自分の安全を保つために、知恵を持ちます。
無秩序だから、秩序を生み出す力が芽生える。
親を管理する統制型が生まれます。
早い子で5.6歳。
親のご機嫌を取れるようになってしまうのね。
混乱型がさらに進行すると、統制型になると思ってください。
マイナス要因は、
①人見知りが多く、不安が強い。
②誰それ構わず愛想を振りまいて関心を寄せさせる。
③横暴で暴力的な行動を繰り返して、親を管理下に置く。
大人になると、
①は、打ち解けるまでに時間がかかります。
異常な警戒心がそこにはあります。
親の面影に縛られているために、他者と容易にコミュニケーションが出来ません。
感情表現がぎこちない。
これが潜在意識に陣取っています。
②は、相手の喜ぶことを予測し、先回りして行動することが得意になる(対人操作)。
また、後々世話好きで面倒見がイイ、相談役に回る人になる。
相手の欲求にNOと言えず、隷従する羽目になる。
また、人がイイことに付け込まれて、利用されることも。
共依存症や依存性パーソナリテイ傾向に至る。
統制型の一つである、過剰な懐柔型になります。
③は、①と②を努力してやり続けたにもかかわらず、
突飛な現状を叩き付けられたり、
理解がなされなかった場合に、反抗・挑発・衝動的な行動になる。
過剰な感情表現や、怒りの流出。
統制型のもう一つは、敵対的行動や反抗が一番多く見られる。懲罰型です。
反抗挑戦性障害に向かっていきます。最終的には行動障害になることも。
その後、不適切な自分自身にドロップアウトする時間が、頻繁に必要になる。
解離状態になる。
知能指数が高くとも、
感情をコントロールすることが出来ない。
ゼロか100かレベル。
子どものように退行してしまう。
境界性パーソナリテイ傾向を経て、
回避依存症、妄想性パーソナリティ、自己愛性パーソナリティ傾向に至る。
結局、敵対的行動は、
・安全感を脅かされたために、親から自分の身を守る手立て
・親から気分変動や衝動や攻撃性を学んで吸収していた
ことになります。
子は親の鏡。。。。
親と同様そっくりになる。
青年期以降、境界性パーソナリテイ障害を持ってしまう可能性が大。
この統制性懲罰型は、後程また取り上げますね(*^^)v
反抗期だけではすまされない、複雑な心情から生まれたパーソナリティなので、
回復レッスンがまた違ってくるんですよ。
メンタルヘルスは、ご本人の自力回復力が問われます。
私達は、あくまでもそのきっかけづくりにすぎない。
自分のパーソナリテイについて深く触れ、
心の傷を癒そうと本気で思えたときにしか、
風穴は開かない。
最終的にはご本人の意志にかかっているの。
人生のどこかで、パーソナリテイの情報に触れることが出来る人は、
運が味方をしている人だと、個人的に思います。
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