2016年11月21日月曜日

愛着が未熟な悲しい心を癒す


愛せないのではありません。

愛が怖いのです。

子どもを観察していると、その違いが判ります。



大好きな養育者と離れる時、

①ちょこっと不安を見せることはありますが、再会をとても喜ぶ子。

②凄く不安を見せてるけれど、再会の時に拗ねて素直になれず、怒りや抵抗をする子。

③離れる時も、再会の時も無関心な子。


①は愛着が安定しています。離れていても大丈夫、あとで必ず会えるモンって信頼しています。
(対象恒常性があるために心の安定が保持されています)

②は不安定です。③は回避しています。

②の不安定型の愛着の持ち主は、恋愛やパートナーに過剰に見守りを必要としていきます。

離れることに不安を感じ、メールや電話での確認を頻繁に必要とし、

返信や返答が思った通りにならないと怒り出します。卑屈や意地悪な態度を作ります。

③は自己開示や感情表現が乏しく、気軽に楽しい他者との交流が作りにくい。

①の安定型は、ありのままの自分を受け容れられていることを受けて、

自分の感情や要望を上手に表現したり、意思や意見を開示することに抵抗を覚えません。


親御さんに拒否や無視、過剰な躾などを受けている人は、無意識のうちに抑圧が掛かります。

自己開示に至ってブレーキがかかります。恐いのです。

思い出すことすらブロックが掛かります。


カウンセリングをしていると、②と③の方は、「何も問題はない」ですとか、

思い出すのにとても時間が掛かります。

無意識的なブロックが掛かっていたことを、回数を重ねてやっと気づいていきます。

本心をお聞きすると、

出来事に対する情緒的な表現が乏しく、理屈で物事を処理しようとだけします。

仕事ではそれでも済みますが、プライベートはそうはいきません。

仕事は順調で出世もしていますが、

プライベートのほうではトラブルが続くということが、けして珍しいことではありません。


これは必然に近いこと。

愛着が不安定だと、パートナーとの愛情関係が保持されているとは思えてないからです。

その為、攻撃的、猜疑心的。どうせ見捨てる的。

気持ちの表現が、過剰な感情的表現だったり、幼児的だったりでパートナーを振り回しています。

または、肝心なところで沈黙。感情ブロック。

これは相手の要望をとっさに汲み、反応するように頭で考えているからです。

親子関係がそのまんま反映されている行動パターンなのですね。



ご本人も心の中身がぐっちゃぐちゃで読解不能になっている場合は、

カウンセラーは母親みたいなものです。

心の仕組みを知っている人の元で、ゆっくり訓練をしていくことも選択肢です。

心のわだかまりや苦悩を上手に解放していってほしいと思います。

顔を見て話すのには抵抗があるという人は、整体ですよ。

身体を解してもらいながら、心の仕組みを知ってしまって一石二鳥です。








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