2022年12月13日火曜日

尊敬と憎悪のなかで苦しみが増幅します

 





優しさは、善悪や清濁の存在をそのままに受け止める力があります。

もし、

強迫症状で自他を責め立てるようなことが多いなら、

まずは、

自分の心の中に優しさをつくって持ってください。


さて、

思い通りにいかなかったとき、

その対象者が、

好きな人やいい人かも!?と意識した人のほうが、

苦しみが強まるのはなぜでしょうか?

今日はここを考えていきましょう。


そもそも、

いいなぁと期待をするとき、

心で何が起こっているかご存知ですか?


じつは崇めているのですね。

下から上を見上げてます。


その人たちのように『なりたい』『追いつきたい』と、

羨む自分がいます。

子どもが対象になるのは、

可能性をたくさん秘めている存在だから。


その人と関係を結ぶことで、

自分の足らないものを補い、

これで完全な状態になっていると錯覚して、

一瞬心が満たされるのですね。

そう、自分も高みに居るという感覚が起こっています。


ところが、

尊敬のまなざしを持った人から、

関係の清算・離脱を受けたらどうなるでしょうか?


一度は上がった気分になった状態から、

突き落とされるのですから、

嫉妬と恐れが生まれないわけがありません。


ここで憎しみが一旦広がります。

嫉妬と憎悪はワンセットですから。


ほとんどの場合、

良かったころと同じ状態に持っていこうと努力するでしょう。


ところが、

欲望にしがみついて、

努力を何度も繰り返しても、

望む関係には至らない場合も多いのです。

不幸に貶められた屈辱感からは、

もう憎しみどころで収まりません。


怨恨です。親族間でも起こります。


相手をどこまでもコントロールしたい欲望に駆られて突き動きます。

けして大袈裟な言い方ではありません。


優しさと愛情は姿を消し、

心が黒い感情に覆われてしまうから辛いのです。


こうなってしまったら、

知恵を持ち出します。

知識は回復の最大の武器。

これも精神作用のひとつです。


一つ目。

嫉妬のエネルギーの使い方。

嫉妬は、善と悪の二つに分かれます。


悪いエネルギーになると恨みですね。

でも、

善いエネルギーに意識し直せば、

自己向上心(情熱)に変えられます。

こっちを選びましょう。


二つ目。

自己向上心のために、

相手と自分を切り離し(境界線を引き)崇拝関係を清算します。

切り離せます。

自分のほうが相手に手を伸ばしているのですから。

この手段で依りかかりを清算します。


三つ目。

黒い感情の中に身を留めるほうが危険です。

黒い感情から人を罰しているとき、

心でどんな作用が起こっているかご存知ですか?


なんと、、正義と思い込んで気持ちよくなっています。

自分が大きくなり相手が小さくなっていると、

心は安心するのです。

だからやめられなくなります。


思いがけないことかもしれませんが、

深層心理を知るってとても大事ですよ。


心理・知性・理性が改まるほうがずっと有益です。

こちらの選択なら、

心の奥深くからの妨害を排除できます。

この世での生き方そのものが変わりますから。


ぜひトレーニングを重ねて、

認知の歪みを清算してください。


自分史上最高の自分になるほうへ、

歩みを進めてください。

今のあなたならきっと近づけます。



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