4日間にわたって、
真の愛情の存在について触れました。
ないなぁと思う人はつくっていく。
真の愛情の代わりを外に求めると、
人生を棒に振るようなことも起きてますしね。
だから予防線を張るためだなって思ってみて。
では本題に戻ります。
青春期に、
社会参加よりも、
宗教に傾倒する、
カリスマ性に夢中になって追っかけする、
などの行為が起こるのも特徴です。
これも規範依存性と、
アイデンティティーの脆弱性と、
真の愛情の欠如が影響しているんです。
言いつけの対象を変えて依存して、
安心させているんですね。
10代から20代は、まだまだ自立するには不安定な状態。
現実と理想の中間をうろうろする猶予期間。
現実はちょっと厳しすぎるところもあるし。
それで横道にちょっと逸れてみようかなってなるのよね。
昨年12月後半「性エネルギー」の所でもご紹介しましたが、
言いつけに縛られていた状態から解放の危機に晒されると、
サディスト的に攻撃したい思いや、
マゾヒスト的にまだ縛られていたい思いが、
混在しちゃうのね。
すると苦しまみれの第三の道が生まれるの。
何か対象物を追従し、
記憶&模倣で同一化を狙い、
不安定な気分を一掃し、
安心させていこうとするのね。
(人間の心って凄い仕組み持ってるよね)
ちょっと補足のために横道それますよ。
大昔、今日無事に生きられるかという時代は、
この世に生まれたことを悲劇と思わなくて済むように、
空は神、太陽は神、山は神、風は神、水は神と崇め、
友好的になれば災害を遠ざけられると考え導きました。
これが最初の信仰とされてます。
感情を鎮めるテクニック。
それでも迷子になってしまう人間のために、
神を人格化し、
安心させる手立てとして使い、
「宗教」たるものを創り上げています。
現代まで色んな形になって残されていますよね。
はるか昔から人間の規範依存性が、
上手く使われているんですね。
愛の象徴を問うために、
宗教戦争までが起こってしまうぐらいだから、
人間とって見守られ愛されるって、
相当価値のあることなのよ。
『人間の心性は、
何かと繋がっていることが重要である』と、
先人は見抜き認識していたのだろうと思います。
人生を波乱万丈にしないために、
何を欲しがっているのかの目線に立って、
日頃から自分と向き合っておかないと、
一点集中するものを間違えるってことだと思うのよね。
(横道から復帰)
苦しまみれの第三の道が慢性化すると、
嗜癖になります。
行動依存。
恋愛依存、ロマンス依存が値します。
宗教への傾倒は、ロマンスと言えなくもありません。
神様やその世界に恋をし、その中に居ることが快感になります。
現実への疑問(不安・拒否)
↓
異世界への傾倒(集中するモノを変換)
↓
異なる規範への依存(安心)
こころが不安定で幼い状態では、
新しい価値や風紀を自分で作ることもせず、
誰かの世界観を求めて、
傾倒していきやすいんです。
なりきり性格
見せかける性格
かのごとく性格
これらは青春期心性の要素によって、
つくられているといってもいいかもしれません。
また、
学校の成績優秀者、頑張り屋、しっかり者、
一方で成績不振、引きこもりがちと言われた人が、
入信者に多いのは知れていること。
極端化している心は、隙をつかれやすいと知っといてね。
・非現実への逃避を選ばないようにする
・現実適応能力を慌てずに開発する
・経験の受け止め方、意味づけの仕方、利用の仕方、信念の持ち直しを学ぶ
それが青春期は大事なんだと思います。
明日に続く。
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