2022年10月31日月曜日

疑似成長 VS 退行欲求のない強さ

 

気がつけば10月も今日が最後。

今年もあと残すところ2か月なのですね。(早いですね・・)




時の流れに抗わず、

秋の深まりとともに、

心地良く進みたいものですね♪


さてさて今月は、

強迫症状と、

その影で膨らんでいる欲求について取り上げてきました。


この状況を別のことばで表現するとしたら、

心理学では『疑似成長』というのが、

ピタリと当てはまるかと思います。


努力をしているのだけれど努力の方向が違っていて、

いつのまにか、

迷い込んでしまうような感じですね。


このような状態になっているなら、

やはり一旦無理強いをやめて、

心の欲求に耳を傾け、

それにふさわしい行動をするのが自然かと思います。


調和を図ることが心の充足。


無理強いをやめるとどうなるのか?


コツコツと自然な前向きと積極性の中で、

ちょっとずつ成長していくなら、

心の奥深くに隠すものが何もない。

怖いものはないわけですね。


つまり、

ありのままの自分で生きる手応えと悦びを味わえます。


現状をよく理解している人だから、

強くて穏やかな人になれる。

ぜひ味わっていただきたい。





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2022年10月30日日曜日

強迫症状から 回避依存症と恋愛依存症のカップルに至るケース

 


さて、今日のようなケースもあります。


もしかしたら自分が回避依存者側かもしれないし、

そのような人を相手にしている恋愛依存者側かもしれない。

ということ。


押しの強い側 = 回避依存者

引くばかり側 = 恋愛依存者(共依存)


回避依存症には4つの型があります。

・独裁(俺様的)
・ナルシスト(演技派)
・逃走
・搾取(ヒモ状態)


そのなかでも、

強迫症状があって管理能力が高く映り、

理詰めで看破できるような人は、

回避依存症の独裁型に当てはまることが多いですね。


10/24,25のブログでご紹介したケースにありがちです。


回避依存症とは、習慣化した心理行動の現れです。

心に傷を抱えているため、

人を必要としていながらも、

人と親密になるのが怖い心理行動を持ってます。


退行欲求と関連して説明すると、

心の傷とは、愛情飢餓、愛情不足が当てはまります。

親から厳しい干渉を受けていることが多く、

他人は、自分を傷つける人に他ならないと恐怖を持ってます。

内面は不信、退いていたいと思うのです。


でも、心の奥底では甘えたい、

保護されたいと渇望しています。

幼少期から早く大人になるように強く迫られているため未経験。

未練があるので必要とせずにはいられないわけです。


独裁型になるタイプは、

自分が優位になると安心する心理です。

自己中心性のあらわれ。

弱い立場では、心を安定させることなどできません。


支配する関係を築きたがるので、

人にべったりくっつきたがる人や束縛しやすい人を好みます。

回避依存者は、

都合よく動いてくれそうな人をかならず好みます。

共依存を察知する天才的センサーを育てて持ってます。


そのため、

恋愛に憧れる人、崇拝関係に憧れる人、黙って従いそうな人、

すごく年下などがよく該当します。


恋愛依存症(共依存)側は、

強迫的に相手の救助を買って出ます。

私が一緒に居たら、きっともっとよくなる、喜んでくれるわ。

私が○○しておかなくちゃが念頭です。


回避依存症の独裁型と恋愛依存者が出会うと、

最高の安全基地を得たようにお互いに錯覚します。


ちょこっとだけ二人の事情をお話しすると、

回避依存者は、

『自分は、人から深く愛されない人物である』と、

心の奥底で思い込んでいるため、

いきなり冷たい態度や、

連絡無視などを繰り返して、

人を試すような行為をよくします。

共依存者の不安をわざと煽り、

主従関係を確認します。


また、

複数の恋人の存在をちらつかせたり、

実際に保持してることが多いです。

別れてもダメージを最小限に食い止めようと、

すぐ別の共依存者を見つけるなどを繰り返します。

一人でいられる心理状態ではありません。


恋愛依存者は、

人格の問題を抱えている回避依存者を、

モテる人』『優れている人だから』と意味づけるので、

相手を失ってはいけないと強迫的になります。


恋愛依存者は振り回されながらも、

失ったら私には価値がないと思うため、

必死に食らいついていこうと関わります。

恋愛依存症の最大の特徴は、

相手のために過度な時間と労力を使っていること。

それはまるで、憑りつかれているかのようです。


こうして、

○○しておかなくちゃ同士が、

延々と’狂気のダンス’を繰り広げるのが、

回避依存と恋愛依存の世界観です。


もしも、

’狂気のダンス’に該当しているかもしれないと思ったら、

なぜ、こんなに辛く平穏にはならない関係にのめり込むのか、

知識を得にカウンセリングを受けに行ってください。


アルコール依存症と変わりありません。

最初の山・3年のジンクス(異性関係と性関係を断つ訓練)を、

越えていけるかどうかが分かれ道。

5年・7年計画でジックリ取り組むのが正攻法です。


知性は、回復の最大の武器になります。





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2022年10月29日土曜日

強迫症状からずっと共依存者になるケース

 


