心理発達理論と一緒に、
自己愛の発達も活用しておおよその道筋を手に入れましょう。
そもそも崇拝する・される関係は、
個人の自己愛が成長していないために起こることなのですね。
乳幼児期から学童期ぐらいまでは、
自我の意識が自動的に最優先で発動し、
自己で見直すなんて能力はまだまだ育っていないのです。
自己愛も未熟なままです。
自分で自分を大切にする内容も、
他者(親)を通してかろうじてやれるようなもの。
不安なときに自信をつけてもらったり、
誰かを見本に理想に近づきたいと願って鼓舞したり、
拗ねて僻みたくなったときは、
同じ経験をしている人と共感して大丈夫だと安心させたりというようなもの。
その程度で自分を支え育てているような段階です。
その経験を通して、
徐々に自分で自分を支えられるような段階に発展します。
つまりこの時点までは、
ある意味、他人どころではなく、
自分を満たすことで精一杯なのです。
自分で自分を満たす体験を重ねながら社会生活に身を置き、
次に、
他者を愛する喜びの段階に入っていきます。
程度ではあるけれど、
相手をも満たせるようにまで『愛する段階』がなっているという状態。
この段階で恋愛や結婚という段階に入っていきます。
この過程を踏んできているカップルと、
そうでないカップル(いわゆる共依存者)とでは、
自己愛のレベルが全く違います。
前者は相互依存。ギブアンドテイクが可能。
ベクトルが自分だけでなく、相手にも向いています。
しかし、
後者はアダルトチルドレンカップルです。
まだまだ自分だけにベクトルが向いている状態です。
向いてないと不機嫌です。
気に入りません。
だから上手くいかないのですね。
この自己愛の成長レベルは、
終末期のご夫婦にもハッキリと観ることができます。
連れ合いの容体が悪化したり、
亡くなった途端に、
経済的に恵まれていようが悲劇の主役のようになります。
妻に先立たれた夫は、後を追うように憔悴しますしね。
結局、子どもが介入せずにはどうにもなられない状態です。
一方、
自己愛レベルが成長しているご夫婦では、
終末期から静かに看取る精神状態です。
亡くなった後も、
静かに喪に臥すことができていますし、
自分で自分を支える状態が適っています。
そもそも一人でも十分大丈夫という同士のカップルでなくとも、
(これは最高レベルです)
ある程度は自分で自分を支えられているようになっていて、
(つまり自分で自分を満たせる、機嫌をとれる)
お互い完全な人間ではないので、
得手不得手を助け合って生きられるようになる相互依存を目指しましょう。
相互依存を経由して、
限りはあるけれどww
お互いの愛のちからのもと、
さらに成長していくという道筋を覚えておくといいのではないでしょうか?
人間らしい成長の道。
心が成長する道は、けして極端ではないということですね。
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