高みから人を見下すのも問題ですが、
低いところから脱出できないのも問題です。
劣等意識、被害者意識、消極性が慢性化していたら、
それも慢心です。
ご存知ですか？
自分はダメだ、間違っている。
一人では何もできたい。
もっと楽をしたい。何もしたくない。
などと強く思っていれば慢心です。
見破るトレーニングしてください。
破ってください。
その世界観を破れるのはあなたしかいません。
心をそのまま放置してはいけません。
引き上げ対策を自ら実行してください。
他人にしてもらうことが正しい方法であると思っているなら、
それも偏りがある慢心です。
その主観ちがってます。
その主観が過ちを犯していきますから。
それは明日。
心の悪戯を覚えて、
見破るトレーニングに活用しましょう。
わたしたちは人や出来事を介さなければ、
知らぬまに慢心し、
正しい行いをしていると錯覚して、
高慢や傲慢な態度をとってしまいがちなイキモノです。
パートナーや家族は、
『身内』というだけで、
それが起きやすいものです。
ここで厄介な心理をご紹介します。
人は、
思いをぶつけているときや、
相手に怒りをぶつけているとき、
頭の中では気持ちがいいとなっているって知ってますか？
≪熱が入って怒りになっていく原因≫
①正しいことをしていると思っている
②相手を下に見ていて、自分が上になっている錯覚を起こす
どちらも気持ち良さを感じているのです。
『私』が優越感に浸って喜んでいます。
怒り依存症の件もそうですが、
そもそも依存症たるものは、
すべて「報酬」が絡んでいるために依存します。
怒っているときも例外ではなく、
相手が自分の熱情に負け、怯んでいる姿をみて喜んでいるのです。
怒りの仕組みも細かく解析すると、
とても都合が悪いものですね。
高慢や傲慢に対して自覚を持てたら、
パワーゲームより大切なものが判るはずです。
愛の世界を生きられるようにしたいものです。
仮想世界を見破るトレーニングを続けますね。
ヒントは慢心。
『慢』は仏教用語です。
（お時間あったら調べてみてください。
仏陀の教え（原始仏教）は、最古の心の分析術ですから。
科学的観点にそっているものが多く、クールで行動主義の手本になります）
慢心は、自我が強化されている状態を指します。
生きていくうえで、
『私』という主語と世界観は、
私自身を説明するうえで必要なものなのですが、
『私』にあまりにもこだわると、
主観に囚われた世界に閉じ込められていくという、
難儀な仕組みです。
だから気づいてください。
むしろ、
パワーゲームは、そんな慢心に気づかせてくれるものと、
見方を変えるといいかもしれません。
破壊と自由は表裏一体ですから。
見破ったで加点(^^ゞ
心の軛を外して楽になってくださいね。
見破るトレーニングのご紹介です。
25日のブログでちょこっと書きました。
『余計な願望を手放して』という部分。
ここをご紹介します。
わたしたち人間は通常、
ひとりひとり『私の世界観』をあたまのなかに作って持ってます。
私たちのまわりには溢れんばかりの情報が転がっていて、
私は知覚器官を通して常にそれに触れてます。
私を中心に情報を感じてはそれを区分し、
私を中心に振り分けたものをつなげ合わせて、
『今ここ』を想像して持ち歩いてます。
これが人間の意識。
そして個人の世界観です。
私たちの意識は、
常に『私』が中心にある世界を持ち歩いています。
これを主観といいいます。
主観を持ちながら、他者と接しています。
自分と全く同じ人間がもう一人いたなら、
主観とまったく同じひとに出会うことはあるでしょう。
でも、事実は違います。
わたしたち人間は、
ひとりひとり仮りの想像世界を持ち歩いているにもかかわらず、
自分のだけは間違っていないと、
どこかで思いたいのです。
また、
私たち人間は、
本質的な部分で『より良く・より多くのものを手に入れたい』という、
欲望を生まれながら持ってます。
その欲望を強化しようと意識が働き、
強く思い込んで突き進んでしまうところがあります。
パワーゲームは、
自己の世界観（=仮想）を熱望して行動し、
その世界観が現実と直面したときズレるので、
願い破れて傷つき、
悲しみや怒りの感情が湧き、
それを打ち消す如く、
