2023年3月31日金曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(母親からの自立、父性の登場)

 

⑧エディプ期(4歳から6歳ごろ)
 

見捨てられることなどなく、

自分には安全基地があるという感覚が備わると、

次なる課題になります。


母子一体化 < 外界の探索と楽しさ


その助けになるのが父性の登場です。


父性の登場は重要です。

母性に包み込まれる体験だけでは、

窒息感に陥っていくと考えてみてください。


父性は、

二つの重要な役割をもって登場しますよ。


ひとつは、

母性よりも外界の探索や冒険の楽しさを知っている存在として登場します。


父性の登場によって、

依存先(母)にいつも留まるような状態から、

外界を広く知っていく喜びを覚えていきます。


引率者がいたら、

外界の探求だって心強いですよね。


現代は、

イクメンの登場で、

早めの父性の登場が自然になっていますのでね。

今頃?とっくの昔に父性は登場しているわよと、

疑問に思った人もいるかもしれません。


もう少しお付き合いくださいね。


ここで登場する父性は、

社会性を楽しんでいる父性かどうか。


母から自立する背景に、

母親とでは体験できないことでも、

父親とだったら一緒に体験できるといった意図や、

社会参加の楽しさの見本であることが求められます。


不健康な父性の登場とは、

たとえば、

仕事で全然かまわない父性とか、

感情平坦な態度で子どもに向き合っているとか、

いかにも楽しそうに見えない父性、

力の弱さを前面に出している父性などです。


たとえ一緒に過ごしたとしても、

その父性の態度が子どもの心の育成を左右します。


もしも、あなたが子どもの立場だったら、

どんな引率者がいいですか?

そんな風に考えていただくと、

父性の登場の意味が掴めるかもしれません。




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2023年3月30日木曜日

溜めこまれた怒りや欲求の抑圧が 嗜癖や身体症状の要因になります

 


原初の生理的な感情と、

自分の欲求不満が紐づけられるから、

自分の望むものがだんだんわかってくるという学習が、

「自分を生きる」そのものの土台になります。


それが損なわれるということは、

自然な感情はもちろんですが、

自分が何を欲しているかもわからないので、

「自分を生きる」「自分の人生を生きる」という土台を失うことです。


その子の生活が、

他者の価値観や規範に染まり続けるので、

ここが個性がなくなる、

わからなくなるという部分です。


この時期に、

自我の根幹を育成することよりも、

『社会性』を優先的に植えつけてしまうのは早すぎるのです。


また、

溜めこまれた怒りや欲求が意識にのぼらない状態は、

外に向かう出口を失うのと同じなので、

結果、

その子の体内に残されます。


これが夜尿症やチック症、自家中毒や喘息、皮膚疾患、

下痢や便秘などといった身体症状になります。


さらに成長していくと、

体内でうごめく不満や不安を薄れさせるための手段として、

嗜癖(アディクション)を持つようになります。


発育期なのでに落としやすいですが、

暴飲暴食、肥満傾向といったものは、

愛情飢餓を薄れさせるための代替えが多いです。


現代は、

大人も子どももゲーム依存に陥りやすい傾向ではないでしょうか?

携帯が手を伸ばすところに当たり前にあって、

しかも、とても便利ですものね。


お菓子や高価なプレゼントといったものが、

欲求の誤魔化し使用されて、

そのまま定着というケースを考えないといけません。


闇雲にやってはいけないと指導する前に、

『心』のことを意識にのぼらせられたら、

今までとは違った指導や、

家族関係が生まれる可能性大ですね。



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2023年3月29日水曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(愛着障害による大人のパターン)

 

親の愛着スタイルが、

子育てに影響するので、

子どももその愛着スタイルに似てくるといいます。


愛着の型については少し面白い見方もあって、

安全基地は、

安定した枠組みに収まりやすい心理特徴があって、

冒険を好まないというのです。

安全基地に縛られるという見方もできます。


逆に、

安定型ではなかったために模索する必要があり、

その体験のなかで独創性が育ち、

独自の人生を切り開くこともできるというのです。

なぜなら独創性とは、旧来の型破りによるものだから。

安全基地を持たなかったからこそできたと言えなくありません。


物事には、

いい側面とそうでない側面があるといういい例かもしれませんね。



'安全の確保'という意味で考えると、

愛着スタイルの簡単な見分け方があります。


ストレスで辛いときや不安に陥ったとき、

どのパターンをとりますか?


