見破るトレーニングのご紹介です。
25日のブログでちょこっと書きました。
『余計な願望を手放して』という部分。
ここをご紹介します。
わたしたち人間は通常、
ひとりひとり『私の世界観』をあたまのなかに作って持ってます。
私たちのまわりには溢れんばかりの情報が転がっていて、
私は知覚器官を通して常にそれに触れてます。
私を中心に情報を感じてはそれを区分し、
私を中心に振り分けたものをつなげ合わせて、
『今ここ』を想像して持ち歩いてます。
これが人間の意識。
そして個人の世界観です。
私たちの意識は、
常に『私』が中心にある世界を持ち歩いています。
これを主観といいいます。
主観を持ちながら、他者と接しています。
自分と全く同じ人間がもう一人いたなら、
主観とまったく同じひとに出会うことはあるでしょう。
でも、事実は違います。
わたしたち人間は、
ひとりひとり仮りの想像世界を持ち歩いているにもかかわらず、
自分のだけは間違っていないと、
どこかで思いたいのです。
また、
私たち人間は、
本質的な部分で『より良く・より多くのものを手に入れたい』という、
欲望を生まれながら持ってます。
その欲望を強化しようと意識が働き、
強く思い込んで突き進んでしまうところがあります。
パワーゲームは、
自己の世界観(=仮想)を熱望して行動し、
その世界観が現実と直面したときズレるので、
願い破れて傷つき、
悲しみや怒りの感情が湧き、
それを打ち消す如く、
巻き返しを望んで強く迫って起こることなのです。
日常生活でケンカをすると、
相手が間違いだとすぐ責めてしまいがちですが、
細かく心と脳を解析すると、
それは、
『相手が間違いではなく、自分の見間違い』なことが多いのです。
昨日のイライラの件も、
よくよく心の中身を分析すると、
ご本人のなかに前もって『こうあって欲しい』という仮想世界があって、
それに熱が加わっていくうちに、
『こうあるべきなのに』に強く切望していたのです。
手放したて軌道修正したほうがよいものは、
もうおわかりですよね。
仮想世界のほうです。
心の安楽のためにも心を細かく分析し、
解析したほうが、
心の苦しみが消えやすくなります。
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