巻き返しを望んで強く迫って起こることなのです。
日常生活でケンカをすると、
相手が間違いだとすぐ責めてしまいがちですが、
細かく心と脳を解析すると、
それは、
『相手が間違いではなく、自分の見間違い』なことが多いのです。
昨日のイライラの件も、
よくよく心の中身を分析すると、
ご本人のなかに前もって『こうあって欲しい』という仮想世界があって、
それに熱が加わっていくうちに、
『こうあるべきなのに』に強く切望していたのです。
手放したて軌道修正したほうがよいものは、
もうおわかりですよね。
仮想世界のほうです。
心の安楽のためにも心を細かく分析し、
解析したほうが、
心の苦しみが消えやすくなります。
家庭の中で日々行われている家事・育児について、
誰も褒めてはくれません。
完全・完璧主義の傾向の人は、
普段から物事一つに対しても、
『これくらいできてないとダメ』という基準があります。
そのため心が解放される機会を逃し、
だんだん気が滅入ってしまってます。
乳幼児を抱えて疲労困憊していても、
そのことを周りの人が軽んじている場合もあります。
『それじゃダメよ』といきなり批判的にな声をかけてます。
心ない言葉です。
それはとても危険です。
精一杯の毎日をまず褒めてください。
悩んでいることがないという様相を見せても、
援助の姿勢で待機していてください。
褒めることも援助です。
こうした状況を回避するために、
解釈を根本的な部分から、
わたしたちはひっくり返す必要があります。
その方が画期的。
わたしたちは、
人に褒めてもらうような状態なら大丈夫で、
自分で自分を褒めるなんて傲慢だと考えるひとがいますよね。
それが常識。
でもそうでしょうか？
自分で褒めないから、
他人をむやみに必要とし、介入させると考えたらどうでしょう。
心はいつまでたっても、自律性が育たない事情に留まります。
『論点』を変えることで、
今まで見えなかったものが見えるようになります。
自分で自分を褒めるほうが衛生的だと思えるはずです。
社会心理ばかりが優先され、
個人心理が育っていない社会文化を回避できます。
論点を変えて物事を理解すれば、
わたしたちは生き方も社会も強化することが可能です。
家事、育児全般で、
だれも関心を寄せずにいるときほど、
『私』を『もう一人の私』が褒めてあげることがとっても重要です。
昨日の続き。
優しい心のままで思いだけを届けようとしているあなたは、
以前のあなたの心とはもう違う一面を持ちました。
『慈悲の心』があなたの心のなかに現れています。
間違いから立ち上がるコツは、
自分の心の中を変えることです。
考えてみてください。
今までと同じ心で、
同じことをしていて苦しまないわけがありません。
自分に向かって声をかけ、
自分のちからで自分の心の中を変わるので、
言動や行動が変わるのです。
どんどん自分の心に向かって発信してください。
『私』と『もう一人の私』で会議をし、
『もう一人の私』が先導するようにします。
頭と心は、ゆっくり通じていきますよ(*^^)v
新しい行動をするあなたに、
恐らく、相手も最初は戸惑うはずです。
あなた自身は冷静でも、
お相手が情緒不安を強く起こす場合もあります。
そんな時は、次のことを知っていてください。
人が依存状態に陥っている場合、
警戒心が非常に強まります。
そのことをよく知っておくことがコツ。
あなたの救いになります。
あなたは臆せずトレーニングを積んでください。
感情をキャッチし、自分で抱えて、そして余計な願望を手放し、
一度心静かな状態にする訓練を続け、
『人の柔らかい部分』の扱い上手になってください。
その上で、相手に思いを伝えるだけ。
自分の言動や行動で、
相手をコントロールしようとしないでください。
パワーゲームに逆戻りしないこと。
自覚をしたあなたは、
以前ほど感情の渦に陥らなくなっているはずです。
それは、
あなた自身の自尊心を取り戻して、
心が独立した状態を維持できている証。
ひとりで立てている証です。
小さな感情の揺れはあろうとも、
自分で自分の心を支えている手ごたえを実感して益々褒めてください。
その『あなた』であることが、
今後の二人や家族のかたちに影響していくのですから。
（下線の部分はのちほど）