①人を恋しがる → 愛着不安 人に支えてもらおうとする行動が過剰に増加する

②人を遠ざける → 愛着回避 人と関わりを断つ もしくは変わらない

③臨機応変 → 愛着安定 ほどよく増加するため相談等で鎮まる


理由はわかりやすいですね。

愛着不安は、

幼少期の辛い体験ばかりをすぐ想起するからです。

普段から不安や苦い想い出はたくさん思い出せるのに、

楽しい記憶を思い出せない傾向です。


愛着回避は、

そもそも記憶自体を忘却する能力を育てています。

だから、いつも通りの希薄傾向になるか、

人や出来事そのものをさらに避けるかになります。


安定型は、

安全基地なる人がすでにいるため、

その人に対して適度な相談や要求程度で安心し、

事が済んでしまいます。


こうして比べてみると、

情緒の問題は、

過去からの繋がりによるものなので、

未解決にせず、

温かな眼差しのトレーニングや、

思い切って誰かに相談する体験からリスタートすればいいわけです。


その人のありのままを包み込む体験が、

未来をいくらでも変える可能性があると考えてみることではないでしょうか。



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2023年3月28日火曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(愛着のスタイル)

 

簡単な説明になりますが、

子どもの頃の愛着パターンには、

4つあるとしています。

通園時の子どもの取る行動をご参考にしてください。


・安定型・・・母親が離れると不安の表情を見せることはあっても、過剰にはならない。
       迎えに来て、母親を見つけると再開を喜び、スキンシップを望む。
       母親が安全基地の役目を果たしている。

・回避型・・・母親から引き離されても無反応、再会しても無反応。放任主義の影響。
       子どもは安全基地を持ってないことが多い。

・抵抗/両価型・・・母親が離れると激しく不安を示す。
         再会すると、しがみついて離れないパターンか、拒んだり嫌がる。
         親が過干渉だったり、二面性の性格で振る舞されるため波が激しい。

・混乱型・・・回避と抵抗/両価が混在する。無秩序な行動パターンを示す。
       親から虐待を受けていて、安全基地が危険な場所という感覚を持つ。


人生の途中過程で、

愛着のパターンを開放するような出会いがあって、

愛着の安定型に変わることもありますし、

逆に、

愛着の安定型であっても、

人生で起こる理不尽な出来事等によって、

愛着が崩壊し、型が変わることもあります。


大人になると、

安定型と不安定型に分けられ、

不安定型は、

・回避型から回避型へ → 親密な関係や体験そのものを避ける。希薄傾向になる。

・抵抗/両価型から不安型 → 相手の行動や言動に囚われやすい。自分の感情にも囚われる
              親との関係性が生々しく再現される
       

時間をかけて、

愛着スタイルから、

パーソナリティ傾向の問題へと深刻化すると考えてください。



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2023年3月27日月曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(発達と愛着形成)

 

補足です。


発達を促すために、愛着が必要である。

愛着があるから、発達がスムーズにいく。

そんな風に言い換えられるかなと思います。


なぜ、人と関わるのが楽しめないのだろうか?

なぜ、自分を押し殺して相手に合わせてしまうのだろうか?

なぜ、いつも疑ってばかりで、本気で携われないのだろうか?

なぜ、人に気ばかり使ってしまうのだろうか?

なぜ、気に入られようと嘘をついてしまうのだろうか?

なぜ、出来ていると思いたいのだろうか?

なぜ、すぐ憤慨し、怒ってしまうのだろうか?

なぜ、自分の立場を気にして断れないのだろうか?

なぜ、人と関わること自体がストレスになるのだろうか?

・・・・という疑問が出てくる人は、

おおよそ、

幼児期までの体験によって無意識的にコントロールされているのです。


意識にすらのぼらなかったのではないでしょうか?


苦しんだ人は、

安定した愛が着くという状況を目指しましょう。


愛が着くという状況は、

健康な自己愛(All OK.)

健康な自尊心(I am OK.)

ここを忘れないでくださいね。


安定した愛着スタイルを持つことができた人は、

どんな相手に対しても自分を主張し、

深い信頼関係をつくるだけでなく、

ときには、

孤立や不要な衝突を避けることができます。


仕事でも、恋愛関係でも、

人を受け入れ、受け入れられ、

幸福のチャンスをつかみやすくなります。


苦しみから少しでも遠ざかるために、

存在を大切に思うトレーニングを活用していきましょう。



   

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2023年3月26日日曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(一次性の恨み)

 

幼児期、就学前といったら、

この世に生まれてたった数年しか経ってません。

どれをとっても上手にできるはずもない年齢です。


余りにも早い年齢段階で、

周りが『いい子』を条件にしてしまうのは、

子どもにとって脅迫と取れてしまうのですね。


脅迫によって、

要求すること自体を恐れるようになったらどうなるのでしょうか?


感情全般に鈍麻が起こる過程に入ります。


まず、出せない怒りが溜まっていきます。

溜めこまれた怒りは、

一次性の恨みとなって、

その子の心の奥深くに追いやられます。


それでも、

出せないけど在る状態を感じ取ります。

それがとても辛いので、

感じないようにする手段に移ります。


怒りが湧かない方向性を取ろうとします。


・ニコニコ仮面

・良い子

・従順

といった内容になります。


どれも怒りを感じないようにするためです。


なぜ、ニコニコ仮面やいい子が良くないのか?