10/24ブログと関連します。


今まで強迫症状で頑張ってきた分、

頼もしさを感じる人を目の前にしたら、

保護と甘えの欲求が最優先されて、

自分が従う側になるケースですね。


ひょっとすると、

出会った当時、

ゆっくり保護されて、今度こそ安らげるなんて、

理想を追いかけてしまったかもしれません。


怒ってやらせる依存者側よりも、

怒られながら、

常にやらされている共依存者側のほうが、

圧倒的に辛い心理に追い込まれます。


二人・三人と家族が増えるほどに、

やることが増えていきますし、

なにより、

罪意識と葛藤を抱えて日々を送るのが辛いのです。


家族のことがずっと頭から離れない、

家を空けて遊びに行くなんて考えられない、

食事の支度も全部やっておかないと、

何を言われるかわからない、、、という感じですね。


年を取るごとに身体がきしみ、

痛みを伴う身体を引きずって日常を過ごしています。

(整形外科的な傷病をよく抱えてますね)


退行欲求があっても

それをないかのように思わせながら、

大人として生きるのが生きづらさになってます。


押されて引くしかなかった共依存側は、

今度はこの苦しみを、

「何か」を巻き込んで解消するように試みます。


何かとは、

子どもです。


親が子どもに依りかからずにはいられないケースに発展。


子どもに協力してもらって(強迫して)、

なんとか均衡を保とうと考え出していきます。


もし今、

ブログを読んで負のスパイラルから抜け出したいと願うなら、

習慣化している「○○しておかなくちゃ言動」を、

トレーニングして改変してみてください。


状況や相手の感情から、

心理的離脱を図るチャンスを作ってください。


冷静になって、

自分の置かれた現状を否認せずに受け止めるのが最初の一歩です。


トレーニングして、

行動パターンを変えていくようにしましょう♪



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2022年10月28日金曜日

強迫症状から依存者側になるケース

 


自分の置かれた立場を知るのも大事です。


○○しておかなくちゃいけないと、

子どもの頃から強迫症状に慣れ親しんでいた場合、

大人になってもそのまま存続する可能性は大ですよね。


パートナーや家族を持てば、

○○しておかねばならないと、

管理・監視する領域が広がります。


こちらは、

依存者側になるケースです。


昔、

甘え損ねのメカニズムでご紹介した人格の件覚えていますか?


自分のテリトリーを保持するために、

家族に対しては、

厳格・冷酷な大人人格で向き合うようになると説明しましたね。


ここでも同じことが言えます。


外部活動のストレスと強迫症状の影で、

・保護と甘えの欲求

・退行欲求

・自己中心性

この三つの要素が膨らんで合わさりますから、

家族に対しては、

どうしても理想のいい状態を欲するようになります。

そのため『管理・監視』は自然に高まります。


その結果、

厳格・冷酷な大人人格が主になり先導します。

ただし、

お読みいただいてわかるように、

心理作用はけして衛生的ではありません。


回復策は、

日常の行為を、

保護と甘えの欲求や自己中心性のためだったと、

あえて意味づけることで、

周りに伸ばしていた監視の目を緩めることができます。


知性は、回復の最大の武器。


規範意識への傾倒も、

これを機に改善して、

個人の自由を考えるようになれると、

自分はもちろんのこと、

家族全員の自由と笑顔が戻ってきています。


本当の意味で、家族を救えるような人柄になろう♬


厳格・冷酷な大人人格は、

長期間放置しないほうがいいです。

良い結果を見たことがありません。


依存者=自己愛性パーソナリティに深刻化する


哀しい介護期や終末期にならないために、

早めの改変をお勧めします。



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2022年10月27日木曜日

強迫症状を持った者同士だったら 押しの強さが勝つ

 

月末までは補足の内容。


お互いが管理能力が高い人同士が出会い、

恋に落ちて結婚というケースも普通にあります。


日本人は、

そもそも強迫性パーソナリティ傾向と言われてますのでね。


カップルになると、

押しの強さが主導権を握ることになります。


主張が強いほう、

説得力があるほう(ただし自己正当化)、

理詰めで看破という状態が勝つって状態に至りますね。


補足は明日。




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2022年10月26日水曜日

昭和は依存・共依存カップルが当たり前だった!?

 