コミュニケーションの悩みを人任せにしていても解決はしません。
自分が悩んでいるなら、
悩みに向き合うのは自分です。
解決したいのが自分なら、自分が行動を起こすのです。
相手からの働きかけを期待するのを捨てます。
それだけでも随分違います。
ここ大事です。
そして、
思いを伝えるのか、
それとも、
相手を批判の目で見て、要求を押し通そうとするのか。
自分自身に向かって静かに声をかけてみてください。
きっと、
優しい心のままで、
思いだけを声にして、
届けていけるあなたであるはずです。
頭だけでも理解できれば、
心は何かを追い求める力を弱めます。
束の間でもその体験は、
後に大きな力に変わっていきます。
束の間の安息を狙って、
それから心を調教する機会に当てます。
パワーゲームに陥ったときに、
何より助けになるのは深呼吸です。
深呼吸は、
パワーゲームに晒されて緊張状態に走った肉体を、
内側から広げ直し、
生理作用を通して心地良さを味合わせてくれるものですから使ってください。
深呼吸をプラスして相乗効果を高めましょう！
呼吸作用に集中してください。
なんで私はこんなに怒ってるの？
そんなに感情的になる必要があるのかな？
それやってて疲れるでしょ？
という感じです。
心が外に何かを求めて暴れるのをやめ、
おまけに、
外部から侵害されてないという感覚が内から起こると、
目の前に人の感情を差し出されても、
その感情を寄せ付けなくなります。
なんでこんなことに怒っているの？
という感じ。
俯瞰している感じ。
これは、
’バリア’が出来るのです。
まだまだシャボン玉クラスだけどね。
心が少しでも安楽する時間を持つと、
外側を求める要求が和らいでいて、
むやみに関わることが逆に煩わしくなります。
そっと距離を置いている。
これを心理的境界線の持ち直しといいます。
心が独立した状態が維持されてます。
これも、
『私』を『もう一人の私が調教している状態』。
素晴らしいね。
本当に必要なもの、
意味のあるものを選び取り、
心の苦しみを減らして生きる道を選んだとき、
アダルトチルドレンがアダルトチルドレンではなくなっていきます。
自分で自分の心を理解し、
自分のちからで自分の心の世界観を変えるとき、
苦しみは、心から消えていきますよ♪
昨日の続きです。
二人の関係がこのままずっと同じように穏やかで過ごせたらいいね。
と、思ったまま子どもを持ってしまうと、
赤ちゃん誕生とともに、
脆く崩れ去ります。
自分の足らないものを相手で充足させてきたカップルにとって、
自分のご機嫌をつねに取ってくれるのは、
相手の存在です。
お互い自我を満足させるために一緒になっている心理が多く、
子どもを持っても、
自我を満足させるために、
パートナーにも子どもにも動いて欲しいのです。
そして、
その考えに当人がなんの疑問も持っていません。
理性的ならば、これはおかしいとすぐわかります。
母親は、生んだその日から現実的な対処を求められます。
楽しい育児や仲良し家族など、
はるか遠くのことのように思えるほど、
現実の壁にぶち当たっていきます。
ここで問題に上がるのがパートナーの存在です。
男性の行為が問題に上がります。
元々の生活をなるべく変えないように働きます。
執着を始めて閉じこもるのです。
これが育児に協力的でない男性の心理作用。
常套句は『なるべく手伝うようにするよ』です。
彼らは、
育児で大変な状態の母と赤子を残して、
自我中心世界を維持しようとします。
たとえば、
子供に手がかかって手が離せない状態に対して、
『赤ちゃんが終わってからで僕はいいよ』と平気で言えるのです。
女性は、
『はぁ!?子どもじゃないんだから自分でやってよ』
というのが本心です。
現実主義で、
理性的に変化するのが当たり前と思っている男性は、
こういう男性に対して、
ビックリ仰天のリアクションをしてました。
まだあります。
こんなときに？という行為を連発します。
遊びに行くの？
飲みに行くの？
友だちに誘われたから断るの悪いじゃないというのが理由です。
目先に囚われ、
優先順位を間違えているので、
軋轢が生まれる行為を次々起こします。
こちらも多かったのでご紹介します。
育児よりご趣味が優先。
ジムで体作り!?