怒りを生まずにすむためには、

・はじめから要求しなければいい

・従っておけば怒りにつながらない

・『ありがとう』だけ言っておけばいい

といった内容だからです。


養育する側にとっては育てやすくなりますが、

子どもは、

高度な感情の処理方法や、

自分の要求に対して満たされる本当の意味での「ありがとう」の学習が頓挫します。


プラスの感情、働きかけ、充実感、歓びといった体験が、

できないということになります。


これは、生きる喜びが明確にならないのです。


一次性の恨みも、

体験不足も、

その後の人間関係を狂わせる要因になります。


恋愛嗜癖、対人嗜癖のカウンセリングでは、

感情の激高、

感情の平坦化、

感情の不安定といった内容と、

愛情を要求する相手が恨みの対象になる内容は、

しょっちゅう出てきます。


恋愛が激化してしまうのは、

恨みによって、

自ら無謀な生き方を選択していると考えられるからです。


そういうときは、

気持ちをたくさん吐き出した後に、

幼児期の一次性の恨みの関与について、

徐々にアセスメントするようにしています。





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2023年3月25日土曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(脅迫的な抑圧体験)

 

幼児期の怒りと不安の生理作用についてお話してきました。


怒りのほうは、

強弱の表現方法・懺悔・感謝の学びであって、

不安のほうは、

自分の尊厳を維持しつつ、

相手の尊厳も守りながら開示して関わっていく学びです。


どちらも自己主張、自己表現につながる大事な課題です。


言ったら余計に怒られる、

怖いから言わない、

言えない、

と考える人は、

他者のより強い怒りによって、

つまり脅しによって、

生理的な感情を抑え込まれるような環境が影響している可能性大です。


これが、

過去のブログでもご紹介していた親が子に依存する関係のことです。


親側の状況や要求に焦点が当たっているために、

このような事態が起こります。


脅しによって、

生理的感情の抑制を強いられた子どもは、

怒りや不安の生理的感情そのものを抑え込むことを学んでしまうのですから、

個人の扱い方を学ぶ機会を奪われてしまったわけです。


自分の内面で起こる怒りや不安が、

自己主張につながるものだとは思わず、

むしろ、

忌み嫌うべきものという扱いになります。


体験者が大人になって、

自己課題に直面すると、

要求を口に出していいものですか?と躊躇したり、

何が好きかわからない、

どんな気持ちなのかもわからない、

おもしろいかどうかもわからない、

何がしたいのかもわからない、

生きている意味がわからない、

といった状況に陥りがちです。


こういう状況は、

過去の経験からの連なりで起こっていると考えられます。


あなたの声を、

外に出してあげる機会を持ってください。

それは尊厳を守る行為です。


デリケートな問題は、

専門で扱ってくれるところに相談することです。


あなたの苦しんだ経験を無駄にしないでください。

物の見方や苦しみを活かす体験をこれからしましょう。

ひとつずつ心理課題を達成していくと、

自分本来の個性に沿った生き方を選べるようになります。





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2023年3月24日金曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(見捨てられ不安と妄想)

 


幼児の見捨てられ不安からおこる代表的なケースで、

『この家の子どもではないの?』という表現があります。

聞いたことがありますか?


解釈の飛躍が起こっています。


ただ、そういった妄想をもっても、

自分のことばで開示していますよね。

これは健全な関わり方です。


このように自分の尊厳を維持しつつ、

他者の尊厳も守りながら、

何とか表現し、

誤解を解いて関わってけるようにならないといけません。


ここで役に立つのが I am OK. です。


健康な自己愛 = バックアップですから、

自己愛が心のなかに育っているかどうかで、

自己開示の度胸が違ってきます。


自分の心の持ち方は、

対象者との関わり方に直結しますから、

そう考えると、

胎児期からここまでの学習に無駄は一つもありません。


開示されないまま留まり、

妄想がどんどん広がるという場合は、

開示するだけの後ろ盾がないと考えるほうが自然です。


トレーニングで、

何度も健全な自己愛を持ってくださいと伝えていたのは、

このバックアップ機能を持つためです。


頭で一度理解したものを、

実際に体を使って、

体全体で覚えていくほかありません。

それがほんとうの心の成長です。




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2023年3月23日木曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(自他区分と見捨てられ不安)

 

⑦幼児期後期(3歳から4歳前後)


この頃の記憶なら、覚えている人も多くなってきます。

保育園や幼稚園に通うようになってますのでね。


時間の流れでみると、

通園のころまでに、

愛着の問題や怒りの学習について一応は済ませているわけです。


この頃になると、

同じような年ごろの子と団体生活を体験するうちに、

曖昧だった自他の区分がついてくるようになります。


合体感が強い頃は、

相手のおもちゃをいきなり自分のものだと思ったりしますよね。

で、泣かれたり、怒られたりする。


そういった行為を繰り返しながら、

相手と自分を分ける必要性が生まれ、

と同時に、

自分はけして万能ではないということも知ります。


ひとりでは何もできない?

なにか足らない?

