昨日の続きです。
二人の関係がこのままずっと同じように穏やかで過ごせたらいいね。
と、思ったまま子どもを持ってしまうと、
赤ちゃん誕生とともに、
脆く崩れ去ります。
自分の足らないものを相手で充足させてきたカップルにとって、
自分のご機嫌をつねに取ってくれるのは、
相手の存在です。
お互い自我を満足させるために一緒になっている心理が多く、
子どもを持っても、
自我を満足させるために、
パートナーにも子どもにも動いて欲しいのです。
そして、
その考えに当人がなんの疑問も持っていません。
理性的ならば、これはおかしいとすぐわかります。
母親は、生んだその日から現実的な対処を求められます。
楽しい育児や仲良し家族など、
はるか遠くのことのように思えるほど、
現実の壁にぶち当たっていきます。
ここで問題に上がるのがパートナーの存在です。
男性の行為が問題に上がります。
元々の生活をなるべく変えないように働きます。
執着を始めて閉じこもるのです。
これが育児に協力的でない男性の心理作用。
常套句は『なるべく手伝うようにするよ』です。
彼らは、
育児で大変な状態の母と赤子を残して、
自我中心世界を維持しようとします。
たとえば、
子供に手がかかって手が離せない状態に対して、
『赤ちゃんが終わってからで僕はいいよ』と平気で言えるのです。
女性は、
『はぁ!?子どもじゃないんだから自分でやってよ』
というのが本心です。
現実主義で、
理性的に変化するのが当たり前と思っている男性は、
こういう男性に対して、
ビックリ仰天のリアクションをしてました。
まだあります。
こんなときに?という行為を連発します。
遊びに行くの?
飲みに行くの?
友だちに誘われたから断るの悪いじゃないというのが理由です。
目先に囚われ、
優先順位を間違えているので、
軋轢が生まれる行為を次々起こします。
こちらも多かったのでご紹介します。
育児よりご趣味が優先。
ジムで体作り!?
今まで続けていたことができなくなるのは困るとか、
それをやってからでないと育児ができないが理由です。
これ、どういうことが起こっているかわかりますか?
アディクション(嗜癖)です。
『理想の自分像』への固執や、
ストレス・不安の打ち消しに使われるもの。
心理発達の問題がもともとある人の行動です。
意識は、非現実のほうへと強く引き寄せられていきます。
自我中心の世界観を強化しようとする行為に向かって行きます。
夫の行動の中にある心理的幼さを知り、
ありのままとして受け止めるのが女性側の最初の一歩です。
ひとを無理矢理大人にすることはできません。
間違ってもパワーゲームに手を出さないでください。
ひとは夢のなかを生きられない。
夢のなかを生きようとして苦しむぐらいなら、
心を整理するために、
まずご自身の心の中と要求を整理整頓しましょう。
クリアになるほど、
新しい道が開けていきますよ。