人選びのキーワード⑦、

『新しい時代に沿うようなカップルになりたい』か、

『昔ながらのカップルになりたい』か。


気が利いて、痒い所に手が届く。

甲斐甲斐しくお世話をする人。

良妻賢母そのもののイメージ。


昭和時代までの女性の姿は共依存そのものです。


その昔、

嫁はすべてに対して従い、

意見や要望を持つことは許されません。

ひとりの人としての人格すら認められてません。


心理的問題があっても、

形式的には健全な家族関係であると社会承認を受けていました。

すごい時代があったものです。


でね、

こういう女性のパートナーを見ると、

そこには、

アダルトチルドレンファザーの存在があります。


男性のパターンは、

・女性に依存することで成り立たせている男性

・弱さから攻撃的になり、家族を虐待をしている男性

⇒固定化した役割分担制、自主的な改善策に出ることはない

二つが代表。


共依存のいるところ、必ず依存の男性あり。

これも本当のことです。



しかし、今の社会を見渡して言えることがあります。

それを目の前で見てきた子ども世代の選択が、

時代を分けました。


団塊ジュニア世代の中には、

親と同じ夫婦関係を選ばなかった人も多いのですね。


令和の今、

子育てにそれが良く出ています。

ワンオペはよくないこと。

イクメンが推奨されていて、

それが当たり前になってきています。


夫婦が公平に協力していく体制が、

主になりつつあります。


最近では、

新米パパ(平成っ子)の相談内容に、

自分の父親(昭和生まれ)は『見本にならない』という苦悩が、

多く寄せられてます。


・おむつを替えたことがない

・抱っこは恐がってやらなかった

・全部母親任せ

・家事の手伝いもせず、育児が終わるのを待ってただけ

・座ってるだけ(口だけ)、何もしない

5つがバシバシ出てきます。


非常に興味をそそられる内容ですね。

相談内容の父親とは、

わたしと同年代かそれ以上の男性ですから。


話を戻します。

時代の変化と共に、

『カップルそのもののあり方』が、

選択しやすくなったとも言えます。


ということで、

人選びの7つのキーワードをの説明を終わります。


エピローグ。

あなたの心の欲望が、

人選びを分けています。


個人の心理発達度合いが、

人選びに関係しているのに是非気づいてください。


心は、経験で育つもの。

ありのままの自分をよく理解して、

明るい未来に向けてプッシュしてくださいね。






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2022年10月25日火曜日

肩書・高い学歴があるから大丈夫と思ってしまった!?

 

人選びのキーワード⑥、

『学歴や地位がある人はかならず優れている』と思っているか、

『学歴や地位がある人ほど、優劣や勝ち負けにこだわる』と知っているか。


勉学と強迫性。

ものすごーく深い関係があります。

衛生的な処理が行われないと、これがそのまま人格に影響します。

あなたはご存知ですか?


強迫的に、

優れた状態にしておかねばならないと思っている人と、

一緒に過ごすとどうなるのでしょうか?


ヒント。

この心理状態は、

・比較

・嫉妬

・優劣

・勝敗

・批判 ←ここポイント

5つの意識が先導します。


こたえ。

基本的に敵対意識を持っていて、

それが、

すぐ攻撃的な精神構造に発展します。


親の子育て方針がそもそも発端が多いですね。


ある意味、

親もそのことを全く知らないひとのため、

成績優秀であれば、

人格も優秀になると考えていた時代の人といえます。


ストレスがかかると、

退行欲求が異常に増幅して、

もともとあった批判精神と連動し、

暴力を振るわれても仕方がないだろうという’正当化’まで生まれます。


前者のキーワードしかない場合、

カップルになって厳しい事態に直面したら、

予想外のように思うだろうと思います。


モラハラ、DV,パワハラに直面した人のなかに、

自分が選んだ人がこんな人だったのかと、

恥ずかしさから他言しない理由はここです。


でも、

後者のキーワードなら、

事態を回避するのは難しくありません。

自由選択もできます。


はじめから覚悟の上でカップルになるのですから、

事態に直面しても、

受け止め方は少なくとも前者のケースとはちがくなりますね。



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2022年10月24日月曜日

管理能力が高いので 委ねても大丈夫と思ってしまった!?

 


人選びのキーワード⑤、

『凄くしっかりしている印象』と『ちょっと物足りない印象』。


あなたの好みはどちらですか?


高貴な感じ、

キチンとしている感じ、

管理能力高そうでやり手な感じ。

頼りがいがある感じ。


だから、

人生を委ねても大丈夫と思ってしまったって声、

けっこう寄せられたのですね。


退行欲求の持ち主が、

こういう印象の人に会うと、

グイグイ引っ張ってってくれるかも・・・・

と、想像しがちです。


これは、

「安全の欲求」が満たされているかどうかの心理作用の差によって、

起こってしまう選択の差だと思います。


しかし、

その相手こそが、

退行欲求を持ちながらも、

強迫症状で成り立たせていた人だったりするのです。


最初の印象がたとえ幻想であれ、

インパクトが強いほど脳に焼きつきます。

それで関係や結婚を決めていくので、

なかなか解消できないのですね。


悪気はないのだろうけど、

なぜか強迫的に進んでいく交際、

計画的になんでも進んでいく交際、

主導権はいつも相手(当たり前なんだけど)で、

そして結婚にまで発展。


期待と憧れに胸を膨らませていくのですが、

日常生活では想いもよらない状態になります。


結局は、

○○であるべきだ、

○○すべきだ、

という規範意識を持たずにはいられない日々になりました。

というケースです。


参考までに。

それに比べて、

最初、

ちょっと物足りないかなぁという感じもしたけれど、

相談すると親身になって考えてくれる人を選んだ場合。


二人で協力し具体策を打つ出していけば、

なんとかなると思った人と結婚した人は、

強制や強迫的な状況などは家庭で起こらず、

公平でフレンドリー。ユニーク。

苦楽を乗り越えて、

ともに関わり合えるカップル・家族になってます。


こちらは、

○○してみよう組ですね。

言動が違ってました。


生活の中で、

その人の使っている『言動』に注意を払っていくと、

違いが分かってきますよ。




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2022年10月23日日曜日

幸せになるとは ラクをしたいのかな!?