という感覚の目覚めによって、

親や先生に依存しながら生きている物体なんだと、

ようやく気づけるようになります。


こうしてヤダヤダ病が治まっていき、

人の様子を見る、人の顔色を見る力がついて、

今までとは違った関わり方がはじまります。


ここからは、

見慣れた内容が出てきますからチェックしやすくなりますよ。


自分が人に依存しながら生きている存在だと知ることは、

自分が依存する人に、

嫌われたら生きてはいけない事実に気づいてしまうようになります。


すると、

嫌われたらどうしよう・・・という不安が出てきます。


これを『見捨てられ不安』といいます。

(見慣れた言葉が出てきましたね)


これ、誰もが経験します。

人ならば全員体験する課題です。


間違って欲しくないのは、

見捨てられ不安が起こる・起こらないの問題ではなくて、

見捨てられ不安を動機に、

安全でいるためには、

一体どのように自己表現したらよいのかにつなげられるかどうかです。


自分と相手の尊厳を守りながら、

自分の置かれた状況や要求を自己表現していくことが課題です。


掴みづらい人は、実例を参考に。


見捨てられる不安が高いから、

他者と親密になる関係を避けるとか、

あるいは、

しがみつきが起こるようになります。


それから、

対人関係において、

嫌われるから相手に言わない・言えないという選択肢は、

この学習をいまだ乗り越えられていないのを示しています。


開示する手前で留まっていますよね。


カウンセリングの場で、

クライアントが、

二度と見捨てられ不安自体が出て来ないことを望んでいる人がいますが、

これは大きな間違いです。


この欲望が、

他者を責めたくなる思いや、

他者を支配したがる支配欲を生み、

合体化こそが安全という共依存心理を持たせます。


そのことを意識してトレーニングに役立ててください。



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2023年3月22日水曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(懺悔と感謝)

 

子どもなりに怒りを表現することで、

結果、

怒りの抑制が少しずつ分かってくるという感じです。


次行きましょう。

怒りを放出することで、

満たされることもあるけれども、

そうでないこともあるという体験のなか、

「ごめんなさい」と「ありがとう」を学びます。

それが『懺悔と感謝』の学習です。


抑うつ(シュン)が発生したときは、

「ごめんなさい」が生まれます。


叶うときは、

嬉しい、照れ、笑みになり「ありがとう」が生まれます。


体験を通し、

生理作用と懺悔と感謝が紐づけされていきます。


とくに、

抑うつから生まれる償いの気持ちは、

非常に高度な感情です。


抑うつの生理作用によって、

怒りがその中に吸収され、

「自分も悪かったなぁ」とかトーンダウンになったりします。

さらに、

「ごめんなさい」の思いによって怒りが昇華します。

とっても重要な一連です。


では、

この重要な学習を獲得していないとどうなるのでしょうか?


未学習の場合、

いつまでたっても自分の問題にできません。


問題が起こっても強い否認(自分じゃない)が働くため、

ゆえに「謝る」がわかりません。 


怒りの扱い方は本人のパターンになりますので、

個性そのものになります。


大人になっても、

関与を認めず、

謝らなくていい状態に、

どんなことをしてでも持っていこうとする場合は、

未学習の可能性大です。


アダルトチルドレン、

対人依存の問題のなかによく取り上げられる内容に、

拗ねる、斜に構える、天邪鬼ってのがあります。

この性格傾向は、

そもそも愛着障害の問題が根っこにあって、

その上に怒りの問題も加わっていると考えるほうがいいですね。




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2023年3月21日火曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(万能感と怒りの扱い方)

 

