2023年12月28日木曜日

抑圧した意識たちが体を痛めつけていきます(自律神経失調症)

 


口にして言えない・・と片づけてきたことが、

あるとき堰を切ったように飛び出してくる経験はありますか?


パートナーシップのご相談ごとには、

たいてい憑物のようにこの内容が入ってます。


その日が来るまで、

言いたいことなどないように振る舞っていて、

ケンカの際に、

「今日という今日は、言わせていただきますッ!」と、

前置きをした後に延々と不平不満が出てくる。


それはスゴイパワーです。


ドラマの中のお話しではありません。

現実に存在します。


言ってしまったことうんぬんより、

ここで取り上げたい内容は、

それだけのエネルギーを身体の中に抑圧しているのですから、

体が不調に至らないわけがないというところ。


あっちこっちにしわ寄せがあったはずなんですね。

(これらをひっくるめて身体症状といいます)

心が関係しているとは思いもせずに、

ことごとく放置してきています。


なかでも代表例は、

自律神経失調症という名でひとくくりにされたもの。


一昔前は心療内科さえない時代ですから、

どうしてもこうなってしまってたのです。


溜め込んだエネルギーは命にとって猛毒です。

人の内臓だけでなく表情まで変えていきます。


眉間に深く刻まれた縦ジワ、

肝斑、肌荒れ、

硬く結んだ口元によって生じるほうれい線などは、

予兆に過ぎません。


憤怒のエネルギーは血液とともに体内で循環し、

老化を加速させるだけでなく、

内分泌腺異常を起こさせます。


自律神経失調症を発症するに至る原因に、

共依存病理が関係しています。


共依存を持っている人は、

気持ちを開示したら、

こちらの欲求をかならず相手が請け負って返さなければいけない、

イヤと拒否する権利はなく、

返すものだと紐づけて解釈しています。


そう解釈するため、

自分も周りから望まれれば、

イヤと言わずにやらなければいけないという解釈にもなってます。

これが大きなストレスとなって襲いかかっています。


言葉にして嫌な思いをするくらいなら、

黙って耐えたり、

自分でやってしまったほうがいいと暮らしてます。


この交流は大きな間違いです。

暮らし方まで誤ります。


着目して欲しいところは、

心理発達課題が止まった状態が原因だってことです。


原因さえわかれば除去できます。


本来は、

気持ちの開示は善悪対象ではない。

個人を知ってもらうのが一段階目。


気持ちから生まれてた要求を、

相手にわかりやすいに自分が文章を作って、

明確にする自己表現が二段階目。


要求に対して相手は断る権利があります。

交渉を重ねながら柔軟に落としどころを見つけるのが第三段階目。


Aという要求を出したら、

Aじゃなきゃダメというものではないことがわかりますでしょうか。


心理発達を遂げているなら、

気持ちだけでも受け取ってくれて嬉しいというコミュニケーションが容易です。


AからBになってもよいと、

はじめから枠を大きめに持っている自由さが存在しますよね。

他者の介入をさほど必要としてない自立心理になってます。


知らなかった人は同一化願望が最優先されたままですから、

共依存が濃厚です。

ここは意を決して勉強どころです。

わざわざ不愉快になる交流法を選ぶ必要があるでしょうか?


現実が思い通りにならないという不平不満が、

自律神経失調症を招きます。


その原因のほとんどは情報処理の仕方です。


新しい情報は知性と理性を向上させるチャンスです。

ぜひチャンスをものにしてください。







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