「見捨てられ不安」は、全員味わうものでもあります。
これは、母子一体化から母子分離化を確立するための経験だからです。
心理的に自立していくためには必要なこと。
自分の心情に適切な表現を与えて、生きていくことを可能にしていく基本です。
この見捨てられ不安や万能感への侵害を受けて、
初めて怒りの生理的感情を自覚するのです。
いずれは、以下に繋がります。(児童期後半や思春期)
・怒りの主張の度合い
・怒りの感情を抱えて一時的に持ちこたえ、別の形で昇華する
・自分の感情に不安にならないようにする
・相手が理解しやすいようにする表現を見つける
・不利益にならない表現を身につける
ね、必要なことでしょ。個性の土台です(*^^)v
幼児期の怒りの学習は、私もOK。貴方もOK。尊厳を維持することに繋がります。
この学習は避けて通るわけにはいかない!
幼児期に感情的な抑え込みをしている養育者は、
抱える度量が少ないから。抑えてもらうことが楽だからです。(内面的)
世間体を気にして、不適切な対処を行っています。(外面的)
幼児年齢に、大人のような理解など出来るわけがない。
出来ると思ってのことなら、親の幼児性万能感が、
見事にしつけに反映されています。
この怒りの取り扱い方を学ぶときに、
もっとも悪影響を及ぼすのが「抑圧」です。
親の強い抑え込みは、脅迫と同じです。
子どもが自分の怒りの感情をキャッチして、安全に処理をすればよいモノとの感覚がつく前に、
強い脅しが掛かると、
本来の子どもの発達からかけ離れてしまいます。
子どもはおとなしくはなりますが、怒りの感情が渦を巻き、
いずれ、以下のようになります。
・一見おとなしくて従順な良い子
・怖いから言わない
・言ったら余計に叩かれるからやらない
・人との親密な関係を避ける
・逆に執拗に依存ししがみつく
・親の顔色を見て行動する
・怒りの表現が不器用(他罰化)
回避や依存性、両価性の複雑な愛着行動のパターンに発展します。
つまり育児がしにくい状態にしているのは、明らかに親なのです。
子ども達は、
直接的な言葉による「言語的コミュニケーション」も、
態度や表情などの「非言語コミュニケーション」も、
不適切でグラングランなパーソナリテイになっていきます。
抑圧が身体化すると、心身症が発症します。
夜尿症、チック、喘息は代表格です。
また、刺激物への興味、危険行為、悪戯などへ依存していきます。
いずれは、ゲーム依存、登校拒否やいじめ、適応障害や気分障害などの原因になっています。
人間はどこかで自分の感情を、表現しないと生きられないイキモノなのです。
外へ向かうか、内に向かうかの違いなだけ。
人として生きていくのだから、
心の仕組みを社会全体が学んでいくことが必要です。
日本人の良い気質である「繊細さ」が、
時代の中で「神経質」に変わってしまったのは、とても残念でなりません。
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