対人関係で上手くいかない事情が持ち込まれます。
感情の吐露から始まって信頼関係がつくられてくると、
外側に向いていた目が、自分自身へと向かう段階が訪れます。
自分で自分をよく知りたくなるって感じです。
クライアントさんとの対話のなかに、
対人依存の傾向やパーソナリティ傾向の特徴が現れている場合、
その方が一体『何』を外側に欲して行動してるのか、
ゆっくり確かめるようにしています。
（これが心の性向です）
この過程は客観視力を鍛えます。
いわゆる『大きな心』の強化法です。
長期に渡って不調や病気に悩まされている人の多くは、
周りが『小さな心の望む想像』に反してるから、
すごく苦しいってことがほとんどです。
とくに妄想性障害といわれる類は、
被害者意識から誇大妄想へと発展したものが多く、
そのお話の内容は、
実際社会生活で、
起こりうる可能性があるかのごとくな内容です。
深く心に分け入っていかないと、
ご本人が親しんでいる妄想は、見過ごされやすいものです。
あなたは、どんな幸せの在り方を想像してましたか？
その物語こそが、
じつは行き詰まりの原因になってる可能性があります。
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