欠如は、
乳児期に育成する必要があるもので、
それを『素朴な自己愛』ともいいます。
無条件で「あなたのことを大切に思っているよ」と対応をされることで、
「自分は愛されている大切な存在なんだ!」と確信する内容です。
とっても素朴。
それが心にくっついて、
疑いもなく、
いつでも自分で自分を大切にできるという内容になります。
これがないと、
その人が持っている自己愛は『条件付きの自己愛』というものになります。
乳児期の記憶はおそらくなくても、
幼児期の記憶なら覚えている人も多いもので、
その当時の記憶がほぼ、
何かが出来ているから愛されるというようなものです。
素朴な自己愛の存在はなくとも、
なんとかかんとか出来て褒められている体験があるから、
愛されているのだろうという感覚は残っています。
’条件付き自己愛’の経験がその後も続き、
学童期以降も、
成績、進学、就労、恋愛、結婚とすすみ、
自己確信が曖昧ながらでも50代60代になれます。
この状況をコーピングといいます。
この状況は、
青年期の自己愛の問題、愛着欲求の問題を片づけてないことが多いです。
以下の問題が残っています。
・友人知人のなかで等身大の自分像を掴んでないことが多い
・周りから与えられる『べき』で価値観ができている
・等身大の自分よりも、気に入っている部分で構成している自我理想を自分だと思っている
・ファンタジックな自我理想像を信じて、人や職場となんとか関係を結んでいる
・個人の主体的な倫理観を持っていない
・等身大の自己を試す体験や失望から上昇する体験を一度も経験していない
・問題に直面したとき、自我理想にしがみついて現実の自分を受け入れず抑うつが続く
ざっとこんな感じです。
青年期の自己愛形成は、
周りから与えられている価値観を払拭し、
体験からたとえ気に入らない自分に出会っても、
それを受け止め自己確立の材料とし、
等身大の自分を拠り所としていける愛着形成に変わっていないといけません。
私たちは一人の人間として、
ようやく心理的自立や精神的自立がなされ、
等身大の自分の能力に見合った職業や職場、
人間関係を選んで活用していけるようになります。
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人に依りかからなければ不安であるという状況と、
質問です。
あなたは負けず嫌いですか?
幼少期のころ、
ゲームやトランプ、遊びのなかで、
つねに勝っていないと気に入らないとか、
泣いて悔しがるなどの経験が多くあるほうでしたか?
この負けず嫌いの心の作用のちょっと興味をもって洞察してください。
負けている自分が嫌という心理。
それは、
負けていては大切にされない。という考えから生まれているかもしれません。
勝つような存在だから、
周りから大切にされるんだと考えていたら、
負けることがとても悔しくなります。
死活問題ですから、
泣きたくなるほど嫌かもしれません。
負けたことを馬鹿にされたり、
揚げ足を取られたり、
恥をかかされた記憶がもしもあったなら、
条件付きの自己愛を身につけてしまった可能性があります。
勝ってやっと、
大切にされている確信が取れるとなっていたら、
間違いなく自己愛の欠如です。
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心の底にある「自分を大切に思えない」という思い。
走るつづけて疲弊して倒れ込んでしまわないうちに、
優しい母性の姿を持って、
もう一度自分を包み込めたらいいですね。
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自己を愛せない要因に、
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では、共依存病理の10個の症状の説明に入ります。
明日は対処法を説明します。
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間違った見方を是正する(自己鍛錬) = 自己救済 が先。
それが見本になって、
相手の心情の変化に役立つという流れです。
自利 → 利他
ところが、
今まで他人を助ける・世話をするほうが、
ずっと大事だと意識してきた人にとって、
利他主義 > 利己主義
自分を優先するのは間違いではないですか?
