2025年2月19日水曜日

心理的近親相姦の痕跡に人は気づきにくい

 心のメモ帳にようこそ。

このブログが皆様のお役に立てますように。 


気づきにくい暴力、

見えない暴力にいかにして気づいてくか。

そこですね。


大人になって、

パートナーや家庭を持っても、

DVやパワハラやモラハラになるのか?


その理由の多くは、

原家族での不適切な距離感とコミットの影響です。


過去のブログでもご紹介していますが、

自己愛性人格障害や自己愛パーソナリティ傾向になる人は、

親との関係がかなり不適切な状況だったひとたちです。


長らくDVといえば男性が起こすことだと認知してましたね。


ある意味、

時代や社会背景の影響を多大に受けているためだったといえるのではないでしょうか。


父親が仕事で留守にすることが多く、

家庭や教育について母親任せの家庭では、

息子が疑似パートナーにされやすいもの。


とくに母親に取り込まれて、

心理的虐待や心理的近親相姦を余儀なくされた男性は、

DVをする確率がもっとも高くなってました。


成育歴をお聞きすると、

家事や教育に至るまで、

母親の期待に添うように強制されて過ごしていることがほとんどです。


他者との境界線がとても不適切になりやすい境界性問題に、

強迫性自己愛性の問題までが積み重なっています。


過去の忌まわしい経験から、

他者を疎ましく思う → 回避性

他者のなかでどこまでも一体感と安心感を味わいたい → 依存性

どちらを選んだらよいか悩む → 葛藤

という心理が複雑に絡み、

そのうちのどれかが表立っているに過ぎません。


人を信頼したいが信頼できない。

信頼できないので、

力づくで命令する手段を選んでいくほかないという事情になってます。


これが家庭に持ち込まれてしまうので、

家族システムが不健全になります。


ならどうするのが良いのでしょうか?

不健全に気づいて、

その問題に自ら取り組んでいくのが最もよい結果に結びつきます。


相手が怒らせているのではなく、

自分で起こしていることに焦点を当て続けること。

自制が一番助けになるのは必然ですね。





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