補足です。
健康な自己愛が育たなかった場合、
All OK.ではないので、
自己肯定がしにくくなります。
すると、
日常生活を送るにあたって、
他者の意見や教えが何があっても必要になっていきます。
これはどういうことかというと、
相手の意見や感情にすぐ同化しやすく、
自分と他人の境が分からなくなりやすい事情を抱えることになります。
この関係性は、一見自他の区別をつけず、
思いやりがあって甲斐甲斐しく見えそうですが、
じつのところその中身は、
同一化であって、
あくまでも自分の尊厳を守るために行っている行為なのですね。
共感とは似て非なるものです。
ものごとは深く理解する必要があります。
自己愛の欠如とは I am not OK.(自己否定)の状態ですから、
自然相手は You are OK.(他者肯定)になり、
自分 < 相手 という力関係になります。
この不均衡な力関係を危険に感じないわけがありません。
心理上、安全を確保する必要が出てきます。
同一化しやすいのはそのため。
また、
相手に何かあった場合、
自分が対処をしなければならないと考えるようにもなります。
なぜなら、
自分 < 相手 = 相手は主人だからです。
介入することによって尊厳を守れるような錯覚を起こします。
この力関係は、
同一化する側にとっては死活問題にも値します。
嫌な人だけれど、
相手の力には逆らえない、NOと言えない状況に至る理由です。
さらに、
自己愛の損傷の問題が複雑化すると、
劣等意識の反動で虚栄心が大きくなり、
I am OK.(誇大自己=歪んだ自己愛)の立ち位置から、
You are not OK.(他者蔑視)という見下しをするようになります。
対人関係に激しさが増してくるのは、この仕組みがあるためです。
差別化は、表に出しても出さなくても苦痛を余儀なくされます。
相手の存在を強く欲しても、
わかってくれないような体験ばかりだと認知するようになると、
絶望の淵に立たされ、
I am not OK. You are not OK.
という状態に陥ってしまいます。
こうした交流を避けるためにも、
健康な自己愛 = 肯定的な母性の姿 = 自分を認める
を、あなたのトレーニングに役立ててください。
I am OK. You are OK.精神を活用しましょう♬
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