よくやるわね。
面倒見がいいのね。
非常に良い人柄のように感じるはずです。
でもでも、よくよく精査したほうがいい内容なのです。
世話焼き・尽くし屋は、
別名 イネイブラー。
依存問題行動を増長させる人(共依存)のことを指します。
介入してくるその人がそもそも情緒不安を抱えていて、
わたしが○○しておけば、
きっとこの状態はよくなるはず(計画)という心理作用があるのですが、
素人目にはわかりづらいのです。
安全でいい状態にしておくには、
相手の望むことをしておけばいいという考えがあり、
強迫的に、
相手が本来担う作業を自ら背負っていきます。
つまり、
イネイブラー自身が安全な場を欲しがっていて、
自分を必要としてくれそうな人を探している状態なのですね。
退行欲求がたくさんある場合、
こういう人は表面上、
優しさの塊のように映るはずです。
身の回りの世話をしてもらい、
保護と甘えの欲求も満たされたように感じますし、
自己中心性もくすぐられます。
だから、問題が片づいたように感じますし、
唯一無二の存在を手に入れたように錯覚します。
そしてものごとは承から転へ。
これでやっと安楽を手に入れられると思ったのに、
年月が経っても、
平和で穏やかな生活には至りません。
些細なことで感情がぶつかり、
衝突がどんどん増えます。
ふたりなら上手くいくはずだと思っていたのに、
おかしい、こんなはずじゃなかったと、
この辺りで思うのです。
双方ともに、
自分の加護、寵愛、溺愛を望んでいる者同士だったのに気づかず、
手詰まりになります。
このカップルの情景はまるで綱引きです。
どちらが責任を取るべきかでバトルが起こっていますが、
双方ともに、
具体的な対策には決して手が届きません。
ただ嘆きだけがあります。
依存者の影に、必ず共依存者あり。
これ本当のことなんですね。
けして、大げさではありません。
共依存の特徴は、
・相手に合わせておく(境界線を引かない・同一化)
・相手の感情を逆なでしない行動で応える
・迎合の姿勢
これは思いやりとは違います。
ということで人選びのキーワード③、
『ヘルパー』を望んでいるのか、『サポーター』を望んでいるのか。
優しさだけでなく、
思いやりを持って、
接してくれる人を選ぶようにしましょう。
意見の違いを明確に表明し、
アドバイスをしてくれる人に、
恐怖を持たないことだと思います。
意見の違いを面白いと思ってみてください。
興味を持って、
自ら世界が広がるほうを選べるようにして、
人生を安泰に導きましょう。
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