2017年6月24日土曜日

二面性に一役買ってしまう混乱型&補足回答編


今日はズラズラ長い文章でっす。

今月頭にブログで、

依存症の中で二面性を持っている人について取り上げましたが、覚えていますか?

共依存症と依存症を、見事に使い分けている人の背景にあるのが、

機能不全家族と愛着の不安定型です。

かなり不安定型が複雑化している混乱型の持ち主。

共依存症と依存症が混在する「二重嗜癖者」に内在していることが多い。


母親の人格がダイレクトに影響している場合が多い。

母親が境界性パーソナリテイ傾向。

躁とうつの気分循環型による変動が、著しく激しい中で育っています。

気分の良い時には、愛しているのサイン。

一方、気分が悪い時は、お前なんか居なければいい状態。

感受性と応答性に一貫性はない。

行き過ぎている状態と、突き放しの状態のくりかえし。

構い過ぎや異常な母子カプセル化と、無視や拒否。

一触即発な環境。理不尽としか言いようがない。


掘り下げると、いくつかの不安定型が合わさっているんです。

子どもは愛情を受けたい欲求と、傷つけられる狭間で、

どうしていいかわからない状態に置かれています。

心はアンビバレント(両価性パターン)。

子どもは、親から見捨てられたと隠れて泣いていたり、

親が抱き寄せようとしても、恐怖から親を払いのけて抵抗をしていたり。

望む行動の逆を選択して、天邪鬼な行動パターンが現れています。

両価・抵抗型。


いつ見捨てられるかわからない不安におびえ、

相手の顔色を始終伺って依存していこうとします。

ポジティブな考えを抑制し、

ネガティブな思考と憶測に囚われてます。

過剰な隷従状態になる不安型。


さらに、求めてもあしらわれたり、的外れな応答を繰り返されているうちに、

もう自分自身の感情や悲しみを感じたくないがために、

物事から回避する状態を選択する回避型。

ネガティブな考えを抑制し、一見自立しているようにも映ります。

ただし内面は、怒りの抑圧が多い。反抗や衝動に向かいやすくなってます。


結果、

・人の顔色を過剰に窺うようなパーソナリティが作られる

・人の心は信頼できるものではない

・他人は信用するに値しない

・誰とも安心した関係は作れない、危ない

・一度は愛情関係に包まれてみたい

・管理や対人操作してでも繋がって安心したい

となります。

愛情関係が自分の気分の著しい変動により、

維持されにくい。

気分に振り回されて、交錯しています。

現実否認、事実の曲解、癒着と回避・攻撃復讐パターンが繰り返されていきます。

愛情関係よりも、利害関係や上下関係に安心を覚えてしまう。

混乱型の仕組みを背負ってしまう人生とは、

正直に言って、そのような環境に適応するために、

作らざるをえなかったのだとも言えます。

ちなみに、境界性パーソナリテイ傾向の母親の影響は、

男の子のほうが、生涯引きずってしまいやすいと言われてます。


知らずに苦悩を背負い込んでいたのだと意味づけすることで、

パカッと古い習慣を捨ててしまおうと、奮起するきっかけにならないでしょうか。

愛情関係を作っていきたいと思うなら、

過去の強い刷り込みをみつけて、

心の仕組みから排除する必要があります。

それは一つの挑戦ともいえます。


愛着の問題を知らずにいた場合、

パートナーを犠牲にしていることが良くあります。

ご本人は何も自分には問題はなく、

パートナーが自分を不愉快にさせていると認知しています。

責任の所在を明らかにすることで、解決することは可能になる。

とくに結婚離婚を繰り返したくなければ、愛着の再形成に取り組むことです。

愛情関係の維持を求めているなら、

ちゃんと身につけ直して愛し合えばいいことですよね(*^^)v♡


過去は過去と受け止めて、

不信や怖れを越えていくことを、選択する必要があります。

自覚 → 自尊心の回復 → 自己価値の再評価 → 自己愛の実践(セルフケア)

→ 自己表現力を磨く 

です。

心の仕組みに縛られない人生を、手に入れてほしいと願っています。



≪アーユルヴェティックカウンセリングへの質問回答編≫

先日6月21日「心は知のちからに救われる」への補足回答編です。

心は愛の中では、閑にしていますよ(*'ω'*)


愛情不足の人がなぜ不安定になるのか。

取り違えてやってしまう嗜癖が、

「同情・同感を求めて安心する」という行為。

「合う」か「合わない」の問題だけで、さじ加減がおきてる。

マイナス要因は、

①同感と共感の違いが判らない。

②同感が最も安心する。

だから、以下のことが起きてしまう。

・管理、支配下に相手を置くことが目的になっている行動に気づいてない。

・恋愛関係が、同感や同調を求める要求行動になっていることに気づいてない。

・「好き」という言葉に過剰に反応する

・「嫌い」という言葉に過剰に反応する

・違うことが起きると、気分がすぐ過剰反応して悪くなる

・違うことが多くなると、煮えたぎる不快さが湧く

てことが起きる。

癒着と依存が暴発。(←好き・同感モード)

そいでもって意に反すると、

過剰な詰責詰問による同調要求パターン OR 早急な別離や反抗・挑戦的・復讐パターン。

共感の意味すらよく判らないから、嫌いモードのほうが多い。

不平不満で閑になんてしていられない。


そんなに難しいことじゃないわよ。

だって、

好きは喜び、安心の世界。

嫌いは怒り、不安の世界。

ってことだから。

安心するために、自分と同感・同調してくれる依存対象物を、

必要としているってわけなのね。



そこで伝授(MYヨガメソッド)。

自分の頭の中にある脳と、同じものはこの世に無い。

だから同じはないと観る。

人間関係において、一般的に良く使われる「合う」という言葉は、

「(今だけは珍しく)似ているね」と言うほうが事実です。

使っている言葉から変えてみると、

コントロールモードな脳が、刷新するきっかけになると思いますよ(*^^)v

ヨガの行法では、まず自分の心を題材にやめる訓練をするのね。

例えば、

川の中をイカダに乗って流れている人が居るとします。

自分は岸で、流れに合わせて歩いているとします。

この時、二人の距離感はさほどありませんが、

岸の自分が止まると、相手の流され具合がとても良くわかります。

心を知りたければ、先に自分の心を良く観て変わることです。



お読みいただきありがとうございます(*'ω'*)お疲れさまでした!




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