 


退いて行きたい欲求ですから、

どんどん責任が軽減するほうへと向かっていきたいと、

願ってしまいやすいもの。


これもある意味、幸せのかたちですね。

これも立派な『世界観』ですから。


幸せになりたいという言葉の中身が、

・今よりもラクをしたい

ということなら、

その考えに、

他者には同意して頂かないと困ります。


人選びのキーワード④、

『合わせてくれる人』が欲しいのか、『一緒に成長していく人』が欲しいのか。


ここは、人選びの分かれ道だと思います。


前者を選んだ時点で、

心理的不健全ではありますが、

カップルには違いありません。


重要なポイント。

世界観に合わせてくれる人 = 同一になる条件を承諾した人

という認知であること。

対人関係で混乱に陥る人が気づいていないところです。


これは、

相手側に『人』としての尊厳を放棄するように言っているのと同じ。

表面上は温和な関係を望んでいるかのように映りますが、

上下関係を締結しましょうと思ってのこと。


起承転結の結。


選んだ結果、

その人がこれから長く生きていく世界になります。

世界とは生活であり、

『現実』です。


日常生活で起こる混乱は目に見えています。


依存する側は、

感情をむき出しにしてでも、

自分の想った通りに必ずやって合わせてもらおうとします。

だって・・・締結したのですから。


合わせていくわと同意した側は、

自分の憤りを押し殺してでも、

相手の感情を逆なでしないような行動で対処しなければなりません。


方や束縛、

方や隷従。


そのようなカップルで、

日常生活が安穏に営まれるはずがありません。


○○であるべきだ、

○○でなければいけない、

双方ともに強迫症状があって、

互いに管理・監視で成り立つカップルに、

なりたいですか!?


さて人生にとって、本当に必要な人は誰なのでしょうか?

長期的目線に立って考えてみてください。


ブログの内容がお役に立てたら幸いです。


サロンを構えて10年になろうとしています。

この間、色々な相談に立ち会ってきました。

時折、

人の出会いに恵まれなかったという人がいますが、

それは誤解のことが多いです。


人の価値観は、

あくまでも『心の欲望』に沿ってつくられるもの。


理屈や議論も、

もとはと言えば、

その人の心にある気持ちや感情が論理の方向を決めています。


『思いやり』を持って接する人を、

自らの手で、

価値観から外れると排除してきているものなのですね。


このことは、

サロンの卒業生が良く理解しています。


『同じじゃない』『通じない』

『目を向けようともしなかった人たち』の中に、

じつは、

人生に必要な人がいたなんてことが、

本当にありますから。






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2022年10月22日土曜日

イネイブラー 世話焼き・尽くし屋という存在

 


優しくてマメな人ね。

よくやるわね。

面倒見がいいのね。


非常に良い人柄のように感じるはずです。

でもでも、よくよく精査したほうがいい内容なのです。


世話焼き・尽くし屋は、

別名 イネイブラー。

依存問題行動を増長させる人(共依存)のことを指します。


介入してくるその人がそもそも情緒不安を抱えていて、

わたしが○○しておけば、

きっとこの状態はよくなるはず(計画)という心理作用があるのですが、

素人目にはわかりづらいのです。


安全でいい状態にしておくには、

相手の望むことをしておけばいいという考えがあり、

強迫的に、

相手が本来担う作業を自ら背負っていきます。


つまり、

イネイブラー自身が安全な場を欲しがっていて、

自分を必要としてくれそうな人を探している状態なのですね。


退行欲求がたくさんある場合、

こういう人は表面上、

優しさの塊のように映るはずです。


身の回りの世話をしてもらい、

保護と甘えの欲求も満たされたように感じますし、

自己中心性もくすぐられます。

だから、問題が片づいたように感じますし、

唯一無二の存在を手に入れたように錯覚します。


そしてものごとは承から転へ。


これでやっと安楽を手に入れられると思ったのに、

年月が経っても、

平和で穏やかな生活には至りません。


些細なことで感情がぶつかり、

衝突がどんどん増えます。


ふたりなら上手くいくはずだと思っていたのに、

おかしい、こんなはずじゃなかったと、

この辺りで思うのです。


双方ともに、

自分の加護、寵愛、溺愛を望んでいる者同士だったのに気づかず、

手詰まりになります。


このカップルの情景はまるで綱引きです。


どちらが責任を取るべきかでバトルが起こっていますが、

双方ともに、

具体的な対策には決して手が届きません。

ただ嘆きだけがあります。


依存者の影に、必ず共依存者あり。

これ本当のことなんですね。


けして、大げさではありません。


共依存の特徴は、

・相手に合わせておく(境界線を引かない・同一化)

・相手の感情を逆なでしない行動で応える

・迎合の姿勢

これは思いやりとは違います。


ということで人選びのキーワード③、

『ヘルパー』を望んでいるのか、『サポーター』を望んでいるのか。


優しさだけでなく、

思いやりを持って、

接してくれる人を選ぶようにしましょう。


意見の違いを明確に表明し、

アドバイスをしてくれる人に、

恐怖を持たないことだと思います。


意見の違いを面白いと思ってみてください。

興味を持って、

自ら世界が広がるほうを選べるようにして、

人生を安泰に導きましょう。





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2022年10月21日金曜日

誰を最良の人のように錯覚していくのだろう!?

 

続き。

起承転結の承の展開。


加護、寵愛、溺愛に心のベクトルが向くと、

どんな人が欲しいとなってるのでしょうか?


こたえ。

どんなときも『同感・同意・同情』してくれる人が、

心地良く感じるのです。

同じは、100%ですから。



人選びのキーワード②、

『同感・同意・同情』か、それとも『共感・合意・協調』か。


掘り下げます。

心の錯覚の勉強です。


上記は似て非なるものです。

あなたは区別がつきますか?


昨日、

優しさだけが欲しくなると書きました。


それは、

優しさ = 同感・同情・同意された

と、錯覚していくからです。


どうしてこのような意味付けになるのでしょうか?

あなたは考えたことがありますか?


