2018年2月11日日曜日

幼児退行したくなるほど根深い二つの欲求

分離体験は、

人間の命を脅かす一大事なことでもあります。

結果、人は必死になる。(白黒思考、極端を覚える)

赤ちゃんの時は大泣きでも許されます。


危険・痛手をカバーをするような、

愛情豊かなコミュニケーションは、

人間の心を窮地から救ってくれる経験です。

もし、これが満足になされていなかったらと、、、、

想像してもらいたいのです。


子どもの頃、子猫を父が拾ってきて、

我が家で飼う経験を、私はしたことがあります。

その子猫は、

どうも人に撫でられることがイヤらしく、

すぐ猫パンチ。シャーッと威嚇をします。


不思議に思って獣医さんに聞いたら、

生まれてから親猫に、沢山体を舐めてもらった経験がないと、

体を触られるのが、とても嫌になってしまうと教えてもらって、

妙に納得したのを覚えています。


人との距離感がぶきっちょで、

甘えることが出来ない。

でも一人にはしないでって近づいてくる。(←人間と似てる!?)


「境界性」と「自己愛性」は、

生きものなら、命の根源を脅かす問題なのでしょうかね。


何が言いたいかというと、

痛手を負った時から、成長が止まっている。

止まってしまった時間を取り戻すように、

何かをきっかけにして、

欲求不満の残骸に形が与えられる。

それが、

・感情的な行動

・幼児退行

などの問題行動なのです。

至る所で再現&復讐のパターンを成立させていきます。

早い話が、欲求不満を解消するための『対人依存症』です。


今日のところは、ラブアディクションのケースでご説明しますね。

発達年齢域に相応しい欲求を、

拒否されたり充足がなされなかった場合、

特徴的な幼児の行動を、

大人になってもするようになります。


この性衝動(リビドー)の問題は、

境界性と自己愛性が背景に絡んでいます。

協力者が現れてくれなかったために、

ひとり悶々と苦しい状態に追い込まれて、

引きずってます。


具体例を挙げると、

幼少期のうちのSOSを、

見落とさないようにすることが必要です。


特に、

このSOSを逃した場合に起こってしまうのが、

「性」への早い関心です。

小児マスターべーションへの対処にお困りで、

ご相談する親御さんもいるくらいです。


これは、

感覚機能を使って、欲求不満を解消しているのですね。

赤子の時期に味わった、

母体に包まれてた温かい感覚を、

「恍惚感を得る行為」に変えて、

バランスを取っているのです。

不安感や緊張感からの解放を願ってのこと。

性格分析で行くと、

「外向型感覚型」のお子さんが多いです。


客体のやんわりした雰囲気、

肌触りなどに敏感で、

視覚や聴覚や触覚がとても繊細で、かつ機敏に動いています。

お気に入りのモノを見つけて、

肌身離さず行為をしてたりします。


五感を通して、

恍惚感を感じて安心しているんですね。

子守歌や抱っこや添い寝を求めたり、

髪の毛を撫でてもらうことを、

長期に渡って強く望んでいるかもしれません。


このタイプが急激な分離や拒否を経験すると、

見捨てられ感がとても強く働いて、

代償行為をより一層探していきます。


SOSのサインの例で代表的なのは、

肌触りの良い毛布やタオル。

親の枕。

毛並みの良いぬいぐるみ。マスコット。

小動物への接触。

フェイクファー好き。

スキンシップの再現が効くものなどが、やはり多いですね。


年齢が上がるとこの恍惚感が、

小児マスターべーションや性への関心に向いていきます。

早熟なタイプには、

愛情不足が絡んでいることが、

かなりの確率であります。


性や異性への関心の奥に、

こころの拠り所を探している複雑な意識があるんですね。

言葉で表現できないんです。


境界性と自己愛性の問題は、

起きてしまうととても難しい問題でもありますのでね。

親の育て方と、子の育ち方の両面で、

お勉強が必要です(*^^)v



こどもの頃のSOSをを見落とし、

大人まで持ち越した場合は、

依存対象物を探して、

執拗に癒着していく行為をします。

ターゲット探しです。

「境界性」を満たそうしているのです。

また、自分を守るために、

多種多様な手段を使って、

他者を巻き込んでいきます。

どれだけ自分を優先してくれるのかと、

数々の試し行為や、

不愉快な攻撃を繰り返して、

「自己愛性」を満たそうとしているのですね。

家庭内から職場、公共の場へと、

問題行動をする場所が、

ドンドン広範囲になっていきます。


ひとまず今日はここまで。

原因をまず知っておきましょう。

相手の行動が求めているモノを知っておくと、

謎が解ける。

そのうち巻き込まれた側も、

余裕が生まれて対処の方法がわかっていきます。



ところで意外ですが、

厄介な人に巻き込まれて苦悩したときこそ、

実は、

自分の分離体験による物凄い恐怖心をケア出来るんです。


忘れていた大事な心の成長のことを自覚し直し、

精神性を強化するチャンスなの。


①疎外&孤独感を自分で作って増長させている

②劣等意識から過剰な自我意識が生まれて、即安全を望んで行動している

自覚すると、

自分の①「境界性」と②「自己愛性」の問題が、

落ち着いていきますよ。


巻き込まれた人は、

真の大人になるチャンスを掴んじゃった人です。

辛かった感情が鎮まってくれるといいですね(*^^)v

孤独じゃない。劣位じゃない。

そう呟いてあげてください。

精神性の強化が出来ますよ(*^^)v♡







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