2018年7月20日金曜日

優等生のラベリングに邪魔をされる追従タイプ

追従タイプは、

承認の欲求を最優先に考えて過ごしてきている思考癖です。


家庭内で、

何かをすると褒めてもらえる。

逆に何かをしていないと怒られる。

何かをちゃんとしておかなければ、家に置いて貰えない。

いつもちゃんとしてないといけない。

居心地が悪い・・・・・。

こんな感じ。


愛着は不安定型です。

条件や命令をまず顔色を伺いながら待ち、

親の要望をまず先に汲み、

怒られないようにしようとします。

早い話が、

これなら文句は言われないだろうと思って、

良い子を選択してきた経緯があります。

承認を得ることが安全だと認知している精神構造です。


親から求められる条件がいっぱいで、

自由意思を持つ余地もなくなってたことも加担してますが、

(心に不満は沢山あるけれど)

それで結構成績優秀をキープしてたりします。

学歴も評判もまずまず。

一般社会では評価が高い人生を突き進んでたりします。


ただ『承認されてきた自分は素晴らしい自分である』って解釈が、

ちょっと盛って着いちゃうのよね。

承認されてきた自負は人一倍。

そのため優越意識や特権意識があります。


しかし過剰に条件を置かれ続けた環境では、

褒められた追従行為とは裏腹に、

自己決定の力と自由意思はまず脇に追いやられています。

これが劣等意識になっていますが、

大抵都合が悪いんで封じ込めてます。

これがかりそめの自立心の特徴です。


ベクトルが二つありますでしょ。

上向きと下向き。

自信ありげと自信のなさ。

これが過大評価と過小評価の二極を彷徨う不安定な思考に加担してます。


(上向きのベクトル)

人よりも承認されてきた自分は、

誰にでも承認されるはずだ、

承認されていたいと思い込んでいきます。

上昇志向に走りやすい。


でも自由意思による経験はあまりありません。

現状有力情報や親の偏狭な情報を追従するだけの自我で、

そのまま青年期を迎えて、

社会に出ています。

これでトラブルが起きているのです。


入社した会社でなかなか成果を出せず、

追従している対象からも段々とずれが生じて、

不適応が起きていく。

焦りが生まれる。

優越意識に陰りが見えてくる。

天才肌と秀才肌の違い。

立ち位置に不安が生じる(特権意識が崩れる)。


そこで、

・何がしたいのか

・どうしたら良いのか

自問自答しても出てきません。


自覚があるのは「不快」な気分だけ。

今まで承認されてきた自負が、

妙なプライドとなってご本人を複雑な心境にしていきます。


内面に潜めてきた追従タイプが露見するのをまず嫌がります。

これじゃだめだ。

もっと頑張らなくちゃ。

自己嫌悪。

そこで現れるのが厳格・冷酷タイプ。

ググッと優勢になるんです"(-""-)"


代表パターン①(上向き)

厳格・冷酷タイプが一時的優勢の場合は、

批判精神満載で、

先輩だろうが上司だろうがお構いなしに、

この会社は可笑しいッって断罪する手段に出ます。

責任転嫁です。(←自分を正当化、劣位を脱出するために合理的)

それで会社を辞めるってケースになるのよね。

で、次の会社でも同じようなパターンになる。

優越欲を捨てられない就活で、

停滞することが多いのがこのタイプです。

(甘え損ねから作られた君主論が存在します)


代表パターン②(上向き)

優等生、目立つ職業や際立つことに固執する。

もともと成績優秀者です。

頭の回転は速いほう。

そこで損得勘定と、

危険察知能力の高さと、

他人の要望を汲む力を利用して、

精力的に有権者を追従していく。

いつしかイエスマンをとり巻きにして、

自分の弱みは決して見せないように、

厳重に自我を守ろうと防衛し続けます。

(甘え損ねから作られた君主論が存在します)

生涯に渡って優等生のラベリングを維持しながらも、

親の意見には逆らえない追従をしています。


彼らの手段は秩序的でかつ規則性。

強迫性も兼ね備えていることが珍しくはありませんので、

ひとたび職場や伴侶に愛着対象が生まれると、

執拗な我欲を持ち出し支配がエスカレートします。

近親者ほど厳格・冷酷タイプの犠牲になります。

(ちなみに・・・・・執着心がとても強い人は、

血縁関係に問題がある人がほとんどです。

愛情不足と承認欲求の凄いところだと思います)


代表パターン③(下向き)

条件や命令に従ってきた素晴らしい自分。

『承認されていた立派な自我』が、

自分を赦せず思考を大混乱に陥らせます。


優越欲が強くあるってことは、

自分が劣位になることは許せません。

断罪的(親のそっくりさん)な思考で自分を滅多切りにします。

同じ環境下に居て、

悠々と仕事をこなす他者に、

嫉妬の刃を向け始める感情に苦悩しながら過ごしています。

しかし、それを出すわけにはいきません。

鬱憤は溜まり、恨みの感情へと進行し、

元々内面に封じ込めた劣等意識と合わさって、

一気に劣等意識に呑みこまれます。

再起を図ろうにも価値分析する材料がなく、

うつっぽい状態へと入ります。

不機嫌なまま周囲の人たちを巻き込んで支配していきます。

(甘え損ねから作られた君主論が存在します)


ちゃんと親の意見に従って優等生をしてきたのに、

社会に出てから躓きを経験する。

プライド(お饅頭の皮)がそぎ落とされないように、

承認欲求を最優先に考えて、

立ち往生するしかなくなってしまうケースたちです。


そうそう、

・エントリーシートに書くことがない

・理想と現実のずれに不快を感じている

・どこに行っても嫌な人が現れる

・どこに行っても満たされない

・就活が上手くいかない不安を抱えている

・どこに原因があるのかわからない

これも変化球的な追従タイプに共通することです。


策は、優越欲をどうするかです。

かりそめの自立心を理解して、

性格を統合することを考えてください。

元に戻ろうとするよりも、

新しい改革をしていくことを受け容れると、

気持ちが明るくなるはずです。


実は、

親のレールから逸脱するチャンスを、

やっと得られたんですよね。

これは追従タイプから解放されるきっかけになります。


パターンの中に当てはまるかもしれないと思った人は、

しっかり頑張った自分を労って、

休んで(甘えて)これからのことのために、

認知の向上を図りましょう♡

自由時間をもって、自分を甘えさせてあげます。

自分のご機嫌を自分で取って、エネルギーチャージです。

楽しい軌道修正を計画していきます。

自分らしいルート改革です。

親もわかりません。

貴方の自問自答が導き出します。

自己実現へ向かいましょう。


個人の問題の前に、

心の仕組みを知って精神的に理解する。

丸っと包み込む親心を持ちなおす。

自由意思や自己決定の訓練と実践をする。


楽しく鍛錬よ。

これって自己愛だから。

自分の綻びすら愛でる。

生きている限り前進できるって、信じてあげることだと思うのよね(*'ω'*)


対決すべきテーマや目的があるとき、

いい意味で自分が自分の最強の味方になれるシステムが、

人間には備わってます。

人間だけは自らの意志で、

選択を変えて自分を導くことが出来ます。

気分が上がったり下がったりに苦しむことが少なくなって、

自由な感じで前に進めたらいいですね。








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