2017年2月17日金曜日

演技は心の痛みから逃れる手立て





嘘だって、初めから上手だったわけではありません。

子どもの嘘は、可愛いもの♡

そんな小さな嘘のうちに、子どもの心をトリートメントする必要を疎かにした、

大人にも責任があります。


家族はあれど、誰にも愛情を注いでもらっているようには思えず、

関心も向けては貰えていない。

寂しさと苦痛の中で、覚えた最良の手段が演技だったのです。

生き延びるために、

人を観察し、

その話し方や考え方、振る舞いを真似していくことを覚えるしかなかった。


皮肉なことに、

演技性パーソナリティ傾向の方にご両親についてお聞きすると、

二面性を持っていて、

内と外での顔が全く違うことが多いのです。

外ではとても社交的であったり、魅力的な優しい人を演じています。

親の態度や振る舞いをコピーしていただけ。それが発端だったりします。


また、親が離婚結婚を何度も繰り返しているのを傍でずっと見ていたり。

母より女、父より男。

そんな場面にも遭遇しています。

やり場のない思いを黙って抱えて苦しんでいたり。

親は自分の保身が最優先。子どもの心親知らず。お構いなし。

演技性には、環境がモロに影響していることが多いです。

もっと人の心について深く考える必要があります。


養育が、子ども本位ではなくて、親本位。

親の自己愛を満たすために、子どもの思いや感情を二の次にしたツケが回ってきています。

これは、近年著しく表面化しています。

精神科の診察を試みても、翌月や数か月待ちの状態が普通です。

なぜ、こんなにも豊かな社会なのに、心身における問題は増え続けているのでしょうか。

社会全体で、もう一度「心」について考えていかなければならない時代に入っています。








湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki
通販サイトもどうぞよろしく☆アーユルヴェーダnewsもチェック
SunFrau Ayurveda Academy主幹弓田久子先生著書
アーユヴェーダ・・さらなる学習の指針・・発売中。Amazon定価2,800円