と、考えるひともいるだろうと思います。
そこで、先に実例を挙げさせていただきました。
そもそも誤ったものの見方をしている人同士が、
ペアを組んでも失敗しやすい。
言い換えるなら、
他人の手助けをしているようで、
それが手助けではなく、
相手の問題行動を増長する手助けをしておいて(共依存)、
あとで、
『相手がいつまでたってもわからない』と文句をいうほうが不衛生。
利他に見せかけた利己主義というものです。
利己と利己のぶつけり合いなので、共倒れになりやすいのです。
改めて申し上げますが、
自利とは、自分の人生の救済になり、かつ他人救済にもなるもの。
利己とは、自分の欲望のための救済、他人の利益は関係ないとなるものです。
二つは似て非なるものです。
事実、
高齢に至るほど静かで穏やかな生活になるどころか、
他方が他方を罵ったり戒める関係や、
両方がぶつかり合ったり、
逆に冷戦状態に陥っていることしばしば。
そこに駆り出され矢面に立たされるのが子どもたちです。
勘所は、
間違ったものの見方をどこかで学習しない限り、
結局、
誰かに依存しなければ、自分達では立てないペアになりやすいのです。
ちょっと横道それまれますが、
ただいま50代、60代の恋愛・婚活が急増し、
トラブルも急増しているのをご存知でしょうか?
ディンクスを選択した人が単身になりやすい環境と、
就職氷河期を過ごし、あえて未婚を選んだ環境とが合わさって、
遅咲きの恋愛ブームになってます。
介護してもらいたいという条件も入り込んだペアリングで、
結構トラブルが起こっています。
その根っこにあるのが、
愛着問題等を残した共依存病理の暴走によるものです。
先を見てください。
そうした関係を是正したいと願うなら、
今という時間の使い方を上手く活用するようにしてください。
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つまり、
この過ちに気づいて、行為そのものを乗り越えていけばいいというわけです。
相手を変えようと努力するはNG。
自分の見方、捉え方、行動のしかたを先に変化させていくというのが、
トレーニングの主軸です。
補足は明日。
あなたはどうしてますか?
これができない、もしくは許せないという人は、
共依存コミュニケーションの実態を理解してください。
ここであらためてお尋ねします。
・どうしてわかってくれないの?
・いちいち説明しなきゃいけないの?
・わからないほうがおかしいでしょ
という類のものを、
心に秘めて、
家庭でも、学校でも、職場でも人と接っしていませんか?
じつは、これが共依存の要素。
あなたに起こっている現象を、
共依存の一次的症状5個と二次的症状5個にキチンと当てはめて、
深く理解することをお勧めします。
微細な見解まで洞察し、
執着を破るのを楽しむ人になってください。
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家庭生活を覗いてみると、
共依存コミュニケーションが常識というか良識でもありました。
今の時代になって、
アダルトチルドレンファザー・マザーという内容が、
表面化して取り上げられたに過ぎません。
一部の人にとっては、
ほんとにカルチャーショックなのですね。
一生懸命に子どものお世話をし、
教育熱心になるのは大変よいこととされてましたが、
その一生懸命の内容がいまは重要です。
親が自分の子どもを良い子に育てたいあまりに、
過剰な声かけや、
世話の焼き過ぎに気づいていないと、
その行為が子どもの依存心を強め、
自立できない子どもにします。
行き過ぎが、
All OK.やI am OK.を侵害し、
自己肯定感を失わせています。
何度もお話してきましたが、
世話を焼く本当の目的が、
子どもに依存して自分の欲望を叶えることにすり替わっていては不健全です。
本来、
子育てとは、
個人の人生を生きられるように、
「生きる力」を育てるのが親の役目です。
これからは、
親であれ子であれ、
お互いの尊厳を守るための線引きを、
意識するほうが今の時代に相応しいのだろうと思います。
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クライアントさんだけではないだろうと思います。
かなりの人が誤解をしています。
悪習慣を消そうと考えるのはナンセンス。
悪習慣を越えていこうと考えることです。
消すより乗り越える♬
です。
出てこようが、
在ろうがm
ただ越えていけばいいだけ。
そう考えるほうが意識に余裕が生まれるはずです。
過去の自分と今の自分とでは、
意識がちょっと違って、
優先順位が違うのさッとなってください。
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なかなかスムーズにはいきませんねという感想を、
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ブレイクタイム。
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心が変わるとは、
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いつの時代であっても、
人の心の扱い方で最も重要なポイントは、
現場で実際にトレーニングする『自己鍛錬』です。
結果を出すうえでもっとも正道です。
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