人育てをはじめたとき、
個性を伸ばしたいと願うものではないでしょうか?
愛の世界では、
個性を伸ばすことと、やりたい放題は違うのを学びます。
豆知識☆
ここでご紹介したいのが『戒律(かいりつ)』です。
目にしたこと・聞いたことがあるかもしれません。
戒と律という二つの意味が合わさっているのですが、
ふたつの違いを説明できる人は意外に少ないようです。
この言葉がこの世に出現したのは紀元前のこと。
お釈迦さまの仏教僧団の運営で、
どうしても必要になったのが発端だそうです。
戒とは、誰かから受ける罰のようなものとは違い、
自分の中でルールを習慣化すること。
過ちに関して他人や組織の関与はありません。
もし過ちを犯した場合は、
その問題に対して、何を行うかは自分で決めて執行します。
自主管理の世界観が戒です。
一方『律』は、組織の運営において必要な規則や規範です。
こちらは罰が決まっています。
個性を伸ばしたいからこそ、
自分で自分を育てていく『戒(マイルール)』が必要になるわけです。
これを、
子どもの頃から習慣化している人は積極性になります。
いわゆる消極性が弱体化してるわけです。
そうでない場合、
人に言われない限りは、やりたがらない消極性が強化されます。
心の奥底では、
誰かに言われない限りやりたくはない事態になります。
これが愛の世界では足を引っ張ります。
『律・組織規範』ばっかりで育っていた場合、
自分が信じた規範と相手の規範のズレに困惑し、
すぐさまパワーゲームが必要になりますよね。
だって、どっちが正しいか判明する必要がありますでしょ。
やりたくなければなおのこと。
頑張って反抗するはずです。
消極性があるところ、強迫性がないことはありませんから。
『戒』で自己成長をしてきた人にとっては、
消極性自体が弱体化してますから、
パワーゲームで自分の意見や要求を押し通すことよりも、
二人の世界の変容・発展という最高の贈り物を選びます。
出会った二人が『戒』か『律』かの違いで、
なんと、
パートナーシップのかたちは違ってきます。
愛の世界では必要なのは、
マイルールで積極的に、緩くもなく固くもなく自己成長してきたプロセスです。