題材にしているのは、

『退いて行きたい欲求』です。

さて、

問題の事件、

問題行動の詳しい原因の解明に、

自ら積極的に挑んでいこうとする状態でしょうか?


こたえ。

できるなら回避したい。これが本音です。


次の言葉を聞いてみてください。

(一緒に考えてみましょう)


一生懸命に頑張ったんだからいいんだよ。

大変だったよね。

色々あるよね。

いいんじゃないの。

という言葉をかけてもらったとします。


100%共感された感じがします。

と同時に、

あなたもわたしと同じ状況になったら、

同じになるんだわと認識し、

目を瞑りたい自分と同様に、

この人も目を瞑ってくれると考えやすいのです。

(投影ですね)


結果、

成長と進展を願い、

思いやりで携わってくれるひとより、

スルーしてくれる人のほうが’いい人’のように錯覚していきます。


もうひとつは瓜二つという現象。

いつも、

先ほどの言動だけで終わる人っています。


本人が常日頃から、

物事に深入りしない優柔不断な習慣があったとしたら・・・

同じような考え方、

似たような対処の仕方をする人に出会うと、

ただそれだけで、人は惹かれるようになります。

(波長が合う、同調、親近感ね)


逆に、

問題にきっちり向き合って片づけようと考えるひとのほうを、

疎ましく感じるものです。

これが心の作用です。


どうでしょう。

心の欲望に沿って、

人を選んでいるのが段々わかってきましたか?


ここで大事なこと。

心が常に『同じ』を欲していたら、

それ、現実で叶うのでしょうか?


もしも、

この人も違っているわ・・・というのが、

感情を揺さぶる原因で、

対人関係が混乱するなら、

今日のことをちょっと意識してみてください。


さて、

さらに深みにハマる人選びがあります。


それは明日。



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2022年10月20日木曜日

退行欲求が強いと 選ぶ人を間違えやすい

 

対人依存、恋愛依存、回避依存、共依存、性依存がどうして起こるのか?

この類の情報を盛り込んでご紹介していきます。


まずですね、

退いて行きたい欲求を持っていること自体が、

『秘密』になってるわけです。


(人に知られたくはない・・・不安ってこと)


不安を隠しながら行動してますが、

(すでにこの時点で溝があります)

上手い具合にいかず、

人とわだかまりをつくるような出来事に見舞われて、

苦しんでいる事情があります。


そんなとき、

側で庇ってくれる人や、

代わってやってくれる人がいてくれたらと、

心は欲望を膨らませてしまいやすいもの。


ここが起承転結でいう起。


『側にいて欲しい人』の条件を各自つくっていくのですね。

ただしこの時点では、

輪郭はあるものの、詳細に興味を持ってないのです。


しかし、

それに合うような選択をして、

人生が思いがけないほうへと転がっていくのです。



人選びのキーワード①、

『優しさ』と『思いやり』の違いを知っておくこと。


ここが最初の一歩目。


温和で似た感じがしますが、

中身を知ると全然違うのが分かります。


優しさ」は、

何も否定せず、

肯定し続ける行為なため、

問題行動があっても、

それに対して、具体案にまで着手するわけでありません。

気持ちが最優先。

こちらは、100%共感された感覚が残ります。


それに対して、

思いやり』は、

相手の立場に立って、

行動に問題点があるとき、

道理・論理・倫理に基づいて具体的な対策へと着手します。

こちらは、

100%共感してもらえなかったという哀しい感情を残す場合があります。


退行欲求を持ち、

愛情飢餓に陥っている心理状態では、

さてどっちが心の欲望を満たすと思いますか?


こたえ。

気をつけないと、

優しさだけが欲しいとなりやすいのです。


優しさは、

保護と甘えの欲求に直接触れる行為です。

飢えや渇きが一瞬にして満たされた感覚に陥ります。


その感覚に集中するため、

そのままの状態に是非ともいさせて。

それでなくちゃ嫌ッと、

欲望が無限に広がりやすい状況に至るのです。


火がついたというと感じ。

苦悩が大きければ大きいほど感動します。


こうなると理性的な状態は保持しにくいのです。


脳は、心の赴くまま幻想・幻惑のほうへと傾きやすい。


規範意識が高く頑張ってきた人でも、

隠した退行欲求の大きさが大きければ大きいほど、

事態は暗転します。


なぜなら、

心の奥深くにある気持ちや感情が、

論理の方向を決めていくからです。


もしことばを当てるとしたら、、

加護、寵愛、溺愛の世界にベクトルが一気に向きます。





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2022年10月19日水曜日

退行欲求と人間関係

 


さて今度は、

退行欲求を長引かせていると、

一体どんな人と関わりたくなるのでしょうか!?

そんな視点でブログを書いていきます。


今日はプロローグ的。

どんな物事にも、本末、終始、先後があるものです。


すでに、

退行欲求を忍ばせて持っていると、

①保護と甘えの欲求

②自己中心性

を、一緒に持ち合わせるようになるとすでにご紹介しています。


幸せになりたい。

いい人と出会いたい。


そんな一言の『中身』を奥深くまで気にしたことがありますか?


人間は、

心の欲望に沿うように、

『人選び』をしているものですよ。


自我がつくった『想像』に、

カチッとハマる人が価値ある人・・・


ハマる人にどこに行っても出会えないから、

いつも苦悩してる・・・


いっそのこと、

自分が心底要求している内容ってなんだろうと、

考えたことがありますか?


