愛着の問題の中で取り上げました、
最も複雑化した混乱型。
中でも懲罰型に潜む二面性。
これは、
愛情不足による子どもの感情を、
大人が汲み上げられなかっただけではなく、
同時に、大人の都合勝手な要求に、
合理的に従わせたために作ったものと、
言えなくもありません。
愛情をこの上なく欲しがる想いと、
見捨てられないために同一化するしかない合理的思考処理。
二つの狭間で苦しんだ末に、
統合することが出来ずに、
分裂状態になっていると視れるのではないでしょうか。
その行き場を、
思春期以降、異性問題に重ね合わせて、
「対人依存症」で解消しようとしていると視れると思います。
感情の働きに対するコントロールが、
どうも未発達な場合は、
些細なことに過敏に反応する「神経症」か、
「怒りの発作」「感情失禁」になってますね。
心の仕組みを知らないと、
ご本人も、どうにもならなかったと思います"(-""-)"
また二面性がかなり進行している場合は、
「近しい人の言葉」ほど、
傷つくこともあり、
その分の反動で、
懲罰がひどくなるんですね。
パートナーから直にガツっと言われてしまうより、
距離を置いた赤の他人や専門家に、
事情を説明してもらうほうが、
穏やかにことが収まったりするのです。
内面の未知なる旅とは、
小さな感情の動きに着目し、
何に対して、揺れ動く特性が自分にはあるのかを、
よく観察して理解し統合していくことです。
自律訓練法の中で、
とくに感情は、
「ゆっくり流れ去っていくもの」であることを、
知ることだと思います。
感情を嫌わず受容すること。
感情に共感してあげること。
そして、
感情の揺れが鎮まってから考えればいいってこと。
そんな訓練の積み重ねが必要なだけですよ。
そうだなぁ、イメージだけど・・・・
「ウギャーッ」て雄たけび中の幼子に、
「こぅらぁぁぁぁお前ぇぇぇー黙れぇぇぇl(抑圧)」って感情的に応戦するよりも、
「何をそんなに怖がって怒ってるのよん????(親心)」と一旦寄り添って、
幼子が「(´Д⊂グスン・・・」って鎮まった時を見計らって、
「何がそんなに嫌だったのよ~」って声掛けすると、
「だって○○なんだもん・・・(´Д⊂グスン」って応えてくれることって多いのよね。
それでもって、
「んじゃ、○○したらどう!?(親心)」と促す。
これと似た感じかしらン。
一人二役。
幼子が「感情」、親心が「思考」。
上手にタッグを組み直す。
二面性を受け容れて大丈夫です。
全てが自分を守るために作られたものだったと、
赦すことが出来たとき、
人格の内外の統合がなされていきますよ(*^^)v
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