子どもなりに怒りを表現することで、
結果、
怒りの抑制が少しずつ分かってくるという感じです。
次行きましょう。
怒りを放出することで、
満たされることもあるけれども、
そうでないこともあるという体験のなか、
「ごめんなさい」と「ありがとう」を学びます。
それが『懺悔と感謝』の学習です。
抑うつ(シュン)が発生したときは、
「ごめんなさい」が生まれます。
叶うときは、
嬉しい、照れ、笑みになり「ありがとう」が生まれます。
体験を通し、
生理作用と懺悔と感謝が紐づけされていきます。
とくに、
抑うつから生まれる償いの気持ちは、
非常に高度な感情です。
抑うつの生理作用によって、
怒りがその中に吸収され、
「自分も悪かったなぁ」とかトーンダウンになったりします。
さらに、
「ごめんなさい」の思いによって怒りが昇華します。
とっても重要な一連です。
では、
この重要な学習を獲得していないとどうなるのでしょうか?
未学習の場合、
いつまでたっても自分の問題にできません。
問題が起こっても強い否認(自分じゃない)が働くため、
ゆえに「謝る」がわかりません。
怒りの扱い方は本人のパターンになりますので、
個性そのものになります。
大人になっても、
関与を認めず、
謝らなくていい状態に、
どんなことをしてでも持っていこうとする場合は、
未学習の可能性大です。
アダルトチルドレン、
対人依存の問題のなかによく取り上げられる内容に、
拗ねる、斜に構える、天邪鬼ってのがあります。
この性格傾向は、
そもそも愛着障害の問題が根っこにあって、
その上に怒りの問題も加わっていると考えるほうがいいですね。
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