対人関係の混乱は、

自分自身の心の奥深くまでみればみるほど、

避けられることが沢山あります。




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2022年10月18日火曜日

≪質問≫ わかっちゃいるのにやめられない どうして?

 

わかっているのに、

子どもに対しても、

夫に対しても、

○○しておかなくちゃいけないと、

強迫的になってしまいます。


なんで?

というご質問。


疑問にお答えします。


理屈程度で薄れる煩悩と、そうでないのがあります。

まず、理屈でわかるのは大事ですね。


※煩悩

正しくもないものを正しいと思ったり、

錯覚を実体と思い込んだりと、

過ちに気づかず、

自分の考え(我想)に執着すること。

要求が通らないと憎悪の感情を持ち出し、

より一層叶えようと状況に執着します。

生命をかけて自我を証明しようと行動します。





こういうことだったから、こうなってたのかと、

一連の過ちがわかるのが先。


それで薄れてしまう程度のものなら、

その煩悩は、深く性格に根づいたものではないのです。

その場合はすぐやめられます。


そうでない場合は、

正しいと完全に信じ込み、

絶対満たすんだと執着し、

実行した時間が長かったんですね。


心の性向程度のものではなく、

無意識的に発動していて、

人格にまで至ったものです。


結果を早急に求めることそのものがナンセンス。

時間をじっくりかけて、

「無意識」に「意識」が挑み続けます。

トレーニングして心の奥まで浸透するようにします。


長期に渡り体験を繰り返し、

新・旧が入れ替わるように上書きします。

ぜひトライしてください。


行動のパターンが変わる = 人格の変容 

となります。


また、

欲求とともに『怒り』があるものほどしつこいものです。


怒りを先に片づけないといけません。


あなたは何に怒りを感じているのですか?


子どもという存在ですか?

夫という存在ですか?


それとも、

よくよく考えると、

幼少期にあなたを傷つけた人ですか?

養育者ですか?


愛情を注いでくれなかったことですか?


恨みですか?

憎しみですか?

妬みですか?

物惜しみですか?

悔しさですか?

惨めさですか?


それらの存在に正直になることです。


感情を、

目の前の子どもや夫に被せているために、

相手の存在がとても大きな敵に思えてくるのです。

だから、

どうしても負かしたく思いになるのですね。


秘密の感情を明かすことで、

攻撃的になる要素が軽減できます。


弱くて攻撃的になるよりも、

強くて穏やかになるように、

10/14のブログを読んでみてください。


このプロセスを一度でも完成させると、

それはこの先、

子どものためにもなります。

自信をもって教えてください。


体験から学んだ教えは、

子どもの心に勇気を与えますから。




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2022年10月17日月曜日

≪知恵≫ 極端に走らない 上手な生き方

 

ルート・コースって沢山あります。

だから、人生哲学から学ぼうの日。


極論。

人生は、自分の意思次第でどうにでもなる。

人生は、運命で定められていてどうにもならない。



その間を行く。


極論は、ある意味狭い世界です。

人生は、個人の想像を超えたところにある。

と、想ったほうが、

狭い意識がちょっと拡大します。


意識が広がると、

生活に彩が加わって豊かな感じがしませんかね。


生き方に幅を持たせるほうが、

生活がし易くなるのではないでしょうか。



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2022年10月16日日曜日

退行欲求と抑うつ症状

 

今日はうつ病の件。


強迫的にせまって行動できているうちは、

内面の問題も片付いているように錯覚します。


でも、どんなに頑張っても限りがあります。


限界に達したとき、

もう動けなくなります。

そして、出てくるのが『うつ症状』。


もうずっと前から、

引きずるように頑張っていたのです。


休職したり、

病院通いをしているときにサロンに来店した人と、

サロンでは、

退行欲求に素直になろうと共有しました。


状況から脱出した人たちは、

ゆっくりと流れる時間のなかで、

退行欲求を沢山持っていることにただ正直になり、

その上で「今は休んでいるんだ」と意味づけることで、

状況を悪しきものとせずに、

養生と受け止められるようになりました。


恥ずかしがる必要なんてないのです。


不思議なことに、

退行欲求に素直になればなるほど、

復帰の時期を自然と意識し行動に出ています。


甘えの正体を知り、

無念を残さず、

幼さを割り切り、

自分自身で『成長の時』をつかみ取ってます。


行きつ戻りつの小さな体験を繰り返して、

その行動そのものに愛しさを感じながら生活をしました。


○○やろうかな。

これぐらいやってみようかな。


無理もせず、

チャンスがあれば無駄にはしない。

やれそうなことからやってみる。

そんな心遣いと応援で立ち直りました。


ほんとうは、

そんな生活をしたかったんだよと自己の欲求を大切に生きることが、

うつ症状との和解なのだと思います。



元気になって滋養強壮ステージに入った卒業生たちは、

苦痛の緩和ステージだった頃のことを、

人生から、仕事から、恋愛から、人から、

何もかもから退きたい思いだったと、

一番の理解者になってます。


体験から多くのことを学び取って、

今を生きる自分を信じられるようになってます。


焦らず、優しく、細やかな思いやりで前を向く。

自然な積極性は、

人生に渡り、

最良の心のサプリメントなのではないかと思います。




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2022年10月15日土曜日

退行欲求と歪んだ自己愛性の心理課題

 

