2018年7月1日日曜日

仲間意識と差別化で常軌を逸した行動になる

昨日の溺愛に続き、

今日は仲間意識について。

とても仲間想いの人っていますよね。

自分のグループに所属するメンバーを、家族と同様に接してくれる人たち。

愛情深い方々に見える。

この方々の頭の中でも、

オキシトシンホルモンが分泌されていて、

絆を深めることに影響しています。


世話を焼いてくれたり、関心を寄せてくれたり、

気がつかない所に手が届いたりと、

大変重宝する人材になる素質を持っています。

と、ここまではとても良い雰囲気でお話を進めてきました。


しかし、良い面だけではないのです。

物事は表裏一体。

では始めます。


動物本能が備わっている私達人間は、

孤立すると生き残れない可能性が高いことを知っています。

そこで社会性を身につけて、孤立しないように知恵をつけます。

所属先にはそれぞれ一定のルールが存在し、

その秩序を守ることで所属するグループの一員とみなされ、

一緒に居ることを許されます。


秩序を守っているときは問題は起きません。

秩序を乱す存在が現れたときに、

オキシトシンのもう一つの働きが顔を出します。

それが攻撃です。


秩序を守らない人を見つけると、

仲間意識の絆が崩壊しかねません。

心配が発動します。

そこで秩序を守るように強く迫っていくのです。


グループの一員として、その人だけを差別化するわけにはいきません。

そこで再度、平等意識を持たせることが必要になります。

努力の甲斐あって、仲間意識が元に戻って団結されれば事は済みます。

心配が消え、安堵の雰囲気の中で通常運行がなされていきます。


しかし仲間意識が戻らないと、

戻るまで攻撃をやめません。

これがオキシトシンのもう一つの特徴です。


よくあるケースは、

反抗期を迎えた子どもに、

自己主張を忌み嫌い、

ひどく攻撃的に当たる親御さんは、この傾向を持ってます。

要注意です。

親側の心情に心配性が絡んでいるとかなり暴走してます。


なんとしてでも秩序を守らせようと強く迫っていきます。

度を越えていく強要に加担しているのが認知の歪みです。

自分はけして間違っていることなど何一つしていないと、

攻撃を正当化してしまうのですね。

正義感として任務を遂行しているんだと認知していきます。


正義なので管理は致し方ないこと。

貴方のことを思ってやっている。


仲間意識が必要とされる集団の中で、

秩序を守る本来の意義と、

権力意識とがすり替えられて、

人を支配するようになってたりします。

厳しい処罰やいじめのケースには、

正義感にすりかえられた差別化があったりします。


正義感にすり替えられた差別化は、

いつしか快感になっていきます。

他者への影響力を持つ快感ですね。

権力意識と支配欲と優越欲と玉座の快感が合わさって、

常軌を逸する行為へと発展していることが少なくありません。


溺愛も過干渉も、

また徹底した制裁なんてのも、

リーダー側の一方的な正義です。

この類の典型的。

リーダー側は個人の損得感情、優劣意識ならびに、

一方的な意見の押し付けによる同一化が目的になっていないか、

しっかりチェックしないといけないですね。


人の心に備わる「怖れ」が多種多様に形を変え、

私たち人間を振り回します。

人であるがゆえ誰もが気にかけて、

毎日を大事に生きる必要があるのだろうと思います。



(一区切り)



さてさて今日から暦は7月です。

心配性の問題を長々と5月ごろからつづけてきました。

そこで下半期に突入を記念して、(なんで記念何だろう)

ちょっと目線を変えてみようと思います。

心配性な人ほど、

「支配欲・優越欲・同一化」を望みます。

そのメカニズムを、

育てられ方の悪連鎖としてみたらいかがなもんかと思ったのです。

祖父母から両親世代へ。

両親世代から子ども世代へ。

ずるずると悪癖が連鎖している家系ってあるんですのよ(*'ω'*)


孤立することへの恐怖を背負いながらも、

誰かを頼らざるを得ない葛藤側。

彼らの心理を分析すると、

複雑な心理を持たざるを得なかった原因がありました。


ヒントは家族や所属の中で、

指導者側が強迫性パーソナリテイ傾向、

ついで自己愛性パーソナリテイ傾向でした。


リーダー側の一方的な主張。

管理・監視・支配の下で、

いつも従わざるを得ない思いをしてきているのね。

彼らのパーソナリティ傾向の前に、

なぜか屈するしかない経験が見事に連鎖してます。


このような管理・監視・支配傾向になる未熟なリーダーの心理。

どうして生まれるのでしょうか。

ちゃんと理由があります。


ヒントは、

仲間意識と差別化の中で早くから大人になることを、

強要された子どもたちが起こしてしまう「甘え損ね」が原因。

「甘え損ねのメカニズム」として取り上げたいと思います。

明日からお楽しみに~






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