思考と感情を上手に組み合わせて、
人生を豊かにすることは、生きる目的でもあります。
原初的感情を、
時間をかけて理性と知性を発達させて上手にコントロールする。
それは生まれし人間の課題です。
また、沢山の経験の中で、
五感を使って生まれる、
元来の性による感覚や直観も、
取り入れていくことで、
「わがまま」から、
「ありのままの姿」に成長していくのだろうと思います。
それがその人の魅力であり人格です。
感情を抑制する働きをする思考は、
現状を生きやすくするとされていますが、
行き過ぎた場合は、
個人を狭量の範囲に留め、
強迫的な要素を含んでしまう一面があります。
ここは抑え所。
私は、思考の牢獄って名付けてます。
その中から出ることは許されない。
この中に留まることこそ正しい。
そんな独りよがりな範疇に、
人を強制的に引きづり込む暴力をしていることに、
無頓着にさえ簡単になります。
自分の思考に「マインドコントロール」されているのを良く視ます。
自分も他人も押し留めようとする働きがあることを、
強迫的な思考にはあることを、
忘れてはいけないように思います。
外では、大変有能な評価を受けながら、
身内では、冷徹で無慈悲な暴君である場合は、
少なくありません。
これは、個人的な感情機能が未発達な証拠。
例をあげると、
自分の感情が揺れ動く出来事が起きると、
途端に感情を荒立てる。
言葉が高圧的になり攻撃になる。
また執念深く、恨みがましく、
疑い深く人を信頼せず、
気難しくて保守的。
このタイプのご機嫌を取るなら、
歯の浮くようなおべっかと、
過剰な評価を与えると落ち着きます。
また、
不思議とこのタイプは、
社会的なテリトリーから離れると、
途端に幼児性が現れ、
受容力の高い異性に弱いのが特徴です。
自分の性格に振り回されて、
隠れて心労を重ねているのですね。
二重性格苦。
二重生活苦。
そうならなくて済むように、
人格の統合を考えたほうがいいですね。
外面と内面を使い分ける器用さが、
果たして本当の有能だと言えるのか。
疑問です。
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