2023年3月23日木曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(自他区分と見捨てられ不安)

 

⑦幼児期後期(3歳から4歳前後)


この頃の記憶なら、覚えている人も多くなってきます。

保育園や幼稚園に通うようになってますのでね。


時間の流れでみると、

通園のころまでに、

愛着の問題や怒りの学習について一応は済ませているわけです。


この頃になると、

同じような年ごろの子と団体生活を体験するうちに、

曖昧だった自他の区分がついてくるようになります。


合体感が強い頃は、

相手のおもちゃをいきなり自分のものだと思ったりしますよね。

で、泣かれたり、怒られたりする。


そういった行為を繰り返しながら、

相手と自分を分ける必要性が生まれ、

と同時に、

自分はけして万能ではないということも知ります。


ひとりでは何もできない?

なにか足らない?

という感覚の目覚めによって、

親や先生に依存しながら生きている物体なんだと、

ようやく気づけるようになります。


こうしてヤダヤダ病が治まっていき、

人の様子を見る、人の顔色を見る力がついて、

今までとは違った関わり方がはじまります。


ここからは、

見慣れた内容が出てきますからチェックしやすくなりますよ。


自分が人に依存しながら生きている存在だと知ることは、

自分が依存する人に、

嫌われたら生きてはいけない事実に気づいてしまうようになります。


すると、

嫌われたらどうしよう・・・という不安が出てきます。


これを『見捨てられ不安』といいます。

(見慣れた言葉が出てきましたね)


これ、誰もが経験します。

人ならば全員体験する課題です。


間違って欲しくないのは、

見捨てられ不安が起こる・起こらないの問題ではなくて、

見捨てられ不安を動機に、

安全でいるためには、

一体どのように自己表現したらよいのかにつなげられるかどうかです。


自分と相手の尊厳を守りながら、

自分の置かれた状況や要求を自己表現していくことが課題です。


掴みづらい人は、実例を参考に。


見捨てられる不安が高いから、

他者と親密になる関係を避けるとか、

あるいは、

しがみつきが起こるようになります。


それから、

対人関係において、

嫌われるから相手に言わない・言えないという選択肢は、

この学習をいまだ乗り越えられていないのを示しています。


開示する手前で留まっていますよね。


カウンセリングの場で、

クライアントが、

二度と見捨てられ不安自体が出て来ないことを望んでいる人がいますが、

これは大きな間違いです。


この欲望が、

他者を責めたくなる思いや、

他者を支配したがる支配欲を生み、

合体化こそが安全という共依存心理を持たせます。


そのことを意識してトレーニングに役立ててください。



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