2023年3月21日火曜日

トレーニングのために発達理論を参考にしよう(万能感と怒りの扱い方)

 

幼児期の課題の続きです。

ちょっと前にかじりましたが、

『怒りの扱い方』『懺悔と感謝』の課題です。


乳児の怒りと幼児の怒りは、

人生における原初的なもの。素。


生理的なものですから、

この時期の怒りと恐怖は、

意思のちからでコントロールできるものではありません。


どうしたって出てくる怒りを、

どのように自己表現につなげたらよいのか学ばないといけません。


怒りの学習は、自己主張の芽ですから、

ここで学習したものが個性そのものにつながります。

ですから非常に重要です。


そもそも怒りというのは、欲求不満の感情です。

欲求が満たされないことに対する生理的反応ですから、

①自分が欲求を表現して、

②それがどのような場面で、

③自他の安全と尊厳の確保が行われながら

④どのように相手によって満たされていくのか

という体験が必要になっていきます。


幼児期は、

ちょうど『ヤダヤダ病』が始まってきます。

駄々っ子そのものが①の欲求の表現です。


この時期のヤダヤダ病は、

幼児性万能感が入り込んで、

自分が世界の中心であると思ってますから(これは健全要素ですよ)、

自己主張も強めとなって遠慮なく出てきます。


自分の欲求の主張(①)に対して、

相手の出方(②③)を試しています。


そのときに、

親が子どもの要求に対して、

全部を満たすというものではありません。

言いなりになれというものでは、

けしてありませんから誤解のないように。


受け止める側は、

子どもの欲求に焦点を当てるようにし、

応えるときもあれば、

ときには『困ったね…』と対処し、

出来ること・出来ないことがあることを子どもに教えていきます。


ひとつは、

怒りを出す表現の中から、

子どもは強く出し過ぎて、

相手を滅ぼしてはいけないと恐怖を感じる体験をします。

ここで子ども自ら強弱の技術を学びます。

もうひとつは、

子ども側の要求に焦点を当てながら対処されることで、

『自分の尊厳は守られている』という感覚になり、

子どもの怒りが静まる学びです。


下線を引きましたが、

あくまでも、

怒りの元になった子どもの欲求に、

優先的に焦点が当たっていることが学習をスムーズにする鍵です。


そうでない場合とは、

親側の要求が優先的(忙しいとか、こうあって欲しいなど)になることです。

それは栄養のないミルク、

もしくは毒入りとなるので、

③はすでに機能不全となります。


大人になっても、

怒りの表現が過剰傾向で、

相手を圧倒して欲求を叶えようとする人や、

逆に、

相手を怒りで滅ぼす恐怖を感じてしまい、

欲求を押し殺してしまうような人は、

怒りの扱い方について未学習と考えたほうがいいです。




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