心のメモ帳にようこそ。
このブログが皆様のお役に立てますように。
では、家族システム論に取り掛かっていきましょう。
まずは「見えないもの」について2部に分けてご説明します。
人は、
気持ちよく周りの人がやってくれたら・・・・と幻想を持ち、
期待してたりするものです。
期待に応えてくれない絶望感を味わうと、
手放せばいいところを逆に、
絶望感を避けるために強制していくという負のループが起こります。
このような見えない依りかかりがあれば、
知らず対人関係は硬直化していきます。
これは家族システムのなかで、
不健全の根源のような作用を持ちます。
不健全な家族システム運営の原点と言ってもいいところですね。
ところがこの作用は気づかれにくいのです。
燈台下暗し的。
本来気づかなければいけない問題には目がいかず、
そのしわ寄せの部分に、
あたかも重大なミスがあるかのような心理的錯覚を作りだします。
しわ寄せの部分とはいったい何か?
人です。
’それ’を表面化した人。
そして、その人を「問題の人」とします。
不調や不健康な行為が、
目立ってくる人だけがピックアップされやすいのです。
なぜこのようなお話をブログでするのかと申しますと、
カウンセリングで傾聴を重ねていると、
以下のことがだんだん浮き彫りになってきます。
・問題の人が問題とは限らない
・問題の人は家族病理を知らせるキーマンにすぎない
・無言のSOSを発信している人
この見落としは放っておけません。
この事態は例えていうならば、
パソコンのOSがかなり古い時代のもので、
当時はそれが最新式と思って活用していましたが、
色々な不具合が後で見つかってアップデートしなければならないものを、
しつこく最良と思って使っていたがために、
ついには情報処理全体が崩壊してしまうような感じです。
この事態になっていたら、
一つの情報がたまたま問題だったと処理しても、
ぜんぜん向上することはありません。
あなたならどうしますか?
おそらくアップデートでしょと答えを出すはずです。
「問題の人」がもうその問題に浸からなくて済むようにするには、
その人が身を置く『場』の問題も、
やはり把握していかないといけません。
手始めにこの視点が入ってくると、
「問題の人」を躍起になって何とかしようとするよりも、
しわ寄せ事態をつくらないようにするほうが、
のちのち役に立ちます。
今日はここまで。
長くなりそうなので明日の2部へ続きます。
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