ちょっと今日は長いです。
人に依存した状態で老年期に入るとどうなるかご存知ですか?
『能動的』を知らないことがどれほど危険か知っていただきたいので、
書こうと思いました。
60歳過ぎを迎えるころ、
人格はすでに定着しています。
第二の人生をどう生きようか考えたとき、
同年代の人と足並みが大きくずれていたら不安になります。
その不安が、
プレッシャーやストレスとなってご本人に襲いかかります。
どうしよう?と思っても、
与えられてからでないと動かない受動型の習慣が、
大きな壁となってはだかります。
運動しない(だってわからない)、
学習しない(だって大変じゃない)、
病院もいかない(だってひとりじゃ怖い)、
趣味などわからない(だってやったことがない)、
といった具合で、
同伴者がいないと何もしない人になっています。
じつは自発的に『考える力』が未発達なままなのです。
こうした事情ですから、
すべての責任を近親者に負わせる状況に至ります。
保護と甘えの要求が異常な形となって表面化します。
内面に秘めた攻撃性は、
歪んだ自己愛性に姿を変えて子どもを奴隷化していきます。
そのことをご本人が自覚するのも難しいのです。
・冷たい人間だ
・いじめる
・死んでもいいのか
・親不孝者
といった、
罪意識を植えつけるような言葉を放って、
コントロールしているケースが目立ちます。
受動型の場合、
同伴してもらえない不安と不満が引き金となって、
60歳すぎという年齢であっても、
人より早く記憶障害や認知機能低下を起こしています。
優しい子どもほど追いつめられています。
苦しみの果てにカウンセリングを利用しています。
2024年には4人に1人が65歳以上の社会になるといってます。
目を背けていた問題はこれからもっと身近になります。
8050問題、7040問題、6030問題は深刻です。
今までは、
子ども側の引きこもりが取り上げられてきてますが、
そうなった家族背景や、
親側の問題が、これからはどんどん表面化してくると思います。
人生百年という時代です。
上手な歳の取り方を考えたいと願うなら、
早めのメンタルコーチングをおすすめします。
脳の上書きが行われやすい若いうちに、
取り組んだほうがいいと正直思います。