心のメモ帳にようこそ。
このブログが皆様のお役に立てますように。
とっかかりは心理的境界線(バウンダリー)の意識化です。
ロクに話し合いもできなかった事態は、
一方的な力加減が働いていて家族全体が硬直化しているためです。
過去ブログでも境界線の情報は色々なところで開示してます。
境界線の学習は、
幼児期の心理発達段階から積み重ねていく大事な課題です。
他者と自分は別に存在する意識を自覚し、
他者との間に適切な距離感を持つ感覚を培っていきます。
一朝一夕では身につかないので、
行きつ戻りつを繰り返しながら培います。
見捨てられる不安や同一でないことの淋しさを味わいながらも、
コミットを何度も繰り返すうちに理解し合う楽しさを体験し、
分離は孤独になるのではなく、
自由性を認めたうえで関り方を楽しむためのものと認知していきます。
成熟するまで非常に時間がかかる課題です。
この課題が未学習かもしくは停滞していると、
適切な距離感がわからないままです。
学習にまったく身に覚えがない、
もしくはまだ身につかないうちに恋愛や結婚を迎えていれば
依りかかりは常識と言わんばかりで、
不健全な家族システムが続行します。
境界線を意識化するには、
自分の言い分・相手の言い分を精査する必要があります。
善悪はまず脇に置いて現状把握をするのですね。
いわゆる気持ちを開示し合う段階です。
ここですぐ感情的になり即反論する人は、
自己都合を最優先する『境界線を引いてない人」です。
自分の立場が危ういと感じると利害損得に走る心理は、
他者と自分をそれぞれ分けて考えられないため。
話し合いで落としどころはけして見つからないと思っているか、
上のものに従うことこそ正しいと思っているか、
上のものに虐げられた経験上、
自分が優位でないと安心できないという認知があります。
心理的境界線の未学習の現れです。
ぜひ注目をしてみてください。
感情に飲まれることなく人の言い分に耳を傾けている最中は、
心理的境界線を引けているときです。
体験を重ねて実感できるようになってください。
傾聴する時間が長ければ長いほど訓練になります。
そういう時間を持ってはじめて次なる段階に入れます。
次の段階は、
開示した情報を元手に組み合わせや組み換えを考察する段階です。
コミットの繰り返しが行われる段階ですね。
☆湘南茅ケ崎Salon Hanamizukiホームページ☆