必要な時に、必要な愛情が手に入る養育環境で育った子どもは、
心理的に優位も劣位もありません。
ところが愛情飢餓状態にさらされた人は、
自我防衛が必要だったために、自分の立場を執拗に気にしていきます。
心理的に優位な立場を取っておかなければ落ち着かないのです。
≪素直になれない人≫
本心とは正反対のことを行動化します。
本当は、優しくされたいのに、相手を非難したり、困らせたりします。
愛情を求めても、与えてはもらえなかった経験が、
意地っ張りや天邪鬼となって、困らせる仕方の表現へと繋がっています。
本心を吐露することは、弱みだと思っているのですね。
乞うて、惨めな思いをした過去の経験が反映されてしまうのです。
攻撃や無関心に徹したほうが優位な立場を維持していけると思い込んでいます。
≪先読みと先回りの独り相撲≫
愛情をくれている人も、いずれは気分の変動や、
自分の問題行動を見て、見捨てていくのだろうとの固定観念が外せていないため、
わざわざ自分が疎ましがられる行動をやめられず、望んだとおりの再現をしています。
勝手な先読みに自分自身が引っかかって振り回されている事実に気づいていません。
先回りをして、自分を守ろうとしての行動で見捨てられる再現を繰り返しています。
どうせ捨てるんだから、こっちから先に捨ててやるってな具合です。
心理的な優位に立ちたいあまりに、
憶測・推測を重視し、事実と混乱させ、
原因と結果が真逆になっているのに気づいていません。
事実 → 自分が問題行動をやめられないから疎ましがられた
本人 → 相手が見捨てる人だから、自分が辛い思いをしないために問題行動をした
なのです"(-""-)"
思考回路を根本的に変えていく必要があります。
心の仕組みについて学び、健全な自己愛づくりからトリートメントし直しましょう。
すでに近年脳機能で考えた場合でも、
過去に愛情飢餓経験をした人の脳は、
前頭前野のコントロールが脆弱で、危険装置の偏桃体が過剰反応をしていると。
心の余裕をつくる訓練は、一旦停止の為の深呼吸です。
深い呼吸を体の感覚を通して、脳神経に響かせる。
脳神経を鎮めて、安心感を取り戻そうとするということですね。
(余談)
アーユヴェーダのシロダーラが、思考回路を鎮静させて、
前頭前野の回復を促す行為と視ることが出来ますね。
睡眠障害や記憶力の低下の方に施術を行うと、
ほんわかした気分に変わっているのは、このような意味があるのです(*'ω'*)
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