さぁ、今日からまたパーソナリティの問題に戻りますよ~
境界性パーソナリティ、自己愛性パーソナリテイの次は、
演技性パーソナリテイです。
パーソナリテイの問題傾向は、単独と言うことはありません。
入り混じっています。
特にこの3つは、相乗効果があります。
そのため大抵関連しています。
人は愛情飢餓にさらされた経験から、
自分を守るために沢山の知恵を創り出します。
嘘も、その一つです。
演技することで、否認・拒否・見捨てられ不安を乗り越えていこうとするのです。
注目を浴びることで、愛情が自分に向けられているかどうかを確かめているのですね。
「聞き分けのヨイ子」も、その一つ。
ただし、それだけでは済みません。エスカレートしてしまうのです。
人を魅了することが目的となります。
それがパターンとなり、性格になっていきます。
色々な手段を試みながら発展し、
性的な魅力を表に出していくことで、多くの注目を集められると、
やめられなくなってしまうのです。
誇大化した自己から派生する、自己愛性パーソナリテイと違って、
この演技性パーソナリテイは、魅了する為ならなりふり構わず、
自分自身を痛めつけて、貶める行為までも平気でしてしまいます。
非常に衝動性を含んでいて、自己愛性よりも不安定です。
虚言に魅了される他者に対して興奮や満足をするため、
悲劇のヒロイン&ヒーローや空想の主人公を演じてしまうのです。
他者に癒着し、魅了されている他者を見ること、時には賞賛と注目をあびること、
また関心を寄せて貰うことが目的なので、
境界性・自己愛性・演技性は、とても関連が深いのです。
幼児期の怒りの未学習から、色々な因子が重なり、
不健全なパーソナリティに形を変えていきます。
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