昨日は支配する側、今日は受け取る側です。
双方が権力主義や権威主義に親しみをもっていて、
それが引き金となって泥沼になるケースがあります。
支配型 と 受動攻撃性依存
今日取り上げたいのは受動型攻撃性です。
依存性傾向といっても、
その中身はさまざまです。
傾向があったら、行動が定着したためなので、
是非新しい行動に上書きしていってください。
まず受動型の説明です。
他人の意見に従っていくのが正しいと思っているタイプです。
古く昭和時代、
亭主関白に染まった女性や、
とかく気を利いせては尽くす側になるタイプですね。
いいイメージがあったと思います。
相手の前には立たない。
相手から『やって欲しいこと』を与えられてから、
かならず動く習慣が受動型にはあります。
ただし、
この受動型の特徴は確かに受け取りはしますが、
釈然としないことでも、
了解したかのごとくに対面を維持してしまうところです。
内面の『憤り』が積もり積もっていくと、
やったほうがいいと頭ではわかっていても、
心は決して従いません。
従う立場は被害者立場に様変わりし、
『攻撃性』を内に秘めて行動するようになります。
・やりたくないものは、故意にゆっくり動いたりする
・引き延ばしや期限に間に合わせない
・忘れてたと逃れる
・分担を故意にやらない
・やりたくないと理屈っぽくなる
・予定が入ったなどいいわけが多くなる
行為が繰り返されるうちに、
ご本人も何が必要で、
そうでないのか分別がつかなくなっていきます。
事態に陥って、
不満と不安を脳が感知すると、
アディクションに手を出しています。
代表的なものは、
甘い食べ物、アルコール、たばこ、買物、セックス、自慰行為、
ゲーム、ネットサーフィン、子どもへの押しつけ、高揚感を味わえるような趣味など、
代替品で癒すようになります。
アディクションはあくまで心の逃げ場であって、
なんとか一次的にバランスをとっているだけに過ぎません。
だんだん身体が犠牲になっていきます。
あなたの身体は悲鳴をあげていませんか?