2018年3月5日月曜日

虚栄心が不安を募らせ暗示をかける



ここのところカウンセリングではブログの影響もあって、

巻き込まれた人って知らないだけで、多いんですねって話題になってます。

これは同時に「巻き込む人」が多いってことよね。

ってお話しすると、

「・・・・・・・・。」ってお互いに顔を見合わせて、しばし無言になってます。

怖ろしいよね・・・・。って感じ。

でも巻き込んでいる張本人であることに気づくって、

本当に難しいんです。


「自分はちゃんと出来る」

「ちゃんとやってる」

「人とは違う才能がある」

「一緒にしないで」

「普通ってなんか変」

「願いは絶対叶う」


この辺を良く使う人は要注意。

「自己愛性」の問題を幼少期から引きずっているなんて、

普通は思わないのよね。


赤子から大人になる過程で、

『経験を活かすこと』をよく学んでいないのが原因。

掘り下げ方が浅いままなのがほとんどなのよね。


自分の頭で考えて、答えを導き出して実行するとか、

それを元手に試行錯誤して加減や修正をするとか、

その辺りをキチンとサポートして教えられた経験が少ないのよ。


では、何を学んできているのでしょうか!?

・言われたとおりにすることこそ優秀。

・規制ルールや慣習、エスカレーター教育方法から逸脱することは危険極まる行為。

・とにかく我慢をする。

・人には悪い所や弱みを見せてはいけない。

・人前ではしっかりすること。

学んでしまったのは、

不安から作った追従や模倣です。


これだと、

自分像が一気に誇大化するか、

一旦自己卑下し、

その後反動で肥大化にベクトルが一気に向くかのどちらかになりやすいのよね。


例えば我慢には使い方があります。

我慢は、抑圧と抑制の違いを覚える貴重な経験です。

我慢は、

一度は自分が正しいと思った誤認識を、

改めて正認識にし直すことに使うと有効です。

なぜそのような行動を正しいと思っていたのか、

よく分析し動機を捉えます。

理解が出来れば我慢の意味すらなくなりますし、

一歩前進した考え方に沿って実行した達成感も得られます。



ところが、ただの抑圧では、

欲求意識は頭から抜けてないんですよ。

これは一旦、

「○○って覚えとけばきっと大丈夫なはずだ」になりやすい。

虚栄心が手助けしてくれる方を選択する羽目になってますでしょ。

結果は、

「知っただけなのに、やってもいないのにわかった気になる」ってこと。

模倣で虚像を作っただけで終わっているんです。

そのため、欲求が溜まってくると飛び出してきてしまうんですよね。

怒られては自己卑下し、同じように抑圧してまた飛び出すの繰り返しになります。

で不安と不満が募っていくばかりになる。


それから、

本人の頭でアイデアを出させる経験が少なく、

答えを先に周りが与えてしまって、その通りに行動させているだけとか。

外野が過干渉で注文が多い環境だと、

沢山の人の意見を取り込もうと自我が拡散して、

自分という人間が、良くわからないほどになってたりします。

そのため、実力が伴ってない。

これも模倣で虚像を作っただけになりやすい。

他人の意見ばかりを頼って、加減が出来ない。

決まり切った規範ルールや情報を模倣するだけで大丈夫だと思い込み、

他者評価で判断する羽目になります。

なぜそのルールや情報が必要なのかを、

選別もできないから、外部に振り回される傾向になりやすい。

結果、

予想外な出来事を突きつけられると、

途端に過敏反応し、不安と心配に呑みこまれて、

にっちもさっちもいかない状態になってます。


おおよそ、

「自分は言われている通りにちゃんとやってるのに」

「人とは違う才能があるのに」

「もっと特別扱いして貰いたいのに」

「普通って嫌いなのに」

「願いは絶対叶うはずなのに」と、

虚栄心と手を組んだ虚像を中心に考えていて、

現実と等身大の自分を見失い、

他責をくりかえして立ち往生してます。



もうひとつは、

褒めることしかしない教育。

分を知る経験をさせていない教育です。

こちらは、

「無限の可能性が人にはある」

「やればできる」の誤った活用版です。

幼児性万能感が増長する危険性を、

全く知らない安易な教育法です。

これだけでは、

肥大化していく虚栄心を野放しにしてしまいます。


「自分は出来る」→出来るはずだ

「人とは違う」→万能に出来る力が備わっているはずだ

「一緒にしないで」→特別に扱われて当然だ

「普通って嫌い」→特別な人たちにしかわからない

経験と実績に基づいた「本物の自尊心」が見当たらない。

こちらは典型的な万能感とナルシシズムに引っかかって、

やっぱり物事を捉えて、

他者を巻き込んでます。



(心と頭の連携)

①虚栄心と虚像が膨大になっていることを見過ごす、欺く(頭)                                 

②現実との差異に過敏に反応する(心)

③他者を巻き込んで、攻撃&支配で現実を虚像中心に修正しようとする(頭)

④「それが間違いでない」とずっと暗示をかけて免れる(マインドコントロール)

⑤対人癒着、優越欲求、承認欲求が一度でも成功していまうと快感(心)

⑥自分は素晴らしいと思い込む執着が生まれる(頭)

②に戻る(①は見過ごされる)

失態や失敗、恥をかく経験から起こる摩擦を避けたことがイタイ人になる。

また、経験を受容できないこともイタイ人になる。

等身大を離れた過剰なプライドと、

特権意識はこうして頭で出来上がります"(-""-)"


現実否認と他責の習慣で、

自分を救っていける癖がプラスされ人格化します。

低次な脳と心はタッグを組んで、

他人を責めていれば、

「自分は他人を責められるだけの、有能な人材である」と認識できるよと、

ますます暗示をかけていきます。

周りを攻撃してでも支配し、

人生をコントロールすることこそ正しい方法だとなっていきます。


これが問題行動をしている張本人であることに、

本人がまったく気づかない仕組みです。

ずばり、

自分の頭にマインドコントロールされているだけです。

怖ろしや~







写真Rya Pie




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自然療法の宝物☆アーユルヴェティックライフ♡ブログも不定期更新中