2022年9月15日木曜日

厳しくなるひとは 基本的不信感が根っこにある

 

なぜ厳しくするのか?という質問に、

愛情だと答える人もいるはずです。


ちょっとその考えをストップ。

厳しい = 愛情

とは言い切れません。


なぜなら、

厳しいには、たしかに抑制の働きがありますが、

抑圧では意味がありません。


○○にしておかなければならない。

というその動機。

一体誰のためなのか?

もう一歩踏み込んで、

もっと奥深くを考えなければいけないのです。


厳しくする側が、

自分の安全や、

不安感をなくすためにしたことなら、

それは愛情ではありません。


厳しさは、

自分たちのご都合主義で解釈してはいけないのです。


・親の言うことを聞いていればいい

・○○にしておけば大丈夫なんだ

・上手くいったのは親のお陰だ

・こうなったのは、言うことを聞かないおまえが悪いからだ


これらのことばは、

相手をそもそも信頼していないので、

取り締まっておくべきなんだというのが本音にあって、

それが動機です。


親自身の心に、

いつまでも拭えない不安が存在する、

基本的不信感が根付いたアイデンティティーだからなんですね。


目を覚ましたほうがよいのは、

子どもなのか、それとも親なのか。


答えは、基本的不信感と強迫症状に親しんでいる人です。


親しんでいる世界にいつまでも留まっていて、

苦しくないわけがありません。


厳しく取り締まっておくほうがいい。

それが正しい文化だったという人もいます。


文化も時代とともに少しずつ変化するもの。


子育ては、

心配より信頼で行うもの。


それは、

親の心にも子の心にも、

安全感の中で学ぶ喜びを味合わせてくれます。




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