2022年2月26日土曜日

妄想上、こういうときは○○だと決めていませんか?

 

未発達な精神状態だと、

自他の区別(感情、思考、価値観、状況)が、

よくわからない状態になります。


カウンセリングでは、

こうしたことも会話の中でピックアップできます。


生活のあちこちに、

妄想が侵入し成り立ってることが少なくありません。


こういうときは○○だと条件を付けていて、

それ以外は否定。

愛じゃないとしてます。


つまり『認めない』という形になってます。


言い方一つ妄想の中で決めていることも。


たとえば、

よくある女子会。


愚痴のなかに、

『言い方ってあるじゃない💢』とAさんが訴えてます。

そんな場面に出くわしたことはありませんか?


その剣幕に、

『そうよね~』なんて返答しているだろうと思います。

そうして深入りは避けるだろうと思います。


ちょっと目線を変えてみると、

『言い方』を決めているのですよ。

Aさんには基準があります。

その基準から相手がかけ離れているので不愉快になってます。


始終こんな感じ(強迫性)で、

近親者を管理している場合が多いものです。


だから家族に対しての小言がとても多くなります。


『こうなっていなければいけない妄想』= 心の性向に気づけますか?


家族の目的は管理なのでしょうか。

それでは強制収容所と変わりありません。


援助と管理は紙一重。

愛と欲望も紙一重。

本題がすり替わりってるってあるんですね。


ご自身の望むところを訪ねてみると、

ふいに沈黙するのは、

ご本人がその妄想を言葉にすることが出来ないか、

言葉にしてしまうと自分の立場が危険だと感知したかです。


言葉にすれば、

要求の内容や自己正当化に疑いがかかります。

それを避けたくなるのはエゴの仕業です。


偏った要求と知らずに持ち歩いているのかも?と気づきを持ち、

『妄想』を改めて俎上にのせると、

わたしたちはお互い思いがけないほどの自由を得ます。


本当の望みを書き出してみると、

不機嫌のつじつまが合うものです。


お互いを縛らない自由な交流は、

方法論を変えるとけして夢ではありません。



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