今まで続けていたことができなくなるのは困るとか、
それをやってからでないと育児ができないが理由です。
これ、どういうことが起こっているかわかりますか？
アディクション（嗜癖）です。
『理想の自分像』への固執や、
ストレス・不安の打ち消しに使われるもの。
心理発達の問題がもともとある人の行動です。
意識は、非現実のほうへと強く引き寄せられていきます。
自我中心の世界観を強化しようとする行為に向かって行きます。
夫の行動の中にある心理的幼さを知り、
ありのままとして受け止めるのが女性側の最初の一歩です。
ひとを無理矢理大人にすることはできません。
間違ってもパワーゲームに手を出さないでください。
ひとは夢のなかを生きられない。
夢のなかを生きようとして苦しむぐらいなら、
心を整理するために、
まずご自身の心の中と要求を整理整頓しましょう。
クリアになるほど、
新しい道が開けていきますよ。
パートナーとの二人暮らしから、
子どもが欲しいねとなって、
家族が増えるのを希望するなら、
知っておかなければいけないことがあります。
子育てでは、
間違いなく『親自身』が成長する必要があります。
自分も相手も、
もう今までとは同じではいられません。
ところが、
ここがわからないのです。
二人暮らしのときは、
一応大人と大人の組み合わせです。
役割分担で成り立っていたカップルも、
足らぬところをお互いに補い合って、
別に日常生活にこれといって大きな問題はなく、
このまま楽しく家庭が維持できたらいいね。
などと考え出すものです。
だいたいこのようなカップルが、
子どもを持つと亀裂が生じ、
だんだん破滅的な夫婦関係に至り、
機能不全家族に向かって行きます。
そのことをご承知ですか？
ちょっとシニカルというかシビアなことをいいますが、
理性的であったなら、
このまま続いてくれたらいいねなどという甘い考えに、
疑問が生じるものなのです。
子育ては、
パートナーシップ以上に、
比べ物にならないほど『理性』が必要です。
子育て経験者ならそのことはもう重々承知でしょうwww
理性を失いかけたとき、
正気に戻してくれる存在が、
理性的か、それとも感情的かで、
怖ろしいほど行動が違います。
パートナーとは、
恐ろしい・・・と感じるほど、
自分のパーソナリティと噛み合う人が、
カチッとハマってますよ。
続きは明日。
愛は理性。
理性がなければ、欲の暴走を制することは適いません。
つまり、理性的になるほど愛は深まります。
もし、パワーゲームをすぐやってしまうなら、
忘れてはいけません。
感情を膨れ上がらせているのは、いつだって自分です。
怖さから逃れるためだと知ってください。
自分が自分の「していること」について、
客観的視点でみるには特別な力が必要です。
それが精神集中です。
外部の情報を一旦シャットアウトし、
自分の内側で起こっていることにだけ集中し、
初めてその実態が明かされます。
自分自身の弱さも脆さも真っ直ぐに観れるなら、
それほどに心強いちからはありません。
なぜなら、
人をみるよりも、自分をみるほうがずっとずっと困難だからです。
でも、
困難なものをみる力があれば、
あとは容易です。
だから、自分を育てるのが先決なのです。
自分自身に理性なくして、
なぜ相手の理解ができるのでしょうか。
自分自身に理性を持ってはじめて、
相手のパワーゲームの存在に、
深い理解がなされます。
これが道理です。
全身の感覚器官で情報を取り込んでは認識を始めます。
そのとき、
『快・不快』『好き・嫌い』の判断基準を通り抜けてから、
最もふさわしい言葉を当てて区分し世界観を構築します。
それが『想像』です。（むかしは心象といいます）
想像したのは誰か!?
