2023年1月20日金曜日

アダルトチルドレンファザー・マザーはすぐ不機嫌になるのが特徴

 

自分で自分の甘えの欲求が片づけられないから、

人は不機嫌になります。


不機嫌は、

甘えたい場所をつくるための「非言語的コミュニケーション」ツール。

それで周りに知らしめようとします。


甘えの欲求を片づけられなかった不健全なアイデンティティー形成が、

世代に伝搬する仕組みをご紹介します。


・幼少期

親の顔色を常に伺いながら、

親の要望に従い、

自分の欲求を後回しにしていきます。


自分の甘えの欲求を口に出せないので不機嫌になります。

自分で不機嫌を片づけられないので、

強い刺激を求めたり、

誰かに望みを叶えてもらいたいとパートナーを欲しがります。


・青年期

パートナーを得て、

今度こそ甘えの欲求が満たされると思いきや、

夫・妻の役割や責任が増えて満たされません。

楽しい生活どころではなく不機嫌です。

情緒不安を隠しながらも両親や社会的には、

立派な家庭を持っていると承認されたいから頑張りますし、

子どもを持ちます。

さらに子育ての役割まで増え、

甘えの欲求が満たされるどころか、逆に苦しい状態に追い込まれます。


男尊女卑・家父長制度・亭主関白・経済力格差を盾に、

夫は一方的に有利な状態へ運びます。

夫は仕事のみ → それ以外を妻に任せる

妻 → 耐えきれずに子どもを巻き込む


いつも内面が不機嫌であることが念頭に上がらないほどになってます。

少しでも義務と責任を減らそうとして、

子どもに早く大人になってもらいたいと期待を募らせます。

早く満足する形なって欲しいとコントロールします。

気に入らなければずっと不機嫌で、

言葉だけでなく態度でも子どもに強迫していきます。


間違っているとすぐジャッジし、

子どもにとことん羞恥心を味合わせ、

罪意識を植えつけては従わせます。

期待通りに子どもが動いてくれる時だけはご機嫌です。


書いていて心が痛みます。

でもこれが実情です。

すらすら書けてしまうのが哀しいですが、

それだけ多い案件です。


人生の早い段階で、

心の苦しみの扱い方を教えてくれる人に出会っていたら、

こうした事態は避けられたのではないでしょうか。


恥と体裁を重んじる社会慣習から、

隠さずにはいられなかった家庭事情を、

これからはもっと風通しよくして、

お互いに幸せになっていけるようにしたいですね。




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