「一番じゃないと不機嫌」のつづき。
異常にプライドが高く、
他人を巻き込んでまで証明しようとする特権意識。
これは現実に基づくものではなくて、
幻想に基づいて頭を使っているのです。
現実と快楽で説明します。
この脳処理の仕組みは、
発達段階で学んで身につけるものです。
例えば、
テストで100点とれるようになりたい。
選手として代表になりたい。
と、目標を立てるとします。
これは「想像」です。
その目標を叶えるために、
具体的に必要な手段を考案します。
現実に基づいて必要なことを考察し、
積み重ねていけば実現する可能性が出てきます。
迂回案も例外ではない。
地道な努力と忍耐を要して取り組んで実現する。
こちらは現実原則と言います。
しかし、
考案したものがうまく進まなかったり、
もっと地味で努力を問われる手段が必要とされたとき、
現実に基づいても無理だと思うと、
人は失望を味わいます。
すると、
もっと心地良い快楽的なやり方はないのかなぁと、
人間の頭は探すのです。
そこで「空想」「幻想」を選択していくんです。
現実に起きている不満を解消するために、
快楽と快感で満足しようとする。
本当は、現実に基づいて改善や変革をしなければならないのに。
こっちを選択しちゃうんですよ(>_<)
発達段階での学習は、
目標設定した想像や空想が仮にあったとしても、
快楽と快感に惑わされず、
現実に基づいて行動の改変を繰り返し、
その積み重ねで、
想像や空想を理想に変えて、
それに近づいて達成する喜びを味わうことが必須。
これって頭の使い方を習得することですよね。
そこでは考察する楽しさ、
ちょっと先までお預けされていた目標を手にする手応え、
達成感、満足感、開放感など、
現実で生きる喜びと充実を味わえます。
努力をすると自分ってこんなに成長するんだねって、
自分と言う人間の尊さを実感できます。
また、分を知る楽しさもありますね。
宝物がいっぱい。
しかし、この学習が頓挫していると、
目標設定した想像に近づく手段が、
苦痛なだけになる。
まず苦手意識が強く残る。
不安と心配の横やりがしょっちゅう起こる。
地味な積み重ねと努力が苦痛。
ハードルを下げるということよりも、
代わりに快楽でなんとかならないかと空想にふける。
これが快感になる。
それが出来ないとなると、現実のほうが悪いと転嫁し、
この世が問題となる。
ついで関わる周りの人たちが問題だとなる。
ハードルを下げて等身大を知ることを逃避し、
責任転嫁や他責で自己満足を得ようとする方を、
脳が選択するしかなくなるのよね。
恐くて現実に基づいては、
とてもじゃないけど生きてられないとまで思い込んでいると、
言い換えても過言ではありません。
前者は理性的。
後者は感情的。
真逆です。
前者は高次的処理。
後者は低次的処理。
やっぱり真逆です。
こんな例があります。
人の不幸は蜜の味。
会社で見受けた事情。
『相手の失脚を望む』スタンス。
それと引き換えのエスカレーター式昇進や地位の確保を狙っていく。
一番じゃないと不機嫌な人たちが、
現実に基づいた実績の積み上げ手段を択ばず、
攻撃・支配欲で手っ取り早く快感を手に入れる。
こちらは快楽原則に則って、
手に入れようと企む頭の使い方です。
こうやって分析してみると、
発達段階での学習って、本当に価値あるものなのです。
それに無自覚だと、
至る所で人に迷惑をかける大人になります。
幼児性万能感やナルシシズムを無理解で引きずることが、
どれほど毒か、気づいて欲しいです。
内向性が高くなると「○○だったらいいのになぁ」という幻想的願望に、
充足を求めるしかなくなって、
他人を攻撃したり、支配したくなってしまうってわけ。
周りのせいにする癖がある人は、
自分の頭の中の幻想を最優先にすることでしか、
自分を守れないと考えているのよ。
要チェックです。
巻き込まれた人は、
必ず相手の精神構造を見抜くこと。
ターゲット脱出を最優先に考えて、
冷静に対処するようにしましょう。
地道な努力をしてきた貴方の力を削ぐような人たちとは、
距離を置くように心がけておきましょう。
写真 gatag.net
湘南茅ケ崎Salon Hanamizuki☆メンバーズ様限定・電話心理カウンセリング対応・応相談
自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中