幼児期の課題の続きです。

ちょっと前にかじりましたが、

『怒りの扱い方』『懺悔と感謝』の課題です。


乳児の怒りと幼児の怒りは、

人生における原初的なもの。素。


生理的なものですから、

この時期の怒りと恐怖は、

意思のちからでコントロールできるものではありません。


どうしたって出てくる怒りを、

どのように自己表現につなげたらよいのか学ばないといけません。


怒りの学習は、自己主張の芽ですから、

ここで学習したものが個性そのものにつながります。

ですから非常に重要です。


そもそも怒りというのは、欲求不満の感情です。

欲求が満たされないことに対する生理的反応ですから、

①自分が欲求を表現して、

②それがどのような場面で、

③自他の安全と尊厳の確保が行われながら

④どのように相手によって満たされていくのか

という体験が必要になっていきます。


幼児期は、

ちょうど『ヤダヤダ病』が始まってきます。

駄々っ子そのものが①の欲求の表現です。


この時期のヤダヤダ病は、

幼児性万能感が入り込んで、

自分が世界の中心であると思ってますから(これは健全要素ですよ)、

自己主張も強めとなって遠慮なく出てきます。


自分の欲求の主張(①)に対して、

相手の出方(②③)を試しています。


そのときに、

親が子どもの要求に対して、

全部を満たすというものではありません。

言いなりになれというものでは、

けしてありませんから誤解のないように。


受け止める側は、

子どもの欲求に焦点を当てるようにし、

応えるときもあれば、

ときには『困ったね…』と対処し、

出来ること・出来ないことがあることを子どもに教えていきます。


ひとつは、

怒りを出す表現の中から、

子どもは強く出し過ぎて、

相手を滅ぼしてはいけないと恐怖を感じる体験をします。

ここで子ども自ら強弱の技術を学びます。

もうひとつは、

子ども側の要求に焦点を当てながら対処されることで、

『自分の尊厳は守られている』という感覚になり、

子どもの怒りが静まる学びです。


下線を引きましたが、

あくまでも、

怒りの元になった子どもの欲求に、

優先的に焦点が当たっていることが学習をスムーズにする鍵です。


そうでない場合とは、

親側の要求が優先的(忙しいとか、こうあって欲しいなど)になることです。

それは栄養のないミルク、

もしくは毒入りとなるので、

③はすでに機能不全となります。


大人になっても、

怒りの表現が過剰傾向で、

相手を圧倒して欲求を叶えようとする人や、

逆に、

相手を怒りで滅ぼす恐怖を感じてしまい、

欲求を押し殺してしまうような人は、

怒りの扱い方について未学習と考えたほうがいいです。




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2023年3月20日月曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(根気よく母性を注ぐ)

 

基本的不信感が該当するようなら、

早く何とかしようという考えは、

いい結果を生まないと知ってください。

それよりも、根気よく続けることです。

それが肯定的な母性の姿ですから。


一旦、このあたりで要点をまとめます。


情緒不安を引き起こしやすい問題に、

よく関わっているのがこの時期までの心理課題です。


「退行欲求が奥底で本当に求めるところ」と言ったり、

「幼児返り」ということばでも表現されます。


情緒不安は、大抵自覚があるものですから、

恥ずかしなどと思わず、

その原因を知った上で、

自分を深く愛し、

自分で宥め・諭すトレーニングを行ってください。


また、

誰かの前に立つときは、

(カウンセラーでも構いません)

自分はかけがえのない存在であり、

どんな事情があれ、

ここに存在していていいというAll OK.の感覚を、

意識しながら関わるようにしてください。


感情の揺らぎが少しでも短くなるのを目指しましょう。


フェアな立ち位置を保ちながら関わる体験で、

甘えられるかどうかの判断基準センサーが薄れると、

以前のよくない習慣が現れず、

逆に、

自分の自然な感情や好き嫌いの感覚が戻ってきます。



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2023年3月19日日曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(分離不安と基本的不信感)

 


では、不健全な状態とはどういうことなのでしょうか?


愛着が上手く形成されないと、

心に母性の姿がくっついてないので、

常時、安心させてくれる存在『ない』と感じます。


実際に一人になるのが怖くなります。

そのため母子分離を嫌がります。


『置き去り不安』という感覚が本人を襲います。

これが分離不安です。


よって、

物理的距離をとることを嫌がり、

実際にしがみつきが強くなります。


人見知りも、

人見知りという自己表現を通して『恐怖心』を訴えてますが、

周りの人がそれに対処を誤ると恐怖が増長し人見知りが延長します。


幼児のころの人見知りは、

愛着形成の確認作業といえなくもありません。


愛着の形成が阻害されると、

自分に応えてくれる存在の確信がえられないので、

・自分はかけがえのない存在ではない

・All OK.ではない

・誰も応えてくれない

・安全基地がない、守ってくれない

という心理のほうが育ってしまいます。


これが基本的不信感になります。


人間の心はまるでイキモノのようですから、

基本的不信感があるため、


怖い、悲しい気持ちになる、

楽しいことが起こるとは思えない、

色んな事にチャレンジするのが怖い、

というような消極的な行動になるのではないでしょうか?


子どもは教わらなくても、

人間不信による回避傾向、

外界不信による逃避傾向などの行動が起こります。


なりたくてなったわけではないし、

ましてや、

好きでなったわけではないという理由はここです。


さて、現在のあなたはどちらでしょうか?


愛着の形成は一度できたかなと思っても、

何かの拍子に壊れやすいものでもあるので、

何度も繰り返し育成しないといけないものです。


もしも、

大人になった今もなお、

一人だとすぐ寂しくなるとか、

誰かが居ないと不安になるとか、

スゴイ人見知りだとか、

実際に何か必要な作業があると、

他者に何度も確認しないと、

不安でならないなどの行動になる人は、

乳児から幼児期前期につまづきがあって、

問題が発生している可能性を考えないといけません。



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2023年3月18日土曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(幼児期前期)

 

卒業生から、

『これ、一緒にやったね。読んで復習してます』て、連絡が来ました。

自分にやってあげたことが、今では子育てに役立っていると、

コメントありがとうございます。

ブログを活用してくれていると思うと嬉しいです。



⑥幼児期前期(一歳半から3歳ごろまで)


子どもの現状をありのままに見て、

OKだよという温かなまなざしや、

状況に対応してくれる母がついてくれているという体験から、

子どもの心に母性の姿が住み着いて安心させていきます。


愛着が形成されると、

一人で居られる能力が育ちます。

よって母子分離が可能になっていきます。


隣の部屋やキッチンに母親が居て、

少し離れていても平気になります。

だんだんと長い時間でも大丈夫になります。


また、この時期は特定の対象者は安心で、

そうでない人は恐いと感じるのが当然です。


ちょっとした人見知りに対しても、

子どもの要求にしっかり焦点が当たって周りが対処し、

だんだん心が穏やかになる体験から、

安全基地がある感覚が強化されます。


いつでもどこでも、

かけがえのない存在だと見守ってくれる存在がある確信から、

基本的信頼感が育成されます。

(見慣れた言葉がやっと出てきましたね)


わたしたちの心はまるでイキモノのようです。

基本的信頼感があるから、


いつも明るくいられる、

楽しいことが起こると信じていられる、

色んな事にチャレンジする意味がある、

やってみる価値がある、

というように、積極的な行動になれるのではないでしょうか?


