心のメモ帳にようこそ。
このブログが皆様のお役に立てますように。
嫁姑戦争がなぜ勃発するのか。
これを紐解いていきましょう。
夫とははっきりとした上下関係に収まるしかない妻にとって、
助けの綱は子どもです。
とくに跡取り息子。
長男。
家長をいずれ務めるような存在なため、
妻としてはこの子を誰もが認める存在に育てなければなりません。
心理的近親相姦という事態になることしばしばです。
ここで疑問がわく人もいるかもしれません。
息子はなぜ母親の介入を許したのかと。
では、子ども側からみた母親の立場を理解していきましょう。
ここは、
これから改善しようと努める方にとってはポイントです。
子どもには、
母親の負担が『疲れ』『不調』というかたちで伝わってきます。
親の疲れた顔を視るのは忍びない。
だからそこで親をケアする意向に変化していきます。
本来なら、
子どもは外界へと関心が向かい、
色んな体験を通して自分の世界を創っていく時期です。
年月を重ねていくと、
母親も歳を取ってきますのでその苦悩ははっきりしていきます。
鮮明になるという感じです。
年齢が上がると母親に対してアドバイスするようになったり、
母親の愚痴をつねに聞くようになったり、
ときには、
母親に変わって父親に弁を広げます。
役に立っているという感覚です。
母親は、
夫だけでなく祖父母の問題をも息子に開示するようになり、
息子にもっと期待をするようになっていきます(無自覚)。
息子はすっかり母親の世話をする人に成長します。
ヒーローのような疑似夫婦になります。
母親に対する息子の存在価値は格段上がってます。
この母と息子の関係を母子カプセル化といいます。
自然とそうなってしまうのですね。
ヒステリー性のとても強い母親だと、
長い年月の末のことですので反抗するのも難しいのです。
この密着した関係にとって、
長男の結婚話はどう映るでしょうか?
もうおわかりですよね。
不愉快です。
なぜなら母親に強い分離不安が起こるから。
見捨てられていく、置き去りにされていく感覚が湧きます。
すると、
息子を自分のほうへと引き寄せておかなければなりません。
嫁を異物として扱わない限り、
自分の存在価値が守れません。
ここで宣戦布告がなされます。
息子の婚姻に口をはさむ、
嫁に嫉妬する母親は、
異常な強いホメオスタシスが働いている典型的な例です。
問題はそのことではありません。
母親も息子も精神的発達を遂げていないところが問題なのです。
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