人権を守られるべき家庭が、そうではなくなってしまったのはなぜでしょうか?
まず、父親が社会に多くの時間を取られてしまいます。
24時間戦えますか?なんてキャッチフレーズのCMなんかがあった時代。
男性は仕事一筋系。家に接待等で帰ってこれないこともあり。
一方、女性は家事育児全般を任せられ、さらに教育についても。
相談のしようがなく、頼りになるのは情報だけだったりします。
核家族化が進んでいて、相談しようにも誰にしてよいかわからない。
また、パート勤めをしてようものなら、
仕事と家事育児の両方が重くのしかかっていて、てんてこ舞い。
すると、子どもをパートナーの父親代わりにして、頼ってしまうのです。
子どもは、母親を助けようと、何とか頑張ろうとします。
これが定着すると、なんと父親が家に帰ってくると、
父親は子どもと同等な位置づけになってしまっているのです。
子どもが親を気遣って、お世話側になっている状態。
複雑な心理状態が根付いてしまうのです。
これは、機能不全家族の一例です。
親も子どもも、誰かに愛されたい状態。助けられたい状態。
感情が不安定になり、情緒的な交わりが家庭の中で満足に出来なくなっていたのです。
とても窮屈な家庭環境から解放されるには、
飛び出すか、独立しかない。
独り暮らしが出来ればいいけれども、
誰かに助けられたい心情をずっと続けてきているのですから、
それも怖くて、自信が無くて出来ない。
もしくは、親が子供を手放したくない、助けてもらいたい慢性化した心情から、
「できっこない」「大変だよ」などとの言葉で、自立の機会を奪っていくのです。
こうなると、結婚しか独立のチャンスがなくなりますね。
すると、ここでまた問題が出てくるのですよ、、、
これはまた明日。
家庭が安全な場所であると認識できていない心情だったこと。
自分の心の後ろ盾としては不十分だった養育経験が、
無条件の愛 = 対象恒常性 の未熟さを生んでいます。
でも、親御さんを責めても心の満足は生まれません。
むしろ傷つくことの方が多い。
心の仕組みを知って、親も大変だったんだなぁと共感していくことから、
苦しい感情を解放し、
徐々にコミュニケーションをやり直していくことの方が、
心の癒しになっていきます。
親がなくとも子は育つ。
自分の心にしっかりと、自分を大切に見守ってくれている存在イメージを作って、
基本的信頼感と愛着の安定を持ちましょう。
ひとりでメンタルヘルスが無理なら、カウンセリングをおススメします。
ちょっとカウンセリングに抵抗がある人は、
整体やオイルマッサージを受けながら、ついでに聞いて参考にすることを、
やってみてください☆
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