事実、愛着形成がその子の行動を制限していきます。

安全基地があるという感覚の幼児期の子どもは、

あらゆる好奇心から行動範囲がどんどん広がっていきます。


明日は、そうではない場合の説明です。



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2023年3月17日金曜日

自己愛の損傷の問題が苦痛をつくります(交流分析)

 

補足です。


健康な自己愛が育たなかった場合、

All OK.ではないので、

自己肯定がしにくくなります。


すると、

日常生活を送るにあたって、

他者の意見や教えが何があっても必要になっていきます。


これはどういうことかというと、

相手の意見や感情にすぐ同化しやすく、

自分と他人の境が分からなくなりやすい事情を抱えることになります。


この関係性は、一見自他の区別をつけず、

思いやりがあって甲斐甲斐しく見えそうですが、

じつのところその中身は、

同一化であって、

あくまでも自分の尊厳を守るために行っている行為なのですね。


共感とは似て非なるものです。


ものごとは深く理解する必要があります。

自己愛の欠如とは I am not OK.(自己否定)の状態ですから、

自然相手は You are OK.(他者肯定)になり、

自分 < 相手 という力関係になります。


この不均衡な力関係を危険に感じないわけがありません。

心理上、安全を確保する必要が出てきます。

同一化しやすいのはそのため。


また、

相手に何かあった場合、

自分が対処をしなければならないと考えるようにもなります。

なぜなら、

自分 < 相手 = 相手は主人だからです。

介入することによって尊厳を守れるような錯覚を起こします。


この力関係は、

同一化する側にとっては死活問題にも値します。


嫌な人だけれど、

相手の力には逆らえない、NOと言えない状況に至る理由です。


さらに、

自己愛の損傷の問題が複雑化すると、

劣等意識の反動で虚栄心が大きくなり、

I am OK.(誇大自己=歪んだ自己愛)の立ち位置から、

You are not OK.(他者蔑視)という見下しをするようになります。


対人関係に激しさが増してくるのは、この仕組みがあるためです。

差別化は、表に出しても出さなくても苦痛を余儀なくされます。


相手の存在を強く欲しても、

わかってくれないような体験ばかりだと認知するようになると、

絶望の淵に立たされ、

I am not OK.  You are not OK.

という状態に陥ってしまいます。


こうした交流を避けるためにも、

健康な自己愛 = 肯定的な母性の姿 = 自分を認める

を、あなたのトレーニングに役立ててください。


I am OK. You are OK.精神を活用しましょう♬



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2023年3月16日木曜日

健康な自己愛に関わる母性について(肯定的か否定的か)

 



補足です。


健康な自己愛のもとになるのが、

優しく温かく見守ってくれる『母性』の姿であるとご紹介しました。


この『母性』についてですが、

ふたつあります。


肯定的な母性性 と 否定的な母性性。


否定的な母性性の特徴は、

境界線を引かず、

自分の心に内在する要求を叶えるほうに焦点が当たったまま、

相手に対処する姿です。


これは、

相手の尊厳を守るのではなく、

むしろ呑み込んでいく母性の姿です。

不健全なため、

心理学ではあえて「否定的な母性性」という名で分けています。


不安だからこうして、

安心したいからこうして等の条件を常に持ったまま、

他者に関わる心理特徴を、

キチンと分けてトレーニングしましょう。


無意識とはいえ、

否定的な母性を心に育てたまま、

親密な関係を持った場合に考えられることは、

・強い同一化願望

・過干渉

・過保護

といったものです。


どれも相手側の『個人の尊厳』をけして守っている対応ではありません。

ゆく先々のことも考えて、

大事な知識なので役立ててください。


もしも、

自分が他者を前にしたときに、

上記のような対応をしているのに気がいたら、

それを宥め・諭すトレーニング中に、

肯定的な母性性が育ちます。

トライアルしてください。




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2023年3月15日水曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(健康な自己愛と境界線の問題)

 

 
要点まとめです。


胎児期、出産、乳児期の課題は、

温かなまなざしが自分に返ってくる体験を通して、

愛着の形成(愛が着く、母性の姿がつく)に取り組んでいます。


理屈抜き、無条件のなか、

自分はここにいていいという’素朴な確信’ができ、

その体験のなかで優しい母性の姿がインプットされます。


心に母の姿がくっつく = 愛着の一次形成

という仕組みです。


これが健康な自己愛の芽。

All OK.


