2023年4月8日土曜日

気づきながら作業をする(マインドフルネス)

 


マインドフルネスという言葉をお聞きになったことがありますか?


心の治療や改善のために、

瞑想を医学的に語られている内容です。


マインドフルネスの紀元をさぐると、

もっとも古いお釈迦様の教え『阿含経』のなかに出てきます。


簡単にいってしまうと、

念(気づき)を備え、正知を備えて過ごすこと。


これ、効果あります。


人間は、

意識の集中する先がないときほど散漫になって、

不安や不足、痛みや苦しみを生みやすいって知ってますか?


愛着不安定は、これにピッタリはまります。


そのため、

瞑想作用を至る所で活用してしまえばいいという内容です。


瞑想 = 精神集中法。


人の意識は、

ある一つの対象物に集中すると、

他のことが薄れる作用があります。

それを活用します。


心が動揺したり苦しいとき(=A)、

意図的に一つの作業に集中する(=B)と、

苦しみが薄れます。


意識して気を取り直す・集中(=B)をする。

というわけです。


瞑想について勘違いされている人がいますが、

瞑想 = 坐禅 と思っている人がいますが、

坐禅は、あくまでもたくさんある瞑想法の一つであって、

座ってなければいけないというものではありません。


精神集中が行われていれば、

動いていても構いません。

動禅と静禅があると考えてください。


例えば、

仕事に没頭するとか、音楽鑑賞に集中するでも、

瞑想作用は働いています。


いい例えではないかもしれませんが、

作業中にお腹が空いて、

そちらに気を取られて意識が散漫になったとき、

そんなことをしている場合ではないッ!と気を取り直したら、

すっかりお腹が空いてたことを忘れていて、

作業ががっつり進んで終了した。

なんて経験ありませんか?


この仕組みを心育トレーニングに活用します。


マインドフルネスは、

一つの内容に集中させて物事を見続ける訓練ですから、

心育トレーニングに当てはめると、

見捨てられ不安、欲求の抑圧、怒りの抑圧で不穏 

これが通常のスタイルだったはずです。

そこに、

All OK.やI am OK.などの、

自己肯定を念頭に置きながら人前に立つようにします。


人前に立って、

もともとの生理作用が現れたとしても、

感情に揺さぶられ、

それに留まっていたこと自体が間違いだったと正しく観ます。

乗り越えようと意識を取り戻し、

他人の目を気にしながら作業している意識が薄れ、

他人と場を共にした、作業に集中してればちょっと成長。


以前の行動は、

苦しみを生むシステム(不健全コース)ですから、

わざわざ手を出す意味がないわけです。

これを正知といいます。


是正した行動を何度も繰り返すことで、

過去の行動パターンを越えていくというわけです。


実際にやればわかります。

煩悩は消せます。

いつの時代であっても、

人の心の扱い方で最も重要なポイントは、

現場で実際にトレーニングする『自己鍛錬』です。


結果を出すうえでもっとも正道です。



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