自我意識です。
人間この世に生まれたら、
まず自我を中心にした世界観をどんどん広げていきたいと願って行動します。
これ本質です。
パソコンでいうところのOSです。
この世で自我中心世界を実現しようと『欲』があり、
それが外界と軋轢を生み、争いが生じます。
いい例が赤ちゃんです。
身体が自由になってくると、
自我を広げようと行動範囲を広げます。
そのうちに、
自我を広げ放題し過ぎて問題が生じます。
そのままにしておくと危険なものに出会いますから、
親を通してあるところで限界をつくります。
いわゆる自制を覚えていきます。
やってない人間などいません。
人間は、
自我がトコトン執着するものを獲得できれば、
それは勝利であり、同時にゴールとみなすのです。
その喜びに異常な執着をおこすと、
人間の苦悩が始まります。
では、この苦しみをどうしたらよいと思いますか？
先日取り上げましたね。
『愛・信頼』を持つこと。
それと、
自我と自我の欲求そのものを放下することです。
悩みの根本を更改することで変化します。
なにも自我なくなって空っぽになるのではありません。
自我を放棄させた『あなた』が残っています。
『あなた』が本来存在してほしい’人’なのです。
自我よりも『自我を放下した自分』が、
『愛・信頼』を持って生きるに相応しいのです。
煩悩。
その中身。
人間は、
あれを持ちたいと想い、
それを持って喜びます。
誇らしげな成績優秀、学歴を持って喜ぶ。
功績を持って喜ぶ。
パートナーを持って喜ぶ。
家族を持って喜ぶ。
子どもをもって喜ぶ。
家を持って喜ぶ。
ペットを飼って喜ぶ。
より良いものを持って、自分の生活が豊かになって喜ぶ。
で、
誇らしげな成績優秀、学歴を持って悩む。
功績を持って悩む。
パートナーを持って悩む。
家族を持って悩む。
子どもをもって悩む。
家を持って悩む。
ペットを飼って悩む。
より良いものを持って、自分の生活が豊かになったのに悩む。
という具合。
初めから、
ものごとは表裏一体だと知っておこう。
それと、
本質的なことを知っておくといいですよ。
どれも一瞬の喜びであって、
一瞬で状況は変わっていくので、
永続した喜びには至らないということを。
そして、
強く執着するもので、大いに悩むと知っておいてください。
それぞれが時間とともに変わり続けることを頭に入れておけば、
冷静に対処していけます。
≪番外編≫
思いがけないときに、
電化製品が壊れました。
なんでこんな時にッ！と感情が激しく動きます。
ショックです。
その後も気分が悪くてたまりません。
なんで壊れたの・・・で悩みます。
電化製品が経年劣化を起こすのは当たり前と思う人は、
別に「ただ壊れたのね、買い替え時ね」で済むことです。
そこで登場するのがパートナーの存在。
A、
どうして壊れたのッ！使い方が悪かったんじゃないの。と、
責めるパートナー。
はぁ～とため息を漏らしながら、こちらも不機嫌。
B、
そう、壊れたんだ。じゃぁ、どれ買う!?と、
なんだか楽しそうにネットで探そうよと誘ってくれます。
彼女のパートナーはBでした。
彼女はこれを機に、
彼の性格を見本にして自省し、
自分もそうなろうと改心しました。
愛の世界を生きたいですね。
『生存欲』
いつまでも若く元気で生きていたい。老化や病気などしたくない。
『所有欲』
今よりも、
より良く、より多くのものを手にして幸せをつくること。
それは喜びです。
人間の本性です。
誰もが持ってます。
べつにこれといって問題には思わないだろうと思います。
一般社会価値観です。
この世が努力に応えてくれて、果報がたくさん訪れれば幸せです。
喜びが次の努力へと結びつきます。
努力が報われているうちは何も問題はありません。
心に辛さが起こることはありません。
問題は、努力が報われない事態に陥ったとき。