All OK.の心理は、

ものすごく重要です。

親が側に居なくてもその姿を持っていることで、

のちのち一人でも、

自分を支えられるようになるのですから。


また先取りですが、

自分がOKであるということに基づいて、

他人もOKという心理になれます。


それがあるので、

自分は自分・相手は相手という境界線(バウンダリー)も、

引けるようになります。


つまり、

健康な自己愛がなければ、

自然、同一が最優先にされ、

自分と他人を分けて、他人に共感する能力が育ちません。


乳児期につまづきがあって、

愛着の障害を持っていると、

人生に渡り、

人間関係に苦痛を伴う可能性が非常に高くなるといえます。


自分が表現せずとも与えられるべきと考えていたり、

返ってこないというだけで怒り出す人は、

自他を同一にみてしまう問題をかならず持っています。


意識してこの辺りから丁寧に取り組み直そうと考えてください。

そのほうが母性がしっかり育ちます。


安易に考え、この時期の課題を片づけていかないと、

自我の土台ができていないので、

対人関係のスキルをいくら持っても、

脚本を覚えるかの如くの技術になったり、

場当たり的な対処になるため、

自然な感情に身を任せる交流にはなかなか届きません。


ブログの内容がなかなか掴みづらいなぁと思った人は、

例えていうならば、

ぬかるみの上に柱がしっかり立つでしょうか!?


建物も、自我の形成も一緒です。


大切なあなたの人生のために、

吟味するようにゆっくり一歩ずつ進んでください。




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2023年3月14日火曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(乳児期)

 

④乳児期(6か月前後から1歳半ぐらい)


この期間は、離乳食から普通食へ、

ひとり座りから歩行へと肉体的にどんどん変化を遂げます。

しかし、

心理的母子一体化の願望をまだまだ残している時期です。


目が見えるようになって、

特定の人物に対する発信と定位(泣いて知らせる)が行われるようになります。

そこで、

養育者から温かなまなざしを受けて育っているかどうかです。


赤ちゃんって、

目が見えるようになるこの時期から、

よくジーーッと凝視します。

周りの人が、

自分に対して笑顔で応えてくれるのかどうかを、

しっかり受け取ってます。


これはどういうことかというと、

愛される存在(赤ちゃん本人)が、

目の前の人に映っていて、

それで笑顔で返してくれてもらっているという状況。


つまり、鏡。

相手を視ているようで自分をみている状況。

確認なのですね。

(見落としがちなところ)


ここで重要なのは、

条件なし、理屈抜きで愛されている存在だよ』、

『あなたはかけがえのない存在だよ』というメッセージの受け取りかどうか。


存在を大切に思う&大切に思われる体験。


それによって赤ちゃんは、

All Ok. I am Ok. = 健康な自己愛の芽(母性)を心に持ちます。


先取りですが、

安心感も自己肯定感も、

健康な自己愛があってこそできることです。


そうではない状態とは、

泣かなくていい子だから可愛いとか、

大人しいから可愛いとか、

上手にお乳を飲むからいい子だとか、

男の子だから(女の子だから)可愛いとかが入り込むことです。


携わる人の眼差しに’条件’が付いているのがわかりますか?


携わる側の条件を飲んでいるのならOKで、

そうでないならnot OKではいけないのです。


これは、不健全なミルクを与えているのと同じです。


どんなにお腹は満たされていても、

栄養のあるミルクではありません。

本当に必要な栄養が入ってこない栄養失調の状態を招きます。


このような対処は、

健康な自己愛(母性)が育ちにくくなる土壌であると考えてください。


与えられるものによって、

自我の根幹の部分に差が生じますが、

赤ちゃんには何の責任もありません。



現在、

「出来ているから尊い、出来てないのは尊くないなど」という物差しがあって、

自己肯定感が下がりやすく、

不健全な罪悪視で自分を見てしまうようなら、

この辺りを意識して思い切って是正しましょう。


また、

もしも憎しみの感情が湧いてしまうようなら、

育てる側に、

愛情がないわけではないけれど、

心育の知識が全くなかったとか、

ゆったりと育児ができない環境だったとか、

誰も助けてくれない過酷な心理状態などがあって、

健康な自己愛が揺らぎやすい状態になってしまったと考えてみてください。

(宥め・諭すトレーニングをご自分で実施しましょう)


過去を拭うように、

あなたがあなたに温かなまなざしを、

『今』たくさん送ってください。


All OK.しましょう。


たとえ素朴で小さな自己確信でもいいのです。

それは、

これからの人生をずっと支えるあなたの『母性』のはじまりですから♪




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2023年3月13日月曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(新生児期)


幼児期までは、

三つ子の魂百までと言われるように、

自我の根幹の部分になるのでとても大事です。


心理発達理論を参考にすると、

どの道をたどっていたのか、またつまずきはどの辺りで起こったのか、

掴みやすくなるかと思います。


ゴールに向けて、

どんな風に自分を導いてあげたらよいのか、

大枠を掴むために役立てくださいね。



③新生児期(生まれてから6か月前後まで)

