心のメモ帳にようこそ。
このブログが皆様のお役に立てますように。
物事の因果関係を紐解いて、
あなたのメンタルヘルス向上のために活用していきましょう。
④罪悪視
この心理作用は、サロンのブログではしょっちゅう出てきますね。
またかッ!と思う方もたくさんいらっしゃると思いますが、
それほどに重篤で厄介な心理作用なわけです。
ここで気を付けていただきたいのは、
『罪悪感』と『罪悪視』は別物だってことです。
この差はとっても大きいですよ。
健全な罪悪感はあっていいものですが、
罪悪視はいりません。
健全な罪悪感の学びは、
幼児期の心理発達課題の一つに据え置かれてます。
失敗や良くないことに直面した際に起こる生理的感情(シュン・・・・哀)は、
抑うつポジションと心理学では言ってます。
この抑うつポジションを経験することによって、
自分で少し前の自分を想い起こしたり、
観察や反省をするきっかけになっていきます。
罪なることをしてしまった・・・という罪悪感は自制につながり、
かつ学習の見直しの動機になりますね。
見直しによって取るべき行動に検討がついていき、
自己向上につながる場に好奇心を持って向かっていけます。
抑うつから前向きな気持ちへと切り替えていく訓練で、
さらに出来事に『感謝』もできるという一連の仕組みになってます。
一連の学習を、
『懺悔と感謝の学習』と言ってます。
3歳ぐらいから学び始めますので、
定着するまでの期間を考えると結構長丁場です。
ところがここで躓いてしまい、
誤った方向に心理発達が向かってしまった現象が『罪悪視』です。
体験を次へとつなげるのではなく、
現場にとどまり続けるように仕向ける心理作用が罪悪視です。
いつまでも罪を背負った罪人以外の何者でもないとラベルする心理作用ですから。
どこまでも、いつまでも深刻に追い詰める心理作用なのがお判りでしょうか?
迷路の出口さえ塞ぐような意味付けなのね。
(※ここ覚えておいてくださいね)
こうした意味付けが心のなかで行われていて、
ついには、
’人を満たすことができてない自分’という視点にまで発展させてしまうのが罪悪視です。
その結果、③劣等意識も同時に作り出していきます。
①②③④は、もうほんとに芋づる式ですね。
自分を尊い存在だとは思えないから(自尊心の欠如)、
自分を大切に扱うことさえできない(自己愛の欠如)のも続行し、
いつまでも罪悪視が強化されてしまう状況をつくります。
迷路の出口というか、
改善の糸口まで塞いでしまった心理作用というほうがわかりやすいかもしれませんね。
続きは明日。
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