2018年3月24日土曜日

執着と自惚れが妥協を許さない

ちと今日は長いです。

3月19日のブログで、

≪非現実な「理想の状態」を、

 頭が「等身大の自分」と認知している。

 200%の凄い自分が自分だと思ってる。≫

 ≪本来の自分は、

 しばらくすると、無理が生じてそれが熟せない自分です。

 仕事も生活も、

 見立てが間違っているのに、

 「理想の自分」になりたい余り、

 行動が躁状態になっているのがわからない。

 「頑張ればできるはず!」と強迫してる。≫

と、取り上げました。


この状況はうっかりしていると、

誰もが至る所で起こしていきます。

肉体の限界はわかりやすいのですが、

思考の限界はわかりずらい。

我執に囚われた場合、上記のようなことが起きやすいのよね。

これ愛着の問題を持ってます。

両価/抵抗型や混乱型がとても多いのよね。

誰にも愛されてない自分を自己否定し、

自己絶対視の驕り高ぶりで埋め合わせて何とか凌いできてます。

妄想分裂ポジションから一気に肥大化した自己で守ることを選んでます。

愛されていることに確信が持てないとどんどんエスカレート。

彼らの優越欲求は、おそらく早い場合は幼児期から癖づいてます。

素直になるチャンスを数多く逃して。

衝動的に天邪鬼、反抗、無関心を選んでいる精神構造を持っています。


・理想化した自我像を修正すること。

・分を知ること。

・身の程を知ること。

これって、こころの痛手を負うことが結構あります。

不快な思いと引き換えだったりするから。

我執を手放すことを、

真のチャンスとして捉えないといけないのよね。


異常にプライドが高く攻撃的・支配的な人って、

イメージでいくと「暴君」って感じがするじゃないですか。

それ違いますよって私なら言います。

物静かな佇まいを醸し出している人の中にも、

かなりこのタイプはいますよ。

(↑対人操作、試し行為の使い手タイプ)


例えば就活や婚活はわかりやすいです。

思うように事が運ばないことが、

実は自分の理想像を修正できてないことが原因で、

起きているって結構あるのですよ。

ナルシシズムへの執着に気づいてないのわよ。

知性が高くとも、感情に囚われると人は衝動的な行動に出ます。

生まれながらの物静かな内向性が強いタイプや、

衝撃的な経験から一時的に極端な内向性に傾いたとき。

以前の性格分析のところでお伝えしましたが、(←1月ブログ参照)

内向性が強い人ほど、

潜在意識に自我を守るための権力意識と支配力を望む欲求が強いのです。

理想のテーマパーク以外は恐怖に感じて、

「自分は正しい」と執着を手放せないでいます。



では仕事を例にしてみましょう。

「好きなことをして稼ぐ」

「やりたいことだけして生きる」

魅力的な言葉が沢山飛び交っている情報社会です。

それで就活するんだけど、

上手くいかない。

なんでこうなるのでしょうか!?

執着と自惚れが妥協を許さないでいるからなの。

理想とかけ離れた企業に従事なんてできない。

恐怖心があるから妥協は許さない。

内なる不満をチャラにするには、

誰よりもいい思いがしたい。

優越意識があることを見逃してます。


さらにもう一つは、

現実原則よりも快楽原則で構成している場合が多い。

凄い自分になっている妄想を信仰し、

目の前の業務に不快感を覚えている。

肥大した自己への執着心が、

現実逃避をさせて停滞を長引かせています。


では、どうしたら好きな仕事を手にすることができるのか!?

ここでいきなり自己チェック!

どっちになりたいですか!?

実際にその状態を得た人って、

実は努力の積み重ねで手に入れた人と、

恵まれた少数人とに分かれるわけですよ。


で、この言葉を聞いて、

恵まれた少数人になりたいっ!て思った人は要注意なんです。

これは、先日の内容で取り上げた「快楽原則」に則って、

「幻想的願望充足」を希望する頭の使い方。

潜在意識に、

幼児期から存在する「万能感」「全能感」を強く残して手放せていないんです。

自己卑下を覆い隠すために、自己肥大を利用しています。

結果、

目の前に置かれた内定や結果に不満を覚えます。

癖がある人は人一倍抵抗します。

「これは違う」「それはイヤ」って、すぐ現実を受け容れがたくなります。

その為いつまでも不快感情を持ち続けています。

それがまた「コンプレックス」になっています。


現実 < 癖(快楽原則、万能感、ナルシシズム、自己肥大が優先)

いつの間にか頭は、癖に囚われて処理をし続けているのよ。


やりたいことと出来ることが一致する人は、

やりながら、事実の中で修正の連続を積み重ねてきているのよ。

現実(等身大) > 癖(快楽原則、万能感、ナルシシズム、自己肥大)

現実原則の意味を、心が知っている人たちなの。

やりたいから、目の前のモノを大事にする。

その中で研磨しながら、否応なく修正を受け容れる。

積み重ねが合って当然で、それも大事。楽しむ工夫をしている。

その時その時、自分の限界を味わって、

それでも気を取り直して、修正して出来るようになっていく。(←打たれ強くなっている)

道すがら「現実原則」の楽しさを、さらに強化していってるの。

壁にぶつかり、痛手を素直に受け容れ、

変えるべき場所は変えて、場合によっては捨てるべき考えは捨てる。


夢と才覚の違いを受け容れて実力をつける。

自分の見立て違いをササッと変えて、

軌道修正がとても上手いのよ。

無駄な自己肥大に悶着しない = 等身大の自分の受容こそ重要

口にせずとも知っています。


ところが異常にプライドが高い人たちは、

この妥協点を受け容れることがまず苦手。

逃避します。

都合勝手な条件への執着や自惚れが、

極度の恐怖を生んで同様の行動を繰り返してます。

それが落ち込みや不安を増やし、

自分の人生に自己憐憫し、

被害者意識で社会を見て、他者を攻撃するようにもなっているんです。

これらの行動は、強情、意地っ張りの表現の一つ。

躁状態は劣等意識の反動なんです。



経験で自己研鑚することは、

生い茂りすぎた枝葉を剪定し、

植物の栄養を分散させず、

使うべき場所のために、

あえて切るのとよく似てます。


広がりすぎた空想の自分(200%)を、

社会や人を通して選定し直すチャンスが与えられるって、

こんな有難いことってないのです(*^^)v


色んな形で他者を巻き込んでいく張本人にならないように、

気をつけていきましょう。


就活や婚活でもまず素直に自分を視るようにしましょう。

冷静に相手の気持ちや状況を推し量れるようになりましょう。

心のスキルアップは良い縁を引き寄せますよ。

目の前の小さなことにコツコツと取り組める自分に、

自惚れしたほうがいいです(*'ω'*)♡


変な欲には、良い欲を持って徐々にクリアリング。

変な頭の中の思考には、良い思考を持って徐々にクリアリング。

ポチっとMYヨガメソッドです。





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