2024年12月22日日曜日

内なる劣等意識は どんな状況で生まれるんだろう?

心のメモ帳にようこそ。

このブログが皆様のお役に立てますように。 



心の生活習慣病の流れを説明しますね。

動機を知っていきましょう。


それは生誕にまで遡ります。


まず、

赤ちゃんがあれだけ素直に感情表現するのは、

受け取ってもらえるはずと周りの人を信じているからと考えられます。


声に出さなければ周りの人は気づかないし、

命のために泣き叫びます。


わたしたちは皆、ここから心の旅が始まってます。


自身の不足や不完全については、

明確な意識が生まれてないとはいえ、

不足の事態について確かな援助を必要とし、

欲求を生み出し、

きっと受け取ってくれるはずと信じて外に発信する行為に及びます。


いつだって誰かとつながれると疑っていない心は、

誰にも存在したと考えられます。


しかし、

それが無残にも受け取ってもらえない体験を重ねていき、

心の希望が打ち砕かれることによって心に何かが増えていきます。


幼な子ながらも、

拒まれてしまったと判断し受け取ったとしても不思議ではありません。


そこで、

わたしには何か問題があるからなんだろうと疑問に思うようになって、

心は少しずつ曇っていきます。


受け取ってもらえない体験を通して、

「このままの自分ではいけないのだ」に結びつけ、

自分本来が嫌いになったとしてもおかしくありません。


幼児期には、

心の明るさや温かさが損なわれ、

代わって劣等感という重石が広がっていきますが、

子どもではこれらの事情を周りに適切に表現することは叶いません。


自分をどう表現したら受け取ってもらえるのか、

ひとり迷っていたかもしれません。


はっきりとした経緯や記憶がなくとも、

劣っているという感覚はひとりでに育ち、

まるでグラスにつく水アカのように、

こびりついていきます。


言葉にできない心理的不足感。

同時に意識しにくい恐怖も常に呼び起こしてます。


何かを埋める如く、

探しているかのように揺れ動き、

何かをしていなければいけないような衝動も作り出します。


何とかしようと、

必死に努力をしていたというケースは数えきれません。


秘めたる劣等意識が原因で、

ゆったりと暮らしてなんていられない、

何かしていないといけないという働きを止められないでいませんか?


カウンセリングの場で思い当たるという大人たちが、

非常に多かったのには正直驚きを隠せません。


時代の負債と言えるのかもかもしれません。


暮らしのなかの努力は、

いったい何から始まっていたのかしら!?と立ち止まり、

検討をつけ直すことから生活の姿は変わっていきます。




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