渇望しているから、
大したことではないことがとても大きく見えます。
波立った心では、過った判断をしてしまいやすい。
心にぽっかり穴が開いているような状態や、
言葉にできないような欠乏感がある状態は、
理性を失っている状態ですから。
この心理は、
ちょうど思春期や青年期前期を思い浮かべると掴みやすいと思います。
誰かがいいと言ったらすぐハマる。
同じ物を持っていたい。
同じ価値観の仲間がすごく大事なものになるという感じ。
傍から見たら大したことではないけれど、
とっても重要だと崇め合い、
お互いを賞賛し合うような関係に、
心の拠り所を求めて人は集まります。
話をすると、
ちょっと違和感を生じてしまいます。
そういうサークルやグループに関わっている深層心理が、
じつは共依存です。
話の内容というよりは、
話をどのように組み立てているかの問題のほうが、
人に違和感を与えています。
成長はいつだって『飽きる』ことと、
深い関わりがあります。
執着が薄れ、
飽きて別のものに目を向けたくなるということが、
一つの成長プロセスです。
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