2020年8月30日日曜日

やっちゃったんですよねと人ごとにして守る

 

ここまでお読みいただいて、

感情を無理に押し込めて出さないようにすると、

後にさまざまな弊害をもたらすものなのだと、

知っていただけたでしょうか。


不本意ながら怒ってしまったといいたくなるような出来事も、

もちろん沢山あったと思います。


感情的にならないようにしようとしても、

どうしてか!?感情的になる自分が今ここに在る。

この場合は、

自分を深く理解するほうが先決ではないかと思います。


感情的になって孤立したり、

家族を失ったり、職を失ったりして、

一体なぜあんなに怒ってしまったのだろうかと後悔しても、

なかなか見つからないことが多いようです。


以前記事にも書きましたが、

自分の怒る前兆すら気づかない人が多いです。


この方たちは「反復強迫」になっていて、

他人のほうが怒りの前兆に気づいています。


実際のケースをご本人の依頼を受けてご紹介します。

誰かの役に立ってくれればと幸いですとの温かいお言葉を頂きました。


反復強迫中のご本人は、

身体全身で怒りに関するアクションをしているにもかかわらず、

なぜか当人の意識だけは、

しっかり自己正当化状態にサクッと切り替わってます。


そして後になってから、

「あの時怒っちゃったんですよね」「やっちゃったんですよね」と、

反省するのかと思いきや、

出来事を回想すると、

自分のことのようにはまるで思えてない離人症の状態になってます。


怒りの反復強迫 → 自己正当化 → 離人 の繰り返し


この繰り返しにカウンセリングで焦点を当て、

密かに隠れていた問題を明らかにしました。


出来事を観ようとしない自分がいる。

手をかけようとすると、

思い出させまいと、ソッポを向かせる自分がいるのです。


長い時間をかけたのち、

複雑な心情が絡んでいたのがわかりました。


子どもの頃から誰も味方してくれない、

解決のための援助をしてもらったことがない、

誰かと一緒に物事を丁寧に見直す経験がないなど、

誰からも見放され、

ひとり見捨てられたような状態が記憶に沢山あったのです。


痛み切った心を守ろうとして、

他人の痛みになど共感できない。

自分を救うことが一番で、

自分の言動が他人にどんな影響を及ぼすかまで想像できず、

ただ攻撃するほかないと思って生きていました。

たから、やっちゃったとだけ拾い上げてたのです。


感情を自由に出すことを許されない家庭環境から、

感情になるべく触れないようにする失感情症を患って、

抑圧した感情が溜まると暴発処理する繰り返しが、

板についてしました。


このタイプが精神科に自らお世話になることは、

そう滅多にありません。


喉元過ぎれば熱さを忘れるケースのほうが、

圧倒的に多いにもかかわらず、

今回改善ケースに至ったのは、

人格改造への強い要望がご本人にあったために適ったことです。


社会性の考えから一歩踏み出し、

二度とその道に戻らないことを誓って、

人生哲学、精神性や精神鍛錬による自己改造にご興味を持たれて、

挑んだ結果だと思います。


『良くも悪しくも自分次第』

ご本人のお気に入りの教訓です。

ご本人の了承を得て、今回ご紹介させていただきました。



***


あなたがあなたになるために、

気持ちを汲んでいこう!

本当に伝えたい要求はなにかしら?

あなたが語る自己物語の中に、

真の自己が姿をあらわします。


***


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