さて、何歳まで許されるのだろうか、、、、
今日は、「母子カプセル」と言う言葉から、ご説明します。
この世に生まれたとき、赤ちゃんが求めるのは、父親ではなくて、
母親です。
「母子一体化」の名はここから生まれています。
その後、父親の登場、育児参加により、
母子癒着状態から、徐々に分離を果たしていきます。
この時期から始まり、学校生活、反抗期、社会活動を通し、
母子癒着状態から完全に脱皮していきます。
ところが、父親の不在やひとり親、養育者が仕事で忙しいなどの諸条件が重なると、
子が養育者の心理的パートナーとなってしまって、
親の精神安定剤代わりになってます。これを母子カプセル化といいます。
神経質で不安症な母親は、過干渉や過保護をします。
子どもの社会生活にいちいち口をはさみ、
母子カプセルから抜け出そうとするチャンスをことごとく奪います。
子どもの人生の前にいつまでも立ちはだかり、最善のレールはこっちだよ的な振る舞いを、
あの手この手で何歳になってもやっています。
そのため子は、大人になっても、自分で決められない。親の意向をまず優先。
結果、カプセルから抜け出したいが、心理的に自立する経験が乏しく、情緒不安定のまま。
すると恋愛や婚期を期に、パートナーを親代わりの対象者とします。
つまり親のポジションが別人に変わっただけ。
依存対象者を変更しているだけとなります。
自立した人は、このような人をパートナーに好みません。
違和感を感じやすいのです。
なぜなら、母子カプセル化を望んで行動しているからです。
親と自分の間に染みついた過干渉や過保護を選んで行動しているため、
しばらくすると関係解消したくなるように、自分で仕向けています。
この母子カプセル化が成立する相手のタイプは、
依存性には依存性か、共依存性(誰かに頼られることで自己価値を図るタイプ)です。
そのため、二人っきりの世界にどっぷりつかって奇妙に映ったり、
ご機嫌とケンカが目まぐるしく変わる関係であったり、
くっ付いたり離れたりと、不安定な関係に陥っています。
心のパワーバランスでみると、不思議なことではありません。
ですので心の仕組みを知ってと抜け出すこと。
不安や不満から過剰に相手に求めていないか、
良く自分を観察してバランスを整えることです。
境界性も、自己愛性も、演技性も共通することは、
他者を介さずして、心の平穏が保てないことです。
本当の自立者は、自分で自分のご機嫌を取れます。
一人であっても、二人であっても、大勢の中であっても、安穏ですよ(*^^)v
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