子どものうちに大切にされる経験を通して、
自分は『大切な存在なんだ』『大切にされる存在なんだ』と、
心に持つ体験が必要なのです。
『大切にされている自己』という感触を支えに、
わたしたちは自分で自分を肯定し、
堂々と自分を出していけるのだろうと思います。
この意味は、
オオカミに育てられた少女が、
オオカミ同様の行動をとるのと変わりありません。
幼い時期こそ、
外部の環境がその人に大きな影響を及ぼしていますからね。
自分を大切にすることを優先すると、
日本では『自惚れ』といって、
忌み嫌う傾向が文化的に確かにありました。
しかし、
その事情はよく掘り下げる必要があります。
自我の考えに固執するのはエゴイズム(我想)、
自我の姿に好意を寄せるのはナルシシズム(自己陶酔)ですが、
あくまでそれは、
未成熟な現われ方なだけであって、
人生最初は、それがあっていいのですね。
誰もがもつその未成熟な愛し方から、
徐々にゆっくりと経験を通して、
少しずつ成熟した愛し方に変わっていけば良いだけなのです。
周りは、
幼い自我でも大切な存在で、
大切に思うほうが、
置かれた状況や気持ちや要求に向き合いやすく、
状況に応じて処理しやすくなると示す必要があるのです。
忌み嫌って早急になくそうとしたために、
向き合い方を間違えたと仮説を立ててみてください。
そうすると、
『自我を大切にするやり方や向き合い方がわからなかったから、
なんとかして人に自分を愛させようとした。』という共依存病理を、
理解しやすいのではないかと思います。
今からでも自分で自分を大切に扱う時間をたくさんもってください。
手間をかけてください。
自分自身をよく知る体験を重ねたほうが、
崇拝する・される関係から遠ざかり、
ずっと生き方がラクになるはずです。
思春期ごろまでに学ぶ規範依存のみから自律性への移行と、
自分の特性を体験のなかから見極めていこうとする課題を、
トレーニングで達成していきましょう(*^^)v
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