人生という大きなスパンで見ていきましょう。


習慣化した強迫症状を見る限り、

非常に管理能力の高い人のように思います。

社会評価も高いです。

それが日本文化。


ただその『管理』が、

・退行欲求

・保護と甘えの欲求

このふたつを満たすための自己中心性からであった場合、

その『管理』は、

歪んだ自己愛性を満たす心理問題しかありません。


要注意です。


人生は、

この自己愛性の問題を片づけるためにあるのかもしれないと、

仕事をしていて思います。


心理学のなかで『中年の危機』といわれているものは、

もともと古来、

人生の羅針盤(ホロスコープ・占星術)のなかで扱われていたもの。

ちょうど42歳ごろに訪れるもので、

このころ幼少期から持ってきた価値観が、

社会生活を通して崩れ去り、

新たな自己価値観を創っていく通過儀礼として位置づけられてます。


避けては通れない人生サイクル。

成長のための大きなハードルなのですね。


中年の危機は『アイデンティティーの再形成・再確認』そのものです。

自己愛性の問題を片づけて、

やっと成熟したひとりの大人としても世に認められます。


この自己愛性の課題、

たとえば『就労』をしている人たちをよく視ると、

二つのパターンがあります。


ひとつは40代に入ると、

今までのような行動をとってもスムーズに事が運びません。

人間関係も、仕事の充実も、出世コースも、

想像通りになかなか運ばず、もどかしく感じています。

しかし、

その中で自己中心性(歪んだ自己愛)があることに気づき、

固執していた価値観を手放していき、一皮も二皮むけています。

強迫症状、優劣意識、競争意識などの存在に根本的に手をかけ、

改善する機会になってます。

その後は、

自己実現のための生活が早めに取り入れられるようになってます。


一見悪いことが起きているように見えますが、

人生スパンでみると早めの成熟なのです。


もう一つは、

40代に出世コースに乗っかっちゃった人。

こちらは自己愛性の問題が、

シニア以降にまで手がかからず持ちこされるのが自然。


社会的な富・名誉を得てしまうと自己愛性は強まるもの。

退職後、老後になってから、

その根本的な問題がやっと浮上してきています。


社会評価ではいいことづくめのように見えますが、

人生スパンでみると精神的に成熟するのはずっと後。


人はどちらかになるのだろうと思います。

どちらかのコースで成熟すればいいだけです。


人の人生は、

まず自我をつくって、

その自我でたくさんの出来事を経験します。

数えきれない苦楽の経験の中で、

自己中心性とは何かをひとつひとつ学びとって行き、

本当に必要な『自分』を選び取れればいいですね。


成熟した自分とは、

自我の行いを熟知していて、

その行いそのものをもうすることもない状態。


心に生まれる幼い欲求や感情に、振り回されないような大人になる。

大きな人生目標です。


そうなれた者同士で余生を穏やかに生きられたら、

これほど素敵なことはないですね。



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2022年10月14日金曜日

≪知恵≫ 弱くて攻撃的なひとにならないために出来ること

 

退行欲求を持ち続けて大人になると、

年齢が上がほど気持ちがラクになるのではなく、

逆に、心が乱されることばかりに見舞われるのですね。

それは、現実対処能力が追いつかないために、

嵐が吹き荒れてるように感じてしまうからだと思います。


人生哲学から学ぼうの日。

『逆境や窮地にたったときに人がわかる』


弱くて攻撃的な人になるのか、

それとも、

強くて穏やかな人になるのか、

それは選べます。


問題に直面したとき、

心に退いて行きたい欲求が起こっていれば、

関わらずにすむ理由をかならず探すものだろうと思います。


自己を有利にした状況をつくるためには、

自分には非がない状態にするのが一番早い。


でもね、知っていてください。

あの人が、、、、

この状況が、、、、

周りが、、、、と、

原因を自分以外にみようとするほど、

人はとかく攻撃的になるものです。


そこに無頓着になってはいけないのだろうと思います。


○○になってくれていたらいいのに、、、と、

自分の立場を守るほど、

攻撃的になっていきます。


これが、

家族関係や子育てにも持ち込まれていたわけです。


逆境にたったとき、

たとえ自分に非がない場合でも、

改善できることはなかろうかと、

自分に着目する人は、

周りを攻撃する必要などありません。


これは、

罪悪や補償行為ではなく、

自らを今よりも向上・成長させるための手段であり、

純粋な努力の現れです。


何も隠すことがないから、

心も穏やかでいられます。


その姿は、強く静寂に映るだろうと思います。


原因を、

わざわざ自分の一部に見て改変しようと試み、

中身から強く穏やかでいる人になるのか、

それとも、

原因を、自分以外に見つけて、攻撃的になるのか。


ちょっとした知恵を持って日々を生きていくことで、

わたしたちは、

『人』そのものを変えていけるチャンスをたくさんもらっています。


有益なほうを選んでいきたいですね。


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2022年10月13日木曜日

年齢が上がるほど 楽になるどころか苦が多くなる

 


最初にお伝えしたいことは、

退行欲求の存在に気づかず、年齢が上がっている場合です。


50代、60代になると、

対人トラブルに直面しています。

突出していました。


これは、

歳をとるほど、

人や社会と深く関わる事情が増えるからだと思います。


ミドル・シニアにもなると、

世代交代という人生課題が降りかかってきます。

看護、介護、冠婚葬祭、仕事、地域社会などでも、

否応なく出番が増えていきます。


そうした現場に立ったとき、

自分の『感情』に振り回されて、

現実対処法が見つからない自分に出会ってしまうのです。


こんなはずじゃなかった。

どうしたら対面が維持できるのだろうか。

みんなはどうしているのだろうか!?