自分の持ってる価値観から逸れていくときです。
心の苦しみが生まれてしまう理由を探さなければいけません。
人間の苦しみは、
『努力して、
あれを買ったり、
これを持ったり、
自分のものを増やしていくことが生活を豊かにする』という世界観が、
どんどん強化されていて、
心がそれ以外は望まなくなっていることにはじまります。
他人と比較しては嫉妬が生じ、
競争意識が高まっては『新たな想像世界』を構築します。
その状態を手にしようと努力をしては、
思い通りにならないと苦しんでいく。
苦しみから逃れたいから益々『持つ』ことに執着します。
という具合です。
『所有する』という一面に、
異様なほど囚われているのがわかりますか？
この考えがあったら、
かならず『人』も『もの』のように、
自我の意に沿うように動いてもらわなければ気がすみません。
心が苦しみに染まってしまったとき、
わたしたちが本当に見たほうがよいものは、
自分自身の『心の在り方』と『パーソナリティ形成』です。
心を理解することが救いの道です。
あなたは心の持ち主です。
と同時に指揮官でもあります。
あなたがその気になって調教していけば、
安楽の世界を生きることは適いますよ。
相手の評価で自己価値を図る癖は、
若年のうちに捨てておいたほうがいいですよ。
生き方が変わりますから。
パワーゲームは思考の癖、定着すると人格そのものです。
定着すると、今日のお題目のようなことが起こります。
高級有料老人ホームでの問題をご紹介しますね。
なんとなく想像ついていると思いますがね。
終の棲家に選んだ場所で、
パワーゲームが頻発し高齢者バトルが起こります。
席取りがきっかけ。
フロアの占領がきっかけ。
価値観が合わない。
あの人が嫌い。
あれが気にくわない、
これがなってないなどが原因で、
正しさの争いが繰り広げられています。
相手が降伏しない限り、気分が治まることはありません。
高級有料老人ホームの名の通り、
そこに住まれる方々は、
社会生活でトップを走ってきた人たちが、
集まっている場所だということを忘れてはいけません。
『勝ちが価値』の人たちです。
なんとしてでも勝とうとするパーソナリティもあります。
そのため派閥争いに周りが巻き込まれます。
終の棲家で孤立化するわけにはいきませんから。
ブログをお読みの方も、この件を考えてみてください。
本当の安楽とは一体どういうことなのか。
席が問題なのでしょうか？
人が問題なのでしょうか？
環境が問題なのでしょうか？
違います。
その人の『心の在り方』が問題です。
平穏に生きようとする人の幸せを、
自我中心の世界観は容易に破壊します。
巻き込まれた方のケアにサロンでは取り組んでいますが、
人生100年という時代、
学んでおかないといけないことは何か、
ひとりひとりがよく考えて生きる時代なのだと思います。
それは、
自分の価値を相手で図ろうとする行為です。
これが苦しみをつくります。
この人となら、
きっとこういう世界が創れて、
それが自分にとっては安心な世界となるはずだ。
その考えは我想です。
先入観です。
人間は、
一度『手にしたい』『持ってみたい』と願ってしまうと、
欲しいあまりに、
ものごとを美化したり、清らかだと勘違いしていきます。
それを考えている間はとても甘美ですが、
それによって苦しみが生じます。
では、
それが叶ったら幸せ！と、
突き動かされている人をちょっと想像してみてください。
気がついたかしら!?
その人は、
それを手に入れるまで、
相手の存在にどこまでも『支配をうける』身になります。
価値ある人生を生きているひとに映りますか？
支配をうけることもなく、
支配することもない生き方を選んで凛と立っているほうが、
愛の世界そのものを生きています。
本当の自己価値は、揺さぶりを受けません。