授乳を通して、

とても重要な心理的関わりが行われています。


母体の中にいた余韻がまだまだたっぷりありますから、

母体未分離ですね。

まだ目も見えてないので、

人物を特定しているという感じではないですが、

泣いて自分の位置を知らせて、

自分の欲求を満たそうとします。


母体のなかではいつでも安全で、

満たされている状況に対して、

そうでない状態や、

お乳が与えられないのに不満を持ちます。

それが『新生児の怒り』。


お腹が空いて母親の乳首に向かって、

ガブッと噛みついちゃう赤ちゃんもいますよね。


母親が頻繁な授乳のリズムで睡眠不足に陥っていることも、

乳切れを起こして上手く対処できないのもわからないので、

赤ちゃんの怒りは強くなります。


母親が対処しきれない状態に陥って劣等感を持ってしまうと、

子育てがとても辛くなってしまいます。


母乳を与えるという課題を前に、女性陣は悩みます。


母子関係が悪化しないように、

周りの人のホローが非常に大きな役目を果たします。

最近はイクメンの登場、在宅ワークのお陰で、

随分と改善されているように思います。


この時期、

温もりや満たされる感覚が阻害された赤ちゃんの場合、

大人になってからでも、

二度と体験できない母子一体化の体験を、

対象者を通して体験したいと、

心から願うようになっていてトラブルを起こします。


激しさを増す恋愛嗜癖や性依存は、

この時期の問題を持っているケースがよく見られますね。


乳児側。

パートナーの腕のなかで蹲りたがります。

抱きしめられる側以外はいや。

ベッドのなかでは、

一晩中体の一部が接触せずにはいられないとか。

甘えん坊の体験をしたがります。


子どもの頃の状況を親に聞くと、

じつは授乳が上手くいかなかったとか、

泣き止まない、夜泣きがスゴイとか、

養育者が突然不在になったとか、

上の子に手がかかって、

抱っこされなかったなどの事情が明らかになることが多いです。





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2023年3月12日日曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(胎児期・出産)

 


母と子の交流を連想しながらトレーニングに役立ててください。


毎日、あなたがあなたをどのように扱っていくかが、

あなたの生活を変えていきます。


①胎児期


胎教という言葉をご存知ですか?

胎児が母体のなかで交流しています。

統計をみても、

妊娠中の母親の心理作用が随分と関わっているように思います。


胎児の育成環境が、

神経質でピリピリしている環境下で成長するのと、

のんびりゆったりした環境下で成長するのとでは、

違いがあるように思います。


胎児の神経系が一体どこで育成されるのかと考えれば、

まったく影響がないとは言い切れません。

むしろ大事なことではないでしょうか?


そういう視点で見れば、

『遺伝的』と言えるものを納得せざるを得ません。


神経質な祖母に習わず、

ゆったりのんびりを心がけた胎教によって、

孫は、全く違うという事実も起こっています。


②出産


出産は、胎児にとっての大きな課題であり体験です。

出産は、生まれてみるまで何が起こるかわかりません。

難産の経験をするお子様もいます。


意識にのぼらないけれども、

閉塞感や圧縮の恐怖を脳裏に焼き付けている可能性もあります。



意識できない部分から起こる内的状況(恐怖心)は、

一つの仮説を取り入れることで整合し、

今一度、

自分で自分を育成し直す楽しさにつなげられるのではないでしょうか?


優しく、保護するように、

あなた自身をハグしてみたり、

マッサージでご自分をさすってあげたりするのは、

神経を鎮ませ、

セロトニン(幸福物質)を放出するチャンスになるのではないかと思います。


感覚を頼りに自分を楽しませる工夫を、

日常的に、

かつ積極的に取り入れてください。



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2023年3月11日土曜日

やり直しつなげ直して目指す先にあるもの

一通り、

甘えられるかどうかの判断基準で人を裁いてしまう問題についての説明は終わり、

次に、

心育・改善を目指した内容に取り組んでいこうと思います。


コツコツ取り組んで目指す先は、

共依存コミュニケーションにハマらず、

自然な好き嫌いセンサーを呼び覚まし、

自然な自分の感情の取り扱い方も知って、

自分らしく自己主張できるように成長し、

他者の前でも、

自然な感情に身を任せながら関われるようになるのを目指します。

(長いなw)


大筋、概要を知っていただいて、

現場でひとつひとつ自分で取り組み、

習得していきます。

七日間で君は生まれ変わる等の内容ではありません。


自己鍛錬システムをここからは導入します。

観察・洞察・分析・実行するというもの。


自分磨き = 自利

実践あっての是正です。

 

健全な道を進むための明かり役として、

心理発達理論をご紹介します。


大昔も、現代もなぜか道筋は一緒。

子どもの頃から自己鍛錬していくほうが、

実り豊かな人生になると教えています。


初めて心理発達論を読んだとき、

こういう内容が多くの人の目に触れていたなら、

機能不全家族、アダルトチルドレン、

アダルトチルドレンファザー・マザーなどという苦しみを、

味合わなくて済んだのではと考えてしまいました。


自己鍛錬システムを取り入れる人は、

あなたが親であり子です。

先生であり生徒です。

導き手であり導かれる者です。


これを機に、

優しくて、

温かくて、

和やかな親心(母性や父性)の役目を、

あなたのなかに作って活用してください。



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