気分や感情が行く手を阻み、

関わり方が上手くいかない現実に、

打ちのめされてしまうのですね。


強迫的に迫っても上手くいかないし、

かといって、

逃避や回避もできない。


そんな事情の中で、

アイデンティティーが脆く崩れ、

退行欲求が強まるようになります。


気分の暴発や八つ当たり、

異常な緊張感からの対人神経症、

すべてから引きこもりたい思いなどなど、

強迫症状がある一方で苦しみます。


ここで知っておいていただきたい。

退行欲求は、勝手になくなるものではありません。


退行欲求は、

①保護と甘えの欲求を叶えたくなる

と、同時にもう一つ、

②自己愛性までもが強まる

という、二つの側面を持ち合わせています。


二つが叶わない限り、残り続けるのです。


長く見落としてきた根本的な問題を、

思い切って片づける気持ちになっていくと、

苦悩が少なくなっていきます。


誰かに心の秘密を打ち明ける。

その人と共有して心の安全感を得る。

応援者がいるなかで、

与えられている状況を整理しながら対応していく。


体験が、あなた自身を変えていきます。



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2022年10月12日水曜日

退行欲求の存在と人生サイクルの関係

 


退行欲求は、

意識を混乱させ、

人間の成長を阻むものです。


では、

自己の成長を阻んで、一体何を望んでいるのでしょうか?


簡潔にいいます。

保護と甘えの欲求を優先したいのです。


自分に代わって、誰かがやってくれるのを待っている。

解決してくれる。

という感じ。


わたしが苦痛だなと感じることに関しては、

周りが率先して察知してくれて、

口にしなくてもどんどんやってくれる世界を密かに望んでいる。

そんな感じなのです。


○○しておかなくちゃと、

管理能力が非常に高いように見受けるのですが、

じつは、

内面に光を当てて視ると、

表とはまったく違った世界観を持っています。


それが退行欲求の本当の顔です。


その退行欲求が、

のちのち別の『顔』となって放出します。


青年期以降は、

恋愛やパートナーシップで、

なるべく依存できる人を見つけるような行動になります。


結婚して家庭を持ち、

パートナーで欲求が満たされないとなると子どもに依存します。

それでも無理なら意識は外部に向き、

浮気、不倫、結婚離婚の繰り返しとなります。


仕事では、

責任をなるべく取らずにすむように、

すでにある既存の枠組みにただ従うだけになったり、

逆に過剰な優劣や競争意識で、

不満な状況を脱出できるだろうと考えるようになったりします。


何となく自覚症状がある場合は、

秘密にするより正直になるほうがいい。

人の心は、正直になると強くなるから。


誰かと共有すると、

心はもっと強くなります。


黙って抱えていると心は弱くなる。

サロンの卒業生はそのことをよく知っています。


人と分かち合うことで、

本当の自分自身になる機会を持ち、

深部からの立て直しが図れるのだろうと思います。


こうして退行欲求と人生サイクルを見渡すと、

マイペースは人生の秘訣じゃないかと思います。


社会集団心理に慣れ親しみ過ぎ、

個人心理の発達を曖昧にした人は、

ぜひマイペース・自分らしさって何だろうと興味を持ってみてください。




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2022年10月11日火曜日

≪知恵≫退行欲求の存在を知るほど 生き方はラクになる

 

時は止まることなく先へと進みます。


身体も止まることなく先へと進み、老いていくのが自然なサイクルです。


ところが退行欲求は、

退くほうへと向かおうとするのです。


心が成長しないほうにね。


だから、

軋轢が起きないわけがありません。


モヤっとしたあの感覚。

これがストレスや苦悩を生みます。


心だけは、

時間や身体のように勝手に前には進みません。


手間をかけてあげないといけません。


心のベクトルも前へと進みやすいように、

自らコントロールするほうが、

自然なのです。


無理強いはしない。

かといって、

何もしないでもない。


誰のためでもない、ただ自分のため。


自らが意識して、時と歩調を合わせていく。


内面と調和を図る心遣いを日々行ったほうが、

生き方はずっとラクになります。




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2022年10月10日月曜日

仲良くしておかなくちゃが苦痛なわけ

 

仲良くなりたいという欲求に、

ストレートになって接触をしていく行動をする。


もしくは、

嫌い。仲良くなりたいとは思わないという欲求に、

ストレートになって避ける行動をする。


どちらもベクトルが一緒なので、

認知協和です。


ところが、

仲良くなりたいではなくて、

仲良くしておかなくちゃいけないと認知すると、

途端に苦痛が生じます。


ご存知ですか?


この心理、

仲良くしておかなくちゃいけないという強迫症状の影で、

じつは、

仲良くなんてしてたくないという退行欲求が起こります。


退いて行きたい欲求のほうが、

心の中では圧勝しています。


相手が居ようが居まいが関係なく、

意識を持ち出した時点でもう苦痛。

他者の存在は、あくまでも二次的なものなのです。


気づいていないと、

退行したいあまり、

次から次へと、

相手の嫌なところ探しを始めて、

あくまでも相手を原因にした世界観に迷い込みます。


こうしてよくよく考えてみると、

人間の意識は、

凶器と化すものです。


苦悩が続き迷い込んだときほど、

他者を前にして、

自分が一体どんな意識の使い方をしているのか、

詳細に掴んでいければ、

